├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『希望荘』 介護施設〈はなかご老人ホーム〉に入居していた武藤寛二が、ランニング中の女性が殺害された事件を報じるニュースを見ながら、犯人はそんなつもりはなかったんだけど、つい頭に血がのぼって、手を出しちまったんだ。俺はよく知ってる。と話していた。武藤の死後、息子の相沢幸司は、武藤が生前事件を犯していたのではないかと心配し、杉村三郎に相談する。 2023.02.23 ├ 宮部みゆき
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『クジャクを愛した容疑者』 金持ちの令息令嬢が通うことで有名な学同院の学生・栄野川明夫が殺害された。河川敷に遺棄された栄野川の死体の傷口にはクジャクの糞が付着しており、手にはクジャクの羽が握られていた。容疑者としてあげられたのは、学同院のクジャク愛好会の会長・高木悠介。 2023.02.21 ├ 大倉崇裕
└ 中山七里 【読書】中山七里『連続殺人鬼カエル男ふたたび』 世間を恐怖のどん底に陥れた〈カエル男連続猟奇殺人事件〉から10ヶ月、〈カエル男〉を名乗っていた当真勝雄が再び動き出した。標的になったのは精神科医の御前崎教授。カエルの中に爆竹を入れて破裂させたように、御前崎教授をバラバラに爆破してしまった。ア行の5人を殺害したあとは、サ行へ。カエル男の魔の手は関東一円へと拡がる。 2023.02.20 └ 中山七里
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『Iの悲劇』 南はかま市の職員・万願寺邦和は、無人となった旧簑石村に市街から定住者を募る市長直轄のIターン推進プロジェクトを担当する甦り課に転属になった。意外にも結構な数の移住希望者の応募があり、その中から選ばれた十数組が実際に簑石に移住してきたが、移住者からは様々な要望、苦情が甦り課に寄せられる。万願寺と同僚の観山遊香はこまめに簑石に足を運び、献身的に移住者をサポートするが、1人、また1人と移住者たちは簑石を去って行く。 2023.02.19 └ 米澤穂信
└ 中山七里 【読書】中山七里『追憶の夜想曲』 法外な弁護料と引き換えに、依頼人に有利な判決を引き出すことで悪名高い弁護士・御子柴礼司。その御子柴が、高額な弁護料など見込めない夫殺しの被告・津田亜季子の弁護を自ら買って出た。対する検察は、御子柴の因縁の相手・岬恭平自らが法廷に立つ。 2023.02.18 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『夏のレプリカ』 西之園萌絵の友人で地方議員の娘・簑沢杜萌が実家に帰省した夜、両親と姉は客人の車に乗ってどこかへ出かけたあとだった。そして翌朝、簑沢家に誘拐犯の1人が押し入ってきた。その誘拐犯はリビングの壁に飾ってあった仮面を身につけていた。 2023.02.16 └ 森博嗣
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『ペテロの葬列』 今多コンツェルンのグループ広報誌の副編集長・杉村三郎は、編集長の園田瑛子と取材の帰りに乗ったバスが、佐藤一郎と名乗る老人にハイジャックされた。佐藤は人質たちに慰謝料を払う約束をしていたが、警官突入の際に自殺してしまった。1ヶ月ほど経った頃、人質になった人たちの元へ、本当に数百万円の慰謝料が送られてきた。杉村たちが、この金を受け取って良いものか思案しているうちに、事件の背景にネズミ講詐欺の存在が見え隠れしてきた。 2023.02.14 ├ 宮部みゆき
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『月は幽咽のデバイス』 オオカミ男が出ると噂される篠塚邸でパーティが開かれた。瀬在丸紅子や保呂草潤平が招待されたが、途中から麻雀の面子として小鳥遊練無と家具山紫子、2人と一緒にいた森川素直が呼び出された。しかし、3人が着く直前、屋敷のオーディオルームで見るも無惨な死体が発見される。死んでいたのは、パーティの出席者の一人・歌山佐季。衣類は引きちぎられ、床一面には死体が引きずり回されたかのように血痕が残されていた。 2023.02.13 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『いまさら翼といわれても』 夏休み最初の日、神山高校古典部の部長・千反田えるは、地域の合唱祭に出演することに。しかし当日、自宅にいた折木奉太郎に、伊原摩耶花から、千反田がホールに現れないと電話がかかってきた。奉太郎はホールにいた合唱団員から話を訊き、千反田の居場所を推理する。 2023.02.12 └ 米澤穂信
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『魔力の胎動』 鍼灸師の工藤ナユタが定期的に針を打っているスキージャンパー・板屋幸広は、膝の怪我などの影響があり、選手生命を閉じようと考えていた。流体工学の研究を行っている筒井准教授を訪ねてきた羽原円華は、試合当日の風を読み、自分が指示するタイミングでスタートしてほしいと板屋に進言する。 2023.02.11 └ 東野圭吾
└ 中山七里 【読書】中山七里『さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿』 建築士の烏森健司が殺害された。烏丸は、不動産会社の社長・香月玄太郎が売った土地に建築中の戸建て住宅の中で絞殺されていたが、現場は密室だった。殺人犯が近所に住んでいるかもしれないということで、周辺の住宅の購入を渋る客が出てきたため、玄太郎は自ら事件解決に乗り出す。 2023.02.10 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『幻惑の死と使途』 脱出マジックを得意とする有里匠幻が、屋外ステージでの脱出マジックの最中、ステージの上で胸をナイフで刺されて殺害された。犯人はどこから現れて、どこへ消えたのか、警察は途方に暮れる。さらに、告別式のあと、霊柩車に乗せられた棺の中から、匠幻の遺体が消滅する。匠幻は葬儀の最後に、「諸君が私の名前を叫べば、どんな密室からも抜け出して見せよう」と、事前に録画したビデオを流していた。 2023.02.09 └ 森博嗣
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『ふたりの距離の概算』 4月になり、折木奉太郎らが通う神山高校にも新入生が入ってきた。奉太郎と千反田えるらが所属する古典部も、形ばかりの勧誘活動をしていたところ、大日向友子が入部したいと言ってきた。しかし、5月末の本入部届締め切りの日の前日、大日向は古典部に入部しないと言い出した。そして、翌日は神山高校のマラソン大会。奉太郎は2万メートルを走る時間を、大日向が突然古典部に入らないと言い出した理由を推理する時間に充てることにする。 2023.02.08 └ 米澤穂信
└ 中山七里 【読書】中山七里『総理にされた男』 何の因果か、時の首相・真垣統一郎に瓜二つの売れない俳優・加納慎策は、舞台の前座で行う真垣のモノマネで人気が出かかっていた。そんな時、同棲という名の下に転がり込んでいた恋人・安峰珠緒の部屋から出たところで2人組の男に拉致されてしまった。慎策が連れて行かれたのは総理大臣官邸!そこで待ち受けていた官房長官の樽見政純は、真垣が感染症にかかって意識不明のため、復帰までの間、慎策に代役を頼みたいのだと言う。 2023.02.07 └ 中山七里
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『半分の過去』 皆川祐子は、駅前のロータリーで、夫の伸夫が若い女性が運転する赤い車から下りるのを見てしまう!しかし、女性は、伸夫の大学の友人で、警察に追われている成田の妻・圭子だった。伸夫は祐子に内緒で、2人が逃げるのを手助けしていた。収入面で家庭を支えている伸夫が犯人隠匿で捕まっては大変と、祐子は伸夫に内緒で2人を別の家に引っ越しさせて、面倒を見ることにする。 2023.02.06 ├ 赤川次郎
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『蜂に魅かれた容疑者』 路線バスの車内にスズメバチが迷い込む事件が発生。剣道3段の老人が丸めた新聞紙で一撃して事なきを得たが、後日、ハイキング中の男性が蜂に刺されて入院する事件が発生した。道が二股に分かれるところで、左に行けという指導標が出ていたというのだが、あとで調べてみると、指導標などなかったと言われてしまう。さらに、高速道路を走行中の車に、スズメバチが入った箱が投げ込まれる事件が発生し… 2023.02.05 ├ 大倉崇裕
▼著者 サ行 【読書】真保裕一『ホワイトアウト』 雪に閉ざされた、日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムが、7人のテロリストによって占拠された。3ヶ月前、山の事故で婚約者を失った平川千晶と、作業員十数名が人質に取られた。犯人グループからの要求は50億円。発電所の運転員・富樫輝男は犯人グループの襲撃時、閉鎖となったスキー場の林間コースを上っていく2人組の様子を見に出ていたため、難を逃れた。富樫は1人、犯人グループに立ち向かう。 2023.02.04 ▼著者 サ行
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『決闘』 大学に通う日比野征哉は、1度ベッドインしてしまったことがある女の子・向井久美から、妊娠したことを告げられる。しかも、不良仲間とつるんでいる久美の兄・忠男から、決闘を申し込まれる。決闘は翌朝5時。どう考えても勝ち目のない征哉は、どう闘うのか? 2023.02.03 ├ 赤川次郎
└ 中山七里 【読書】中山七里『贖罪の奏鳴曲』 弁護士の御子柴礼司は、フリージャーナリストの加賀谷竜次を埼玉県を流れる入間川に遺棄した。その一方で、二審まで担当した弁護士が病気で弁護を下りた東條美津子の最高裁審理を引き受ける。美津子は、夫の彰一が事故で運び込まれた病院で、人工呼吸器の電源を切って夫を殺害した罪で起訴されていた。 2023.02.02 └ 中山七里
└ 森博嗣 【読書】森博嗣『封印再度』 京都から岐阜に移築された旧家、香山家の当主・林水が腹を刺され、近くの河原で死んでいるのが発見された。林水の父・風采も林水同様仏画師だったが、50年前に家の蔵で自殺していた。香山家には「天地の瓢」という壺と、「無我の匣」という鍵箱が伝えられており、鍵箱を開けるための鍵は壺の中に入っているが、鍵の大きさは壺の口よりも大きいという代物だった。 2023.01.30 └ 森博嗣
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『小鳥を愛した容疑者』 警視庁総務部総務課動植物管理係に所属する須藤友三警部補と、薄圭子巡査は、容疑者が飼っている小鳥の世話をするため、殺人の容疑がかけられている八木良和の部屋を訪れる。八木の部屋には大型の鳥かごが5つあり、約100羽の十姉妹が飼われていた。そのうちの1羽が手乗りとして育てられたらしく、さらに部屋全体に防音処理が施されていたことから、薄はある仮説に辿り着く。 2023.01.29 ├ 大倉崇裕
└ 中山七里 【読書】中山七里『ハーメルンの誘拐魔』 15歳になる月島香苗が誘拐された。香苗は重度の記憶障害で、母の綾子の名前や、関係までも忘れてしまう状況だった。さらに、16歳の女子高生・槇野亜美が下校途中に誘拐された。亜美の父親は、日本産婦人科協会の会長を務める人物だった。 2023.01.28 └ 中山七里
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『スナーク狩り』 関沼慶子は、以前ひも同然の関係だった国分慎介の結婚披露宴に、競技射撃のために所持している散弾銃を持って乱入することを計画する。しかし、披露宴会場に乱入しようとした瞬間、中から出てきた慎介の妹・範子の顔を見て、計画を思いとどまる。一方、釣具店に勤める織口邦男は、関沼慶子が所有する散弾銃を強奪し、復讐を遂げるために金沢を目指す。 2023.01.27 ├ 宮部みゆき
├ 大倉崇裕 【読書】大倉崇裕『殲滅特区の静寂 警察庁怪獣捜査官』 太平洋から日本を目指して進行中の怪獣・ラウゼンゲルンが探知された。怪獣対策を行う専門機関・怪獣庁で第一予報官として働く岩戸正美は、太平洋上の父島でラウゼンゲルンを殲滅させようとするが、平田統制官から本土での殲滅を指示される。人工音に敏感なラウゼンゲルンの特徴を活かし、紀伊半島の潮岬防衛基地に誘導するが、ラウゼンゲルンが射程に入る直前、1発の銃声が鳴り響く。 2023.01.26 ├ 大倉崇裕