内田康夫さんの『上海迷宮』を読みました。
感想
舞台は前回読んだ『ユタが愛した探偵』同様海の向こう。今回はどうやって行くのかなぁ?と思ったら、大阪からフェリーが出ているそうです。関西に住んでいる私ですが、まったく知りませんでした。フェリーがあるのであれば日本海側からなのかなぁとばっかり。
ちなみに、上海へは仕事で1度行ったことがあるのですが、現地の人や行き慣れた同行者の人にお任せだったので、地理はさっぱりわからず。建物の名前もわからないので、本を読んでいても以前訪れたことがある場所が舞台になっているという感覚はありませんでした…
浅見光彦は中国語ができませんので、当然現地では通訳が必要。そのもどかしさを強調したいところは読んでいてももどかしいように書かれており、スピード感が欲しいところではスピーディに。その書き分けの巧みさに舌を巻きました。
中国という特殊な環境での話で、どんな話になるのかと思いましたが、私は結構好きですね。
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