赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの復活祭』を読みました。
「三毛猫ホームズシリーズ」の最新作、52作目の作品となります。
三毛猫を探偵役にしたこのシリーズ、本当にうまく作られていると感心させられます。
さて、今回の話はオレオレ詐欺をテーマにした作品です。
最近の赤川次郎さんの作品は社会問題を巧みに取り入れたものが時折見られます。
後半は舞台を山中の寄宿制学校に移します。
現実から離れたというか、都会の喧噪から離れた場所で事件が進んでいくのも赤川次郎さんの特徴の1つです。
オレオレ詐欺をテーマにした作品にも関わらず、読み終えるとすがすがしかったり、ほろ苦かったりするものの、怒りなどを感じさせないのも凄いなぁと感心させられました。
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