内田康夫さんの『ユタが愛した探偵』を読みました。
なんでも、この作品は「浅見光彦最大の危機」としてファンの間では有名なんだとか。
と言っても、”生命の危機”ではなく、”貞操の危機”なんだとか…
読んでみると、確かに2度、3度浅見光彦が”襲われる”場面が。
今回は2人のヒロインに圧されっぱなしでしたね。
この作品は浅見光彦シリーズ唯一の沖縄が舞台となっています。
飛行機嫌いの光彦がどうやって沖縄に渡るのかと楽しみにしていたら… 普通に飛行機。しかも2往復しています。
後期の作品では飛行機を利用することも何度か見られますが、あまりにあっさりと… まぁ、そこでああだこうだとページを割くよりも、ストーリーを追ってくれた方が読む側にも良いのかもしれません。
私は学生の時に学会で沖縄に行ったことがあり、その時に首里城には行ったことがありますが、今回舞台となっているのは私には馴染みのない所。そのため、地名の読み方をなかなか覚えられなかったりと、少し読みづらく感じました。
ストーリーの方は内田康夫さんらしい話かなぁと思いました。
沖縄を舞台に選んだことで、異国情緒と言ったら怒られそうですが、いつもと少し違った雰囲気で話が進み面白かったです。
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