├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『メリー・ウィドウ・ワルツ』 刑事を辞めた並木京介は、大金持ちの未亡人・二宮綾子の夫・浪治郎が死亡した事故について調べるという仕事を持ちかけられる。妻の美枝子と娘ののぞみを養うために、気が進まない仕事を引き受けた並木は、綾子に近づいていく。仕事の依頼主は浪治郎の妹・狩野久子、修一夫妻で、借金で首が回らなくなっていたため、綾子が浪治郎を殺害した証拠を見つけ、遺産を横取りしたいと考えていた。 2022.03.08 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『森がわたしを呼んでいる』 母が出張で留守の夜、渡部佐知子はドスンという音で目が覚めた。父を自身で亡くしていたので、揺れに敏感なのだ。翌朝玄関を出ると、家の周りの雑草がいやに伸びているのに気づく。そしてその夜、妙な音が続いたと思ったら、家の周りが突然森になっていた。近所の人が不審な死を遂げ、母の梨江には突然大きな仕事が、そして佐和子は死んだはずの人間の声が聞こえるようになる。 2022.03.07 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『氷河の中の悪魔』 前作『納骨堂の悪魔』でドイツに渡った、矢吹由利子・真由子姉妹と弘野香子、桑田旭子の4人ですが、ヨーロッパ滞在期間を延ばしてスイスへ向かいます。4人が到着した町では、流れ出した氷河の中から男性が見つかったということで大騒ぎ。氷河の中に閉じ込められていたのは、40年前に登山中に遭難した男性だった。しかし、男性を火葬したあとから、香子が折れたナイフの刃先を発見したことから、事態が一変する。 2022.03.04 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『いつもの寄り道』 結婚してまだ1年の伏見加奈子だが、夫の謙治が大阪へ出張に行くと言ってでかけたあと、青森の温泉旅館の火事に巻き込まれて死んだと連絡があった。謙治は、若い女性と一緒に宿泊していて、火事に巻き込まれたらしい。 2022.03.03 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『真夜中のオーディション』 売れない女優の戸張美里は、都合が悪くなった友人に代わって、オーディションを受けることになった。そのオーディションは変わっていて、まず時間が夜中の12時。場所はマンションの1室だった。美里に割り当てられた"役"は、12年前に行方不明になった少女・金井和恵を演じること。しかも、舞台やカメラの前ではなく、現実世界で和恵になりきって欲しいというのが、先方からの依頼だった。 2022.03.02 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『納骨堂の悪魔』 前作『やさしすぎる悪魔』で、矢吹真由子を危険な目に遭わせてしまったお詫びということで、花園学園高校の名物三人組、矢吹由利子と弘野香子、桑田旭子プラス由利子の妹真由子の4人は、試験休みと週末を利用して、ドイツへの「短期語学研修」に行くことに。飛行機の中で出会った会社社長・明石幸男に昼食をおごってもらうことになった4人だったが、食事の途中、席を外した明石が行方不明になってしまう。明石の部下・三好が乗った車が爆発するなど、日本を離れても事件にまとわりつかれるはめに。そして、明石の知り合いだという女性マリア・バートリの城へ招待される。 2022.02.27 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『闇が呼んでいる』 女子大生の田渕美香、池内小百合、轟淳子、黒沼さとみの4人は、ある朝マリファナの匂いが籠もる部屋で全裸で目を覚ました。前の晩、アメリカ人らしい3人の男の子たちと薬をやっている間に、何か飲まされてわけがわからなくなってしまったらしい。部屋を出ようとしたところ、建物に警察が家宅捜索に入ってきた。機転を利かせた美香は、被害者として警察に助けを求める。 2022.02.23 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『やさしすぎる悪魔』 花園学園高校の3人組、矢吹由利子と弘野香子、桑田旭子がレストランで食事をしていると、近くのテーブルで食事をしていた男性が、連れの女性をナイフで刺そうとした。3人組の活躍で男を取り押さえたのだが、その男は「ここは私がごちそうするわ」と、女性が自分を馬鹿にしたと憤慨していた…翌日、カラオケ中に酔って骨折した教師に代わりに、花園学園へやって来たのは、昨晩、男にナイフで刺されかけた女性・暁久美枝だった。 2022.02.21 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『吸血鬼ブランドはお好き?』 ファッションデザイナーの玉子・小林麻乃は、夜の公園で女子社員に向けてマントを翻すフォン・クロロックを見て、黒と紅の取り合わせを取り入れたデザインを思いついた。社長の草間紫音に褒められたが、なぜかショーの前日にクビに。そして、そのショーでは麻乃が描いたデザインをベースにした作品が多数出展されていた。 2022.02.19 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『復讐はワイングラスに浮かぶ』 A事務器では、新しく入った女性社員が長続きせず、数ヶ月で辞めてしまうことに頭を悩ませていた。そこで、人事課長の峰山と、庶務課の久我幸代が、若い女子社員を引き留めるための策を講じた。幸代の甥を入社させ、女子社員たちの気を引こうと考えたのだ。 2022.02.15 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『無言歌』 娘の結婚式の日の朝、大学教授の柳原利明の携帯に、元浮気相手の内山晶子から「私も今日結婚するんです」とメールが入った。しかし、晶子は、披露宴の前に姿を消してしまった。一方、柳原の大学では、文学部長が急死し、新しい学部長候補として柳原の名前が挙がる。その柳原の選挙参謀が、柳原の娘・真由美と結婚した講師の馬淵貞之だった。また、柳原の次女で高校生の亜矢の親友・倉谷純子は、不倫の恋に悩んでいた。 2022.02.13 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『昼と夜の殺意』 ピアニストを目指す水城澄音と、ヴァイオリニストを目指す韻子(かずこ)は、腕の病気によって自らのピアニストとしての生命が絶たれてしまった、母・貞子からの英才教育を受けて育った。私生活は自由奔放な澄音に対し、音楽以外に関してはうぶな韻子。そんな韻子に結婚を申し込んでいた栗崎の出張先である札幌に、澄音にもらった航空チケットを使って飛んだ韻子だったが、そこで見たのは栗崎のベッドから起き上がる、裸の澄音の姿だった。 2022.02.11 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『泥棒は幻を見ない』 子供を虐待して死なせた鎌田直也が、肩から斜めに一太刀で切られて殺害された。傷を見た今野淳一は、並みの腕前ではないと判断する。また、勤めていた警察署から1億円を盗み出した竹原紘二も、バッサリと斬られて殺害された。 2022.02.09 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『パパの愛した悪女』 布川香織の母・栄恵は、「好きな人ができてしまいました。彼と二人で死のうと決めました」と書き置きを残して家を出た。その4日後、海岸沿いのホテル近くの崖の上に、男女2人の靴が並べて置かれているのが発見された。 2022.02.05 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『まっしろな窓』 高校生の疋田香織の母・瑛子は、団地共済会の会長を務めていた。共済会には、団地の住民だけでなく、周辺住民も加入していたのだが、集会所で開くバザーのテーブル配置を巡って、団地の住民と外の住民が揉めはじめた。ついには、団地に住む浜田が、団地の外に住む吉野を殴り倒してしまい、吉野は死亡した。団地の住民が、吉野から殴りかかってきたと証言するのに対し、団地の外の住民は、浜田がいきなり殴りかかってきたと証言する。団地の内と外の住民たちの対立は、香織が通う学校での人間関係にも影響してしまう。 2022.02.03 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『昼下がりの恋人達』 結婚を控えた秀治と純江は、郊外にマイホームを構えた。職場から2時間かかる新居から、乗客がいない電車に乗っていると、次の駅で乗ってきたお年寄りが、突然苦しみはじめた。次の駅でそのお年寄りを降ろし、駅へと担ぎ込んだが、お年寄りは2度目の発作で亡くなった。しかし、病院へ運び込んでくれた秀司と純江には、遺産の一部として5千万円が遺されていた。 2022.01.31 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『寝過ごした女神』 団地に住む主婦・浦上早希子が、スーパーマーケットの前で拾った宝くじが、1等2000万円に大当たり。しかし、夫の明夫が勤める会社は不景気で、来月から残業手当や休日出勤手当が出なくなるとのこと。久々に家族で外食に出かけた早希子たちだったが、レストランで明夫の上司・浜野部長と遭遇する。浜野は外からやって来た人物で、経営のお目付役。独身でプレイボーイという評判だった。 2022.01.29 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『終電へ三〇歩』 柴田秀直は、リストラの対象になってしまったが、家族にそのことを告げられないまま、最終日を迎えてしまった。その夜、上司の永井絢子と専務の黒木昭平の不倫現場を目的する。これをネタに、会社にとどまれるように交渉しようと考えた柴田だが、絢子も悩みを抱えていることを知って、思いとどまる。そんな柴田と絢子の前に、高校生の三神彩と常田治の2人が現れる。彩と常田は、父親同士が犬猿の仲で、家を飛び出してきてしまっていた。 2022.01.23 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『真夜中の散歩道』 駆け出しの霊媒師・神崎茜は、殺されたはずのニュースキャスター・一色大吾の姿を目撃し、話までしてしまった。大吾の葬儀の日に、大吾と一緒に働いていた北条まなみと話をするが、そのまなみも、前の晩に殺害されていた。さらに、刑事と殺人犯の撃ちあいに巻き込まれ、殺人犯・武口伸夫が茜の上にのしかかった状態で絶命した。 2022.01.17 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『乙女に捧げる犯罪』 小久保友紀は、10歳の時に変質者に誘拐された。その変質者を殺しにやってきた殺し屋に助けられたが、7年後、その殺し屋を偶然町で見かける。父・康司の浮気でギクシャクしていた家庭内だったが、康司の愛人・栗山多恵子がホストの根石守と心中したことで、家庭内に平和が戻る。しかし、友紀の前に、多恵子と根石の心中が、偽装殺人ではないかと疑う芳村刑事が現れる。 2022.01.15 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『知り過ぎた木々』 私立の女学校〈堂上学園〉では、夏期林間学校のメインイベントのマラソン大会で優勝した生徒が、学級委員を務めるという慣わしがあった。そのマラソン大会で、長谷井美知とのデッドヒートに競り勝ったのが折原待子だった。しかし、待子は担任の佐倉純子に「私――恥ずかしい。死ぬしかないんです」と電話したあと、川に身を投げたところを発見された。幸い意識を取り戻した待子だったが、記憶を失っていた。そして、翌年の夏期林間学校に、待子も参加することになるが、待子の遠い親戚にあたる永井夕子が、同伴することになった。 2022.01.11 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『不思議の国のサロメ』 今村まどかはの母・朝代は、不倫関係にあったまどかの家庭教師・角田の首を切り落とし、殺害してしまった。そのまどかも、自分がサロメになったと思い込み、精神病院へ入院させられてしまう。サロメとは、聖書に登場する少女で、王に踊りを所望された際、「なんでも望みのものをやる」という約束をさせた上で、妖艶な舞を踊り、「予言者ヨハネの首が欲しい」と望んだ人物である。そして、精神病院に入院させられたまどかも、看護人の首を切り落としてしまう。鈴本芳子は、少女の力で男性の首を切り落とすことができないと考え、第九号棟の仲間たちの力を借りて、事件の真相に挑む。 2022.01.07 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『壁の花のバラード』 デパートに勤める伊原有利は、目立たなく、いつもパーティでは壁の花。そんな有利に、ダンスを一緒に踊って欲しいと、男性が声をかけてきた。少し色白だが、気品のある青年。少し年下かも知れないが、着ている服も、物腰も上品な二枚目である。踊るのが下手だと言いながら、その男性とのダンスを楽しんだ有利だったが、そのダンスの相手は、なんと幽霊だった! 2022.01.05 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『禁じられたソナタ』 飛岡音楽院の理事長・飛岡栄一郎が亡くなった。飛岡は、なくなる直前に2人の孫娘を枕元に呼び寄せ、真由子には理事長と学長を継ぐように、有紀子には『送別のソナタ』の楽譜を渡した。しかし、その『送別のソナタ』を絶対に弾くなと言い残し、息を引き取った。 2021.12.31 ├ 赤川次郎