└ 中山七里

【読書】中山七里『死にゆく者の祈り』

タイムリミットは死刑執行まで。拘置所の集団教戒に訪れた僧侶・顕真が見たのは、25年前に自らの命を助けてくれた関根要一の姿だった。関根は5年前に見知らぬカップルを殺害。第1審の判決を受け入れ、最期の日を待つ死刑囚となっていた。顕真は関根が殺人を犯したことが信じられず、自ら再捜査をはじめる。
▼著者 ア行

【読書】麻根重次『千年のフーダニット』

153年前にシオンを殺害したのは誰だ?若くして妻を亡くしたクランは、6人の被験者とともに、人類初の長期間冷凍睡眠実験に参加する。1000年後、クランら6人は計画通りに目覚めたが、被験者の1人・シオンだけは目覚めることがなかった。シオンは装置の中でミイラと化していたが、装置を再起動するには外部から操作する必要があった。
├ アガサ・クリスティー

【新刊】アガサ・クリスティ『セヴン・ダイアルズ』

4/18、創元推理文庫より、アガサ・クリスティの『セヴン・ダイアルズ』が発売されました。チムニーズ館に滞在していた若者が死亡した。館の主の娘・バンドルは、若者の死に疑問を抱く。『七つのダイヤル』を新訳、改題
├ 小路幸也

【新刊】[文庫化]『ペニー・レイン 東京バンドワゴン』

4/18、集英社文庫より、小路幸也さんの『ペニー・レイン 東京バンドワゴン』が、文庫化されて発売されました。連続不審火が3件発生した。野次馬を撮った写真を見ると、いずれも〈東京バンドワゴン〉の隣にあるアートギャラリー〈アートウ〉の店主・高見が写っていた。放火犯は現場に舞い戻ると言われるが…
└ 森博嗣

【新刊】森博嗣『日常のフローチャート Daily Flowchart』

4/18、KKベストセラーズより、森博嗣さんの『日常のフローチャート Daily Flowchart』が発売されます。『道なき未知』、『静かに生きて考える』に続く、「充実した人生に必要な志向のツール&メソッド」。あなたの運は、「思考」と「計画」で決まる。
└ 中山七里

【読書】中山七里『越境刑事』

新疆ウイグル自治区出身の留学生ら2人が立て続けに殺害される事件が発生。「県警のアマゾネス」こと高頭冴子警部は、事件に中国公安部が関与していることを突き止めるが、活動家の夫を持つ女性を拉致して中国へ出国されてしまう。『逃亡刑事』の「高頭冴子シリーズ」第2弾。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『逆転泥棒』

窃盗で前科2犯。2年間の服役を終えて出所した善人は、懲りもせず出所の翌日に次の"仕事”に手を出すが、空き巣に入った家は、初恋の女性・マリアが住む家で、結婚相手は幼馴染みだった。翌日、現場に舞い戻った善人は、マリアとはち合わせてしまう。(『あなたに会えて困った』を改題)
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『アイルランドの薔薇』

アイルランド・スライゴーのB&B(ベッド&ブレックファスト)で、NCF(新世紀のフィニアン団)の副議長が殺害された。和平交渉を間近に控えたこの時期に、副議長が殺害されたとなっては交渉に支障が出ると判断したNCFのメンバーたちは、警察に届けずに、自らだけで事件を解決しようとする。北アイルランド問題を取り上げた社会派ミステリ。
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『口外禁止』

あなたの人生、プロデュースします。人づきあいに悩む大学生・金崎恵介宛にメールが届いた。サッカーW杯の番狂わせ3試合の結果を的中させてみせた『AIザム』が、恵介にアドバイスをおこない、人生を変えてみせるという。さっそく、女子大生の穂香と知り合うことができた恵介は、自らの人生が変わっていくことを実感する。ただし、『AIザム』のアドバイスを受けていることは、誰にも言ってはいけない。”口外禁止”だ。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ブラック・ショーマンと覚醒する女たち』

「やりましたね。本物です」恵比寿にある隠れ家的なバー『TRAPHAND』のマスター・神尾武史は陣内美菜に向かってにやりと笑った。美菜の夢は玉の輿に乗ること。年収は2000万円以上、年齢差は15歳以内というのが条件で、これはと思う男性が現れると、人を見る目が確かな神尾に見極めを依頼していた。
├ 石持浅海

【新刊】石持浅海『夏休みの殺し屋』

4/8、文春文庫より、石持浅海さんの『夏休みの殺し屋』が発売されました。殺し屋を副業とする経営コンサルタントの富澤充のもとには、次々と殺人の依頼が舞い込んでくるが、依頼人もターゲットも癖のある人物ばかり。殺しを実行すれば良いだけなのだが、富澤はついつい彼らの行動の理由を推理せずにはいられない。
├ 横関大

【新刊】[文庫化]横関大『闘え! ミス・パーフェクト』

4/10、幻冬舎文庫より、横関大さんの『闘え! ミス・パーフェクト』が文庫化されて発売されました。「わかりました。その問題、私が解決します」給食異物混入の犯人は? パワハラ男をどうにかせよ! かつての上司が自殺?元エリート官僚にして総理の娘・真波莉子が世直しに奔走する。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『小暮写眞館Ⅰ』

「あんたンとこの写真で迷惑してンだからね」高校生の花菱英一が、女子高生から受け取ったのは1枚の心霊写真だった。商店街の中に写眞館として建てられた家に引っ越してきた英一は、友人の店子力とともに女子高生から押しつけられた心霊写真の謎に挑む。
etc.

【その他】図書館にない本を…

他のブロガーさんのレビューやネット記事、新聞の書評や広告などを見て、読みたい本リストを作成していて、その中から図書館で借りてくる本を選んでいます。しかし、図書館に所蔵されていない本もあるので、ネット上の古書店でまとめて購入しました。
├ 水原秀策

【読書】水原秀策『偽りのスラッガー』

かつて日本一とも言われたスラッガーの秋草隼は、膝の靱帯断裂でプロ野球選手を引退。それから4年、シーズン途中で契約の話が持ち上がる。表向きは電撃復帰だったが、GMから依頼されたのは、チームのスラッガーのドーピング疑惑の調査だった。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『A DAY IN YOUR LIFE』

僕は殺人犯を探しているんだ――。小説家の槙村朗は、深夜のラジオ番組で、リスナーから送られてきた〈ある1日〉を読みやすいように書き直して紹介している。その槙村は、小学2年生の時に誘拐されたことがある。山の中の山荘で誘拐犯とともに1週間過ごしたのだが、槙村を迎えに来た父を殺されたのだ。
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『彼女が追ってくる』

”わたしは、彼女に勝ったはずだ。その証拠に、私はこうして生きていて、彼女は冷たい骸となって転がっている。それなのに。なぜ、彼女が追ってくるのだ?”起業した友人3人が年に1回集まる「箱根会」。宴が終わったあと、夏子は姫乃のコテージへ行き、アイスピックで姫乃を殺害するが…
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ』

4/4、実業之日本社文庫より、知念実希人さんの『鏡面のエリクサー 天久鷹央の事件カルテ』が発売されました。天医会総合病院の統括診断部の女医・天久鷹央の天敵である叔父であり院長の天久大鷲が、手術を執刀した都議会議員から「殺される」と告発された。病院存続の危機に、鷹央は助手の小鳥遊優とともに立ち上がる。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『〈銀の鰊亭〉の御挨拶』

料亭旅館〈銀の鰊亭〉を経営していた地元の有力者・青河家の別邸が火事になった。別邸には住居としている青河家の主人夫婦しかいなかったはずだが、4体の焼死体が見つかり、身元不明の死体の1つには刺し傷が残されていた。事故として処理されたが、刑事の磯貝はその判断に疑問を持つ。
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ14 摩天楼の誘惑』

世界的なキュレーター、サリーによって、女性キュレーター育成企画の一環としてニューヨークに招かれた葵。世界中から集められた14人の学生の中から、サリーの"テスト"に合格した葵ら3人は、美大生の作品を扱った企画展をプロデュースするように言われるが…
├ 赤川次郎

【著書一覧】赤川次郎さんの著書一覧(2025.04.01 Update)

赤川次郎さんのデビュー作『死者の学園祭』から、最新作『花嫁ヶ丘の決闘』までを網羅した、著書一覧!Googleスプレッドシートへのリンクも張ってあるため、ブラウザの大きな画面で閲覧することも可能です。毎月1日に更新しているため、ほぼ最新の一覧をご覧いただけます。
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『みかんとひよどり』

食とは命をいただくということ。特に猟で獲った動物を解体して料理として出すジビエ料理はそれが強く感じられる。ジビエ料理を好むオーナーの期待に応えようと、自ら狩猟免許を取って雨の中猟に出たフレンチシェフは、道に迷ったところを男に助けられる。その男は、祖父の代から猟師をしているという、こだわりをもった猟師だった。
etc.

【その他】次男の誕生日プレゼントにブックカバーを

春から中学生になる次男の誕生日プレゼントとして、文庫用のブックカバーを贈りました。以前、長男が文庫本を読むようになったときにも、ブックカバーを贈りました。その時は、私もノベルス用のブックカバーを買ってお揃いに。今回、次男用にも同じスリップオンの本革製ブックカバーを贈り、3人お揃いとしました。
├ 呉勝浩

【読書】呉勝浩『法廷占拠 爆弾2』

「異議あり」連続爆弾魔・自称スズキタゴサクの裁判が行われている法廷の傍聴席から、その声は発せられた。声をあげたのは被害者遺族会の一員・柴咲奏多。柴咲は持ち込んだ拳銃と爆弾で法廷をジャック。動画投稿サイトでライブ配信をはじめる。特殊犯係の高東は類家を補佐につけて柴咲との交渉に当たる。また、傍聴席の最前列には午後の審理で証言予定の倖田沙良巡査が座っていた。