赤川次郎『黄緑のネームプレート』

9/11に発売された赤川次郎さんの『黄緑のネームプレート』を読みました。
休みを使って発売当日に一気読みです。

爽香一家は秋になってようやくとれた休暇先で、海に浮かんでいた赤いスーツの女性を救出します。
彼女は首相お気に入りの作家・郡山との別れ話を受けての自殺だった模様。
また、郡山はテレビのニュース番組で現政権への批判を繰り返すキャスターを降板させるように要求します。

この作品、帯にでかでかと「今度の爽香は政治と権力に立ち向かう!」って書かれているんですよね。
でも、正直私はそういう話は苦手…
それでも、読んでみると赤川次郎さんらしく、悪いものは悪い、悪いものは制されると、時代劇のようにバッサリと斬られているので、苦手感が薄れました。
実際の政治もこれぐらい白黒はっきりしてくれると良いんだけどなぁ。

爽香の中学生時代の恩師・河村衣子先生を励ますための食事会が開催されるのですが、そのメンバーが豪華!
オールスター揃い踏みです。
本当なら、逆恨みされた爽香が命を狙われたところを何とかくぐり抜け、食事会に合流するというパターンなのですが、今回は中盤に用意されています。
このシリーズとしては異例の(?)平和な食事会となりました。

物語の締めくくりも、お約束の爽香が逆恨みされて命を狙われ…というパターンかと思いきや、ちょっと変わった展開となっています。

 

 

 

過去の「赤川次郎」記事

 

 

 

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