柿元邦彦『GT-R戦記』

柿元邦彦さんの『GT-R戦記』を読みました。

柿元さんは2004年にSuper GTの日産総監督に就任し、12年間で6度のシリーズチャンピオンを獲得した名将です。
レースファンのみならず、ビジネス書としても価値のある1冊ではないでしょうか。そこかしこに仕事のヒント、マネジメントのヒントが含まれていました。

Super GTについても私の知らないことがたくさんありましたし、内側から見たレースの話は貴重なものでした。
今回は図書館で借りて読んだのですが、本棚に追加しちゃおうかな?

同じ時期に日産で活躍された方として、R35型の日産『GT-R』の開発を率いた水野和敏さんがおられますが、水野さんの名前がほとんど出てこなかったことに違和感を感じました。
簡単にですが、お2人の経歴を見てみると、一緒に仕事をすることは少なかったようです。確かに2人の天才がいれば違う仕事に振り分けたいですよね。逆に言うと、2人を同じところにつぎ込まなくても良かったということは、日産のスポーツ、モータースポーツ部門は比較的順調だったということでしょうか。

本の中、特に最後に今後モータースポーツを発展させるための提言をされていますが、本当に日本にもモータスポーツが根付いてくれたらなぁと思いながら拝読しました。
そんなタイミングで女性によるフォーミュラカーシリーズ「Wシリーズ」発足のニュースが。タイミングが良すぎです。

それにしても、久しぶりの読書覚え書きになってしまいました。
1番の理由は「本に追われた」こと…
読みたい本が3冊ぐらい立て続けに発売になったり、図書館で予約していた本が届いたりと、気がついたら6冊も同時に読んでいました…
私はよくこんなことをやってしまうんですよね。スマホでは電子書籍を、家では紙の本を、と2冊並行に読むのは当たり前。さらに、その時の気分に合わせて2冊ずつの計4冊っていうのがデフォルトですかね…
「読書の秋」ということもあり、本に追われるのは楽しいのですが、図書館で借りている本は返却期限があるので焦ってしまいます。

 

 

 

 

 

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