赤川次郎さんの『綱わたりの花嫁』を読みました。
あらすじ
結婚式の真っ最中、新婦の酒戸美亜が何者かにさらわれた。
しかし、実際にさらわれたのはアルバイトで美亜の代わりを務めていた内山久美子だった…
感想
誘拐犯たちが要求してきた身代金を、本来の花嫁の父である酒戸は1円たりとも支払わないと宣言する。
しかし、美亜の代わりに誘拐された久美子の母が酒戸に身代金を出して欲しいと願い出たのを断るばかりでなく、足蹴にして死に至らしめたことで状況が大きく変化します。
いろんな要素がぎゅっと詰まったドタバタ劇が印象的なこのシリーズですが、今回は倍の長さがあるためか少しのんびりとした雰囲気でした(温泉旅館が舞台にもなっていますし♪)。
赤川次郎さんの花嫁シリーズは、私が覚えている限り1冊に2作品ずつが収められているのですが、この『綱渡りの花嫁』は、1冊に表題作の1作のみが収められています。
そのためもあってか、ボリューミーな作品に仕上がっています。
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