├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』

世の中には、生まれながらにして運に見放されている者がいる。真柴亮はなぜ民間人1人と警察官1人を殺害することになったのか?亮はなぜ北へと逃亡したのか?なぜ人質をとって立てこもることになったのか?東日本大震災直後の東北で、人の命と命を繋ぐストーリー。
▼著者 カ行

【読書】[オススメ]越尾圭『ぼくが生きるということは、きみが死ぬということ』

ぼくが桜の木の下で「死にたい」と思ったとき、同じ桜の木の下で「生きたい」と願ったきみと意識の入れ替わりが起きた――十和田航平は、ブラック体質な会社で仕事上の悩みを抱え、死にたいと考えるまでになっていた。一方、順風満帆な生涯を送ってきた椿美羽は、ステージⅣの胃がんが見つかり、抗がん剤治療を受けていた。
├ 宮部みゆき

【新刊】[新装版]宮部みゆき『日暮らし』

11/14、講談社文庫より、宮部みゆきさんの『日暮らし』が、新装版になって発売されました。お恵と夫婦となり、植木職人に戻った佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は、18年前に生き別れた実の母、葵だという。「ぼんくらシリーズ」の第2弾。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三世代探偵団 愛と哀しみへの逃走』

生きていれば……夕刻の宝石店に強盗が入った。犯人の1人、小堀克久は脅すために持っていた拳銃を発砲してしまい、警備員を殺害してしまう。なんとかその場から逃げることに成功した克久に、今度は暗殺の仕事の依頼が入る。克久と一緒に暮らしていた木田マリエは、警察に追われる克久と遭遇し、一緒に逃走することになってしまう。
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『消えた王冠は誰の手に ロンドン警視庁王室警護本部』

普段は宝物館に収容されており、女王が国会でスピーチするときのみ持ち出される王冠が狙われた。賓客と同様の警護体制が敷かれた王冠を、どのようにして盗み出そうというのか?ロンドン警視庁の警視正に昇進したウィリアム・ウォーウィックと美術品窃盗詐欺師マイルズ・フォークナーの知恵比べがはじまる。
├ 内田康夫

【新刊】[決定版]内田康夫『城崎殺人事件』

11/11、徳間文庫より、内田康夫さんの『城崎殺人事件』が、決定版になって発売されました。母・雪江のお供で兵庫の城崎温泉を訪れた浅見光彦は、幽霊ビルでの3人目の犠牲者に遭遇する。自作解説、浅見光彦ミステリー紀行の当該作エッセイ、山前譲氏の解説を収録した決定版!
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『パズルと天気』

マッチングアプリに『解けない謎があります』と書くと、名探偵から連絡がある? かぐや姫が入った竹を誤って出荷してしまった? 動物園で姉の元彼と遭遇… 親友の結婚相手は高校時代に付き合っていた元カノだった…伊坂幸太郎さんが過去に書いた短編に書き下ろしを加えた短編集。
├ 宮島未奈

【読書】宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

中2の夏休みを8月末閉店予定の西武大津店に捧げる。M-1グランプリに出る。高校入学から卒業までに髪がどれだけ伸びるか調べるために丸坊主で入学式に現れる…成瀬あかりが宣言し、行動することはいつも友人の島崎みゆきの想像を超えている。2024年『本屋大賞』受賞作!
└ 近藤史恵

【新刊】近藤史恵『オーロラが見られなくても』

11/8、KADOKAWAから、近藤史恵さんの『オーロラが見られなくても』が発売されました。ままならぬ人生を歩む5人が旅先で見つけるものとは?ときめく景色と料理に満ちた、世界を旅する物語。
└ 中山七里

【新刊】中山七里『とどけチャイコフスキー』

11/7、宝島社より、中山七里さんの『とどけチャイコフスキー』が発売されました。モスクワ音楽院で、「他国の音楽は不要」と主張する学部長が密室で殺害される。海外巡業中のピアニスト・岬洋介だけが事件の真相に辿り着く。「岬洋介シリーズ」第10弾!
└ ダン・ブラウン

【新刊】ダン・ブラウン『シークレット・オブ・シークレッツ』

11/6、KADOKAWAより、ダン・ブラウンの『シークレット・オブ・シークレッツ』が発売されました。大学教授のロバート・ラングドンは、プラハで行われる恋人・キャサリンの公演を聴きに行くが、残忍な殺人事件に巻き込まれる。『ダ・ヴィンチ・コード』の「ロバート・ラングドンシリーズ」第8弾!
├ 辻村深月

【新刊】[文庫化]辻村深月『噓つきジェンガ』

11/5、文春文庫より、辻村深月さんの『噓つきジェンガ』が文庫化されて発売されました。割の良いバイトをはじめたらロマンス詐欺の片棒を担ぐことになってしまった…100万円で受けられる「特別紹介の事前受験」という甘い誘い…人気漫画原作者・谷嵜レオのオンラインサロンを主宰する紡は、谷嵜に会ったことさえない…騙す者と騙される者の切実な葛藤と後悔を描く、スリリングな短篇集。
├ 知念実希人

【新刊】知念実希人『放課後ミステリクラブ8 かべをすりぬけるサンタクロース事件』

11/4、ライツ社より、知念実希人さんの『放課後ミステリクラブ8 かべをすりぬけるサンタクロース事件』が発売されました。殺人はないけどトリックは本格的。知念実希人さんが本気で書いた「子どもたちが人生で初めて読むミステリ小説」第8弾!
├ 知念実希人

【読書】知念実希人『閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書』

「途中でいつでもこのファイルを読むのをやめることは可能である」精神科医の上原香澄は、男女11人を殺害した八重樫信也の精神鑑定を担当した。八重樫は強い被害妄想に囚われており、「無数の『ドウメキの瞳』が俺をずっと見ている」と訴え続けていた。『ドウメキの瞳』とはいったい何なのか?
└ 中山七里

【読書】中山七里『総理にされた男 第二次内閣』

売れない舞台役者の加納慎策が、容姿がそっくりの真垣総理の”替え玉”になってから2年、長らく低迷する経済問題や新型コロナウイルスの問題、自然災害と次々と降りかかる難局に対峙するために、慎策は第二次内閣を発足させる。素人ならではの発想による驚愕の人事や政策で、慎策は難局を乗り越えることができるのか?
├ 浅倉秋成

【読書】浅倉秋成『失恋の準備をお願いします』

「私、本当は、魔法使いなの」大学進学を前に、同じ予備校に通う日輪に告白された満作千代子は、遠距離恋愛になるのを嫌い、交際を断ろうとするが、押しに弱い千代子は毎回日輪に言い負かされてしまう。自宅に遊びに来ていた近所の幼稚園児が視ていたテレビに着想を得た千代子は、自分が魔法使いだと言って交際を断ろうとする。
月間 BEST 3

【月間 BEST 3】2025年10月版

レビュー記事の在庫が減ってきたので、記事の数を稼ぐために「月間 BEST 3」なるものを書いてみました。2025年10月に紹介した本の中から、私のオススメ3冊を選んでみました。
├ 新川帆立

【新刊】新川帆立『魔法律学校の麗人執事2 ブラッディ・バトル』

10/29、幻冬舎より、新川帆立さんの『魔法律学校の麗人執事2 ブラッディ・バトル』が発売されました。最強無敵のオレ様男子で天才魔法律家、条ヶ崎マリス。彼の執事として、《男装》の秘密を隠しながら仕える椿。望まぬ形でマリスの親友・麗矢との対立を深めてしまった椿は…
├ 長江俊和

【読書】長江俊和『掲載禁止 撮影現場』

「私がこの映画で表現したいのは、果てなき絶望だ……」役者を辞める決心がつかないままずるずると年齢を重ねてしまった飯島和人は、世界的な映画監督・アザマコレヤの映画に出演することになった。出演者たちは無人島に1ヶ月滞在し、体当たりの演技で撮影に挑むが…
▼著者 ハ行

【読書】馳星周『蒼き山嶺』

長野県警山岳遭難救助隊を辞め、山岳ガイドになった得丸志郎が残雪期の北アルプスで出会ったのは、大学の山岳部時代の旧友・池谷博史だった。池谷は大学を卒業すると山を止め、警視庁公安部で勤務をしていた。その池谷が、なぜか公安に追われることに。得丸は池谷をサポートし、日本海を目指すことになる。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『モノマネ芸人、死体を埋める』

目の前に、女の死体が転がっている――。記録にも記憶にも残る大投手・竹下竜司のモノマネ芸人・マネ下竜司こと関野浩樹は、竹下から呼び出され、竹下が殺害してしまった女性の死体を遺棄することになってしまう。関野のモノマネレパートリーは竹下しかないため、どうしても竹下が逮捕されるのを避けたいがためだったのだが…
▼著者 サ行

【読書】染井為人『正体』

平成最後の少年死刑囚・鏑木慶一が収容先の拘置所から脱走した。鏑木は2歳の男児を含む一家3人を殺害した罪で死刑判決をうけていた。日雇いや住み込みの仕事やなどをしながら潜伏を続ける鏑木にはある目的があった。鏑木の目的とは? その目的は達せられるのか?2024年に横浜流星主演で映画化された作品。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『マスカレード・ライフ』

殺人事件の重要参考人がやって来る!推理小説新人賞の選考会がホテル・コルテシア東京で開催されることになったが、最終候補の1人が2年前に発生した殺人事件の重要参考人だという。警察を辞め、ホテルの保安課長になった新田浩介は、ホテルのお客様に迷惑がかからない形で警察の捜査に協力する。
├ ジェフリー・アーチャー

【新刊】ジェフリー アーチャー『消えた王冠は誰の手に ロンドン警視庁王室警護本部』

10/24、ハーパーコリンズ・ジャパンより、ジェフリー・アーチャーの『消えた王冠は誰の手に ロンドン警視庁王室警護本部』が発売されました。ロンドン警視庁のウィリアム・ウォーウィック警視は、英国儀会の初日に女王が使用する王冠を運搬する係の責任者となるが…「ウィリアム・ウォーウィック シリーズ」第6弾!