├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『余白の迷路』 定年を過ぎ、図書館通いが日課になった三木忠志が住む公団のアパート近くで、ホームレスの女性が殺害された。女性の名は加納祥子、旧姓仁科祥子。三木の高校時代の同級生だった。しかも、ホームレスとして生活しなければならないような身分ではなく、医師の妻だったことがわかる。図書館で知り合った、学校に通えなくなってしまった女子高生・石元里織との即席54歳差コンビは、事件の真相を調べはじめる。 2024.01.20 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『死者の試写会へようこそ』 映画のスニークプレビューで放映されたのは、15年前に発生した殺人事件をモデルにした作品。1時間を過ぎたころ、「こんなこと――誰も知らないはずだ! どうしてだ!」と叫びながら、観客の1人が飛び出していった。 2023.10.22 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『教室の正義』 中学校の全生徒に配られた教材『心のノート』。その中には、「この学級には正義はあるか!」と書かれていた。『心のノート』が使用されているかどうかを視察に来た教育委員会の先生に対し、植田辰夫は、番長的な存在である南田康久が、テストでカンニングをしていたことを告発する。植田の勇気に触発された生徒らによって、「道徳委員」が設置され、委員長には植田が就くが… 2023.10.07 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『向日葵色のフリーウェイ 杉原爽香50歳の夏』 杉原爽香は、かつての恩師・河村布子から、布子の知人で元保健室の先生・小川久子の娘について相談を受ける。久子の娘・智子は殺人罪で服役中だが、冤罪ではないかというのだ。また、久子が勤めていた学校の同窓会に参加した日下邦弥は、当時のマドンナ・水科玲美と再会し、恋の炎が再び燃え上がるが、玲美から怪しい副業を持ちかけられる。 2023.09.16 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『花嫁純愛録』 警視庁捜査一課の警部・小堀有里が結婚することになった。しかし、同じホテルで容疑者の岩下登も結婚式を挙げる予定に。自分の披露宴をほったらかしにして岩下の確保に向かうが、岩下は姿をくらましたあとだった。 2023.06.27 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『盗みは忘却の彼方に』 売れないタレント・久保田杏は、ロケ先で頼まれた買い物をしているうちに、ロケバスに置いて行かれてしまった。雨宿りに駆け込んだ小屋は、強盗たちの隠れ家。口封じのために、〈仕事〉を手伝わされることに…ひょんなことから人気が出た杏は、フランスが所有する時価30億円のダイヤモンド〈アリアドネの涙〉をパーティーで身につけることになるが、そのダイヤモンドを狙う人物が… 2023.06.22 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『二階の沈黙』 西沢隆一と芳恵の1人息子、7歳の守が8階のベランダから、肩のベルト1本でぶら下がってしまった。しかも、玄関にはチェーンがかけられており、室内に入ることができない。上階のベランダから飛び移り、絶体絶命のピンチを救ったのは、佐原だった。体調を崩し、職を失った佐原に、西沢は自社の経理の仕事を紹介するが、経理課のベテラン社員・岡田道江が使い込みを行ってクビになる。 2023.05.18 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズと炎の天使』 地震による崩落事故で、7人の男女が洞窟に閉じ込められた。空気が薄くなって、意識がもうろうとしてきたとき、1人が過去に人を殺したと、告白をはじめた。幸い、7人は救出されたものの、そのうちの1人・仲間千枝が刺殺され、さらに、小泉昭男が轢き逃げにあって死亡する。 2023.04.15 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『吸血鬼に鐘は鳴る』 神代エリカは父のフォン・クロロックとともに、ドイツの小さな町に木彫りのキーホルダーを買い付けにやってきた。この町の小高い丘の上には修道院があって、日本で女優として活躍した光田麻里がいた。5年前、妻子ある男性が麻里との恋に破れて自殺したあと、この地に来て修道女として生活していたのだった。 2023.03.09 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『グリーンライン』 秋川裕果は、公立中学からT女子学院へ編入した。そのT女子学院の廊下の真ん中には緑の線が描かれており、生徒はその線の上を歩く決まりになっていた。裕果が高校3年生になったある夜、ボーイフレンドの長久保元久と公園を歩いているところを、4人組の不良に襲われた。7年間眠り続けた裕果だったが、奇跡的に意識を取り戻す。その一方で、時効を間近に控えた4人の男たちは色めき立つ。 2023.02.24 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『半分の過去』 皆川祐子は、駅前のロータリーで、夫の伸夫が若い女性が運転する赤い車から下りるのを見てしまう!しかし、女性は、伸夫の大学の友人で、警察に追われている成田の妻・圭子だった。伸夫は祐子に内緒で、2人が逃げるのを手助けしていた。収入面で家庭を支えている伸夫が犯人隠匿で捕まっては大変と、祐子は伸夫に内緒で2人を別の家に引っ越しさせて、面倒を見ることにする。 2023.02.06 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『決闘』 大学に通う日比野征哉は、1度ベッドインしてしまったことがある女の子・向井久美から、妊娠したことを告げられる。しかも、不良仲間とつるんでいる久美の兄・忠男から、決闘を申し込まれる。決闘は翌朝5時。どう考えても勝ち目のない征哉は、どう闘うのか? 2023.02.03 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『おだやかな隣人』 小川昇が暮らす、郊外の戸建て住宅の隣りに、宮沢好男の一家が引っ越してきた。小川家は、昇が36歳、友子が34歳、娘の江里が8歳と、まったく同じ家族構成、年齢だった! 2023.01.16 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『おやすみ、夢なき子』 子どもの中学入試の説明会で意気投合した田所朋余と若菜愛子。しかし、朋余の幼馴染みで、28年前に行方不明になった平本亜紀子の死体が、廃屋の壁の中から見つかった。一方、父親殺しの罪で死刑判決を受けた谷川恵美子は、刑事の松本悟の手によって、裁判所から連れ去られる。朋余と愛子、恵美子の3人には、子供の頃に夢をみなかったという共通点があった。 2023.01.14 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『フルコース夫人の冒険』 カルチャースクールの常連・中沢なつきは、近隣のカルチャーセンターや文化教室の類いのほとんどに顔を出していることから、〈フルコース夫人〉と呼ばれていた。そんななつきに目をつけたのが、芸能プロに勤める藤原だったが、なつきは藤原が学生時代に一目惚れした相手だった。CF(コマーシャルフィルム)に出演することになったなつきだったが、撮影現場で娘のさやかとのツーショットが監督の目にとまり、親子主演で映画に出ることに! 2023.01.09 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『消えた男の日記』 大物政治家が絡む事件を深追いしすぎた入江は、部下の柴田依子、大内栄二と共に現場を離れ、小さな田舎町の警察署での〈特別研修〉の講師を命じられた。今回、講師を引き受けた町では、駅を降りた途端、入江に「お父さん」と呼びかける少女が…少女の父親は失踪し、頭が少しおかしくなっているのだと署長が説明するが、その晩、依子たちに向けて少女が投げ文を寄こした。依子は少女の父親が遺したという日記帳を手に入れるが、中身はラテン語で書かれていた。 2023.01.07 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『キャンパスは深夜営業』 大学生の久保山良二に彼女ができた!しかし、その彼女・若林知香は、亡くなった父親の跡を継いで、泥棒グループの親分だった。良二と知香は泥棒グループから身を隠すことに。2人が選んだ潜伏先は、大学の構内だった。その初日、2人は「先生を殺そう」と話している声を聞いてしまう。 2023.01.05 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『窓からの眺め』 吉川一徳は海運業の会社で働くサラリーマン。大阪出張からの帰りに車を走らせていたら、眠気に襲われて単独事故を起こしてしまった。そこに駆けつけてくれたのは、大きなバイクに乗った女性。女性は、車の修理を手配してくれただけでなく、倒産の危機にあった会社をたてなおし、吉川が抱えていたサラ金の返済まで肩代わりしてくれた。 2023.01.03 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『追憶時代』 門倉真由子は軽井沢でテニスをしたあと失踪した。遠く離れた町でそば屋を営む夫婦に助けられたが、1週間続いた高熱が引いたあと、真由子は記憶を失っていた。そば屋で〈夏〉として2年を過ごした真由子の前に、父親の門倉正也が現れ、自宅に帰ることができた真由子は、手帳に名前のある友人たちと会い、失った記憶を取り戻そうとする。しかし、そんな真由子の前に、真由子に殺された佐川紀子の姉だと言う人物が現れる。 2022.12.30 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『殺人を呼んだ本 ―わたしの図書館―』 松永三記子は、とあるお金持ちが作った図書館の管理をすることになったが、この図書館には幽霊が出るらしい。三記子が仕事をしていると、30代くらいの女性が訪ねてきて、「うちの子供がここにいると思うんですけど」と言ってきた。女性が捜しているのは、薫という10歳の男の子だったが、三記子が一瞬目を離すと、女性は消えていた。さらに、その時三記子が手に取っていた本を開くと、表紙の見返しに〈薫〉と書かれていた。 2022.12.28 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『黒い壁』 会社員の利根貞男は、ドイツに行っていた野川卓也からベルリンの壁の破片をもらう。翌週、利根は、帰り道の途中、1人の女性が地面に這って、救いを求める手を差し伸べているのを見かけた。利根が女性を助けようとすると、繰り返し銃声が。女性は利根にペンダントを渡した後、絶命した。意識を失った利根が再び目を覚ますと、女性の死体や、女性の下に流れ出ていた血、道路にめり込んだはずの銃弾の痕はすべて消え去っていた。 2022.12.26 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『万有引力の殺意』 学校で木から落ちて腕をケガした新名里美が、母・明美に連れられて団地の前まで帰ってきたところで、ドシンという音を聞いた。角を曲がると、背広姿の男性が倒れており、脇には2つに割れた植木鉢が転がっていた。どうやら男性は、架空の投資話を団地の住民らに持ちかけていた人物らしい。 2022.12.19 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『吸血鬼と呪いの森』 仲村めぐみの一家は郊外の戸建て住宅に引っ越した。しかし、真夜中めぐみが窓の外を見ると、木の枝が間近に…家の近くに森はあるが、家の窓に枝が届くような距離ではない。 2022.12.16 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『模範怪盗一年B組』 深沢爽子と日向彰、佐々木裕一の3人は、天文学部の高校1年生。夜中の天文観察中、天文台から望遠鏡を落っことして、下にいた泥棒に命中させてしまう。責任を感じた3人は、泥棒をかくまうが、今度は天文学部の顧問・荒俣先生が射殺されてしまう。 2022.12.13 ├ 赤川次郎