【読書】赤川次郎『キネマの天使 レンズの奥の殺人者』

赤川次郎 キネマの天使シリーズ ├ 赤川次郎

赤川次郎さんの『キネマの天使 レンズの奥の殺人者』を読みました。

感想

なんでも、新シリーズなんだとか。

主人公はスクリプターの東風亜矢子。
スクリプターとは、映画やドラマのエンドロールで「記録」として記載される職業で、バラバラの順序で撮ったシーンをあとで繋いだ時に矛盾が出ないように服装や役者の動きなど、様々なことを記録する人のことです。

そう言えば、この「スクリプター」という職業を知ったのも赤川次郎さんの作品の中でした。
映画大好きの赤川次郎さんらしい新シリーズキャラクター。むしろ、これまで映画を舞台にしたシリーズが無かったのが不思議なぐらい。
(シリーズものの作品で撮影現場が出てくることはありましたが)

赤川次郎さんが大好きな映画界が舞台だからなのか、登場人物が活き活きと動き回り、メリハリのついたストーリーにハラハラさせられたり、ほのぼのさせられたり。
最後もしっかりとオチがついていて面白かったです。
シリーズ化されるということなので、どの人物が今後どのような立場で登場するのかなぁなんてことも考えながら読んでいたのですが、いまいち見えませんでした。
次の作品も楽しみでしかたありません。

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