└ 中山七里

【新刊】[文庫化]中山七里『人面島』

12/6、小学館文庫より、中山七里さんの『人面島』が、文庫化されて発行されました。相続鑑定士の三津木六兵の肩には、子供の頃に負った傷跡があるが、それがある日突然しゃべり出す。突飛な設定で読者を惹きつけた『人面瘡探偵』の第二弾です。今回六兵は...
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ』

12/6、実業之日本社文庫から、知念実希人さんの『呪いのシンプトム 天久鷹央の推理カルテ』が発行されました。医療ミステリとしては珍しい、診断医を主役に据えたシリーズです。主人公の統括診断部の女医・天久鷹央のもとに集まってくる、診断困難な病気...
├ 伊坂幸太郎

【新刊】[文庫化]伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』

12/6、朝日文庫より、伊坂幸太郎さんの『ペッパーズ・ゴースト』が、文庫化されて発行されました。作家人生が21年目に突入した時に書かれた作品だそうです。少しだけ不思議な力を持つ中学教師の壇と、女子生徒の書いている風変わりな小説原稿…他人の未...
├ 赤川次郎

【新刊】[文庫]赤川次郎『紙細工の花嫁』

12/6、実業之日本社文庫より、赤川次郎さんの『紙細工の花嫁』が発行されました。たびたび物騒な事件に巻き込まれる、大学生・塚川亜由美のもとに、「女の怨みの深さを忘れるな。死がお前を訪れるだろう」と書かれた便箋と共に、紙細工の花嫁人形が入れら...
▼著者 カ行

【読書】五条紀夫『クローズドサスペンスヘブン』

首を切られて殺害された"俺"は、気付くとリゾートビーチに倒れており、首の傷はなくなっていた。ビーチの近くに建つ洋館に届く『毎時新聞』によると、この〈天国屋敷〉には惨殺された5人がすでに辿り着いていて、"俺"は最後の6人目だったらしい。"俺"...
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『陽気なギャングは三つ数えろ』

他人の嘘を見抜く「人間嘘発見器」、演説の達人、スリの天才、コンマ1秒の正確な体内時計を持つ女性。この4人からなる陽気なギャングが、2年ぶりに銀行に押し入るが、防犯カメラの数は増え、解像度も良くなっている。その上、警備員に特殊警棒で手を殴られ...
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『夏を取り戻す』

小学4年生の女子児童が失踪した。しかし、女子児童は2日後に戻ってきて、「知らない人にさらわれた」と言うが、衰弱した様子はない。さらに、女子児童と同じ団地に住む子供たちが、密室から姿を消す事件が続く。状況から見ると、子供たちの悪戯なのだが、子...
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『サーペントの凱旋 となりのナースエイド』

12/2、KADOKAWAより、知念実希人さんの『サーペントの凱旋 となりのナースエイド』が出版されました。2023年11月に出版され、ドラマ化された『となりのナースエイド』の続編です。前作で新人ナースエイド(看護助手)だった桜庭澪は、外科...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ10 見習い鑑定士の決意と旅立ち』

大学2年の5月、20歳の誕生日を迎えた葵は、バイト先である骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫で、ホームズの異名を持つ家頭清貴と九州での豪華列車の旅に出る。しかし、2人の前に、宗教施設での大麻事件に関わっていた雨宮が現れる。その雨宮の手には、盗難に...
▼著者 ハ行

【読書】方丈貴恵『時空旅行者の砂時計』

加茂冬馬は「呪われた竜泉家」の子孫・伶奈と結婚するが、伶奈が病に倒れ、瀕死の状態になってしまう。伶奈を助けるためには、竜泉家が「呪われた竜泉家」と呼ばれだす原因となった『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止しなければならないと言われる。冬馬は約...
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『上と外』

両親の離婚によって、離れて暮らす家族が年に1度集まる夏休み。中学生の練と妹の千華子、母の千鶴子は、考古学者の父が暮らす中米のG国を訪れ、楽しい時間を過ごすはずだった。しかし、マヤの遺跡を軍のヘリコプターで見学する最中にテロが発生。練と千華子...
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『哀愁しんでれら もう一人のシンデレラ』

祖父は脳梗塞で入院、実家の酒屋は火事で焼失、自らは父の飲酒運転での事故の身代わりがバレて失業。妹は大学進学を断念。人生のどん底まで落ちた咲良の前に現れたのは、小学2年生の娘を男手1つで育てる開業医の泉澤だった。2人はトントン拍子に入籍に至る...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『天使はモップを持って』

新入社員・梶本大介が、早めに出社したときに見たのは、楽しそうにビルの清掃をしている女の子・キリコだった。キリコは掃除の天才で、毎日1人で会社中をピカピカにするだけでなく、探偵としての才能も持ち合わせていた。大介の身の回りで起きた事件をキリコ...
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『HEARTBLUE』

ニューヨーク市警失踪人課を少年が訪れ、知り合いの少女がいなくなったと告げる。一方、アメリカに仕事で訪れていたCGデザイナーの巡矢新も、一葉の写真に写っていた少女の行方を追い始める。2人がそれぞれに動いた末に交わる点とは?小路幸也さんの『HE...
├ パトリシア・コーンウェル

【読書】パトリシア・コーンウェル『烙印』

川沿いのサイクリングロードで、女性が死亡しているのが見つかった。女性はまるで雷に打たれたかのような死に方だったが、検屍官のケイは、現場で死体を確認し、雷によるものではないと判断する。一方で、ケイが部下を罵倒し、平手打ちしていたという911番...
├ 拓未司

【読書】拓未司『恋の病は食前に』

横手やきそば(秋田県横手市周辺)、姫路おでん(兵庫県姫路市周辺)、シロコロ・ホルモン(神奈川県厚木市周辺)、肉巻きおにぎり(宮崎県・熊本県)、イタリアンスパゲッティ(愛知県名古屋市周辺)。一目惚れしやすいグルメ評論家が、全国各地のB級グルメ...
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『ヴァン・ショーをあなたに』

ちょっと変わっている三舟シェフ、三舟を慕う志村、ソムリエの金子、そして"僕"ことギャルソンの高築の4人で営業するレストラン〈ビストロ・パ・マル〉を舞台にしたシリーズ第2弾。その三舟シェフがフランスのストラスブールを再訪した際に、1番美味しい...
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『悲願花』

華やかな遊園地のパレード、レストランでの食事、その夜、両親は家に火を放って一家無理心中を図ったが、1人睡眠薬を飲まなかった幸子だけが助かった。そして17年後、墓参りをした幸子が見たのは近くの墓石の前で気を失った女性だった。女性は子供たちを乗...
├ 秋吉理香子

【読書】秋吉理香子『婚活中毒』

婚活…出会いがないから、親に言われて、周りがどんどん結婚していくから…理由は人それぞれですが、"婚活"と言われると、なんとなくではなく、積極性を感じます。親が結婚相手を見つけてきてくれていたお見合い結婚が大半を占めていた時代から、自分で結婚...
├ 小路幸也

【新刊】小路幸也『バイト・クラブ』

お金はなくても、ここには私たちなりの青春がある。カラオケ店の1室に設けられた〈バイト・クラブ〉の部室。目的は違えども、暮らしのためにアルバイトをしている高校生たちの集まり。しかし、彼らの日常を一変させる出来事が…11/20、中央公論新社より...
etc.

【訃報】詩人の谷川俊太郎さんが逝去

11/13、詩人の谷川俊太郎さんがお亡くなりになりました。1931年生まれの谷川俊太郎さんは、92歳でした。東京府(現・東京都)出身で、父は哲学者で法政大学総長の谷川徹三さん、母は衆議院議員の長田桃蔵の娘の多喜子さんです。1948年、16歳...
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ9 恋と花と想いの裏側』

骨董品店〈蔵〉のオーナーに言い渡され、他業種での修行に精を出すオーナーの孫・家頭清貴。恋人で〈蔵〉のアルバイトの真城葵との時間を思うように作れず、ストレスが溜まっている様子。贋作師から鑑定士・柳原の弟子になった円生の様子も気になるところ。「...
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『季節はうつる、メリーゴーランドのように』

「珈琲店タレーランの事件簿シリーズ」の岡崎琢磨さんによる、"片想いミステリ"高校からの腐れ縁で友人関係が続いている夏樹と冬子の間だけに通じる言葉、「キセツ」「"奇"妙なことを"説"明する」から「キセツ」なのだが、社会人になった今、ふたたび「...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『新 謎解きはディナーのあとで2』

「お嬢様の目は節穴でございますか?」宝生家の令嬢で刑事の麗子に対する執事の暴言の数々…本屋大賞受賞から11年。東川篤哉の名を全国にとどろかせた『謎解きはディナーのあとで』がパワーアップした新シリーズになり、いよいよ2作目が登場!東川篤哉さん...