【私の好きな本】『容疑者Xの献身』

東野圭吾 ガリレオシリーズ └ 東野圭吾

最初の自己紹介のような記事で、いかにもミステリを中心に読んでいます!といったような作家さんの名前を並べておきながら、1番好きな本は、佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』で、人に1番お薦めしたい本はスティーヴ・キングの『グリーンマイル』って、どっちもファンタジー小説やないか~い!とツッコミが入りそうなので、”私の好きな本”の第3回は今ノりにノっている東野圭吾さんの『容疑者Xの献身』を取り上げてみたいと思います。

東野さんの小説で初めて読んだのは『名探偵の掟』。最近東野圭吾という作家が来てるらしいぞ、ということで適当に抜いたのがこの作品だったのですが、この作品は探偵小説での”お約束ごと”を取り上げた、下手をすると自縄自縛になりかねない内容(と言っても、そんなきわどい内容ではありませんが)。さぞかし書いてて楽しかっただろうなぁと思いつつ、こちらも楽しく読ませていただきました。
ただ、この本からは東野圭吾さんの人気の理由が見えてこない。そこで、当事映像化されるだか、されただかでタイトルを耳にしていた『容疑者Xの献身』を買って読み始めました。

読んでみると、これが面白い!

最後まで何がどうなっているのかわかりませんでした。まんまと東野圭吾さんの術中にはまったという感じ。少し悔しくもありながら、確かに答えを見てみれば何故わからなかったのだろうと思うほど綺麗な解。さすが”ガリレオ”ですね。
犯人はわかっているのだけど、なぜか逮捕できない。なぜか常に先手先手が打たれていて、どれも崩せそうで崩せない…

答えを見るまでモヤモヤした気分でしたが、読み終えるとなんともすがすがしい気分になっていました。

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