東川篤哉さんの『探偵少女アリサの事件簿 今回は泣かずにやってます』を読みました。
「探偵少女アリサシリーズ」2冊目の単行本です。1冊目の『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』同様、4作の短編が収められています。
ジャンルとしては東川篤哉さんお得意のユーモアミステリに分類されますが、探偵役は10歳、小学校4年生の少女アリサです。前作ではアリサの”泣き”のシーンがお約束になっていたのですが、本作では、タイトルにもあるように”泣き”のシーンは封印されています。しかし、必殺の”キック”は健在です。
ストーリーの方は、”意外性”に重きを置かれていて、トリックや謎解きのキレはいまいちかなぁと思います。
それでも次の話を読みたくなるのは、東川ワールドにはまってしまっているからでしょうか…
本田望結さん主演でドラマ化もされましたが…あのドラマはインパクトに欠けていたかな?
もう少し原作のいいところを取り込んで、再度ドラマ化してほしいななんて思っていたりもします。
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