赤川次郎さんの『泥棒に追い風』を読みました。
「夫は泥棒、妻は刑事シリーズ」の第16弾だそうです。
独り暮らしのお年寄りが殺害され、しまってあった現金100万円が持ち去られる事件が発生します。
現金を持ち去ったのは目下失業中の有田広一なのですが、殺害はしたのは別人。
有田が老人の葬儀に訪れたことをきっかけに、裏社会に通じた企業H興産の女社長清原さつきの秘書として雇われることに。
殺害された老人はさつきの父親なのですが、さつきは何を考えているのか…
やがて、話は大規模な武器密輸取引へと展開していきます。
このシリーズの核にもなっている淳一と真弓の仲の良さ、夫婦の絆がよく現れている作品だと思いました。
過去の「赤川次郎」記事
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