読了

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『振り向いた悪魔』

矢吹由利子と弘野香子が駅の通路を歩いていると、「助けて!」という少女の声が聞こえた。あたりを見回すと、中年の女性が倒れていて、そのそばにしゃがみ込んだ少女が助けを求めていた。由利子と香子はさっそく救急車を呼び、女性を病院へ運び込む。女性は栄養失調が原因だったが、内臓も痛めており、入院することに。
└ ダン・ブラウン

【読書】ダン・ブラウン『オリジン』

宗教象徴学者のラングドン教授は、教え子であり友人でもある未来学者・エドモンド・カーシュの科学上の重大な発見に関する発表会に招待された。発表内容は、人類の永遠のテーマである、「われわれは、どこから来たのか? われわれは、どこへ行くのか?」という人類最大の謎を解き明かすものだという。しかし、発表会の最中、カーシュは観客に紛れ込んだ暗殺者の手によって殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『女社長に乾杯!』

経営不振の会社「尾島産業」が倒産した。経営状況を改善させるために、会社幹部が仕組んだ偽装倒産だったが、会社の再建のために乗り込んできた富菱銀行の大畑が新社長に指名したのは、19歳のお茶くみ桑田伸子だった!
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『流行作家殺人事件』

流行作家の牛田竜介は、誰もその姿を見たことがないという、謎に包まれた作家だった。その牛田の家で編集者の山形が殺害され、牛田の仕事場からは血痕が発見された。しかも、牛田は行方不明になってしまう。現場に呼ばれた警視庁捜査一課の名物警部大貫と部下の井上、そして井上の恋人の向井直子が捜査を開始する。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『とりあえずの殺人』

母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は刑事という、早川家シリーズの第3段です。前作『やり過ごした殺人』で加わった、三男・正実の妻リル子も加わって、さらに賑やかになった早川家ですが、今回は長男・克巳が殺しの現場を女子大生田所江美に目撃されるところから物語が始まります。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『居酒屋「一服亭」の四季』

求職中の君鳥翔太は、母のつてを辿って貿易会社の創設者・磯村光一郎の家を訪れた。某大手出版社の編集長を紹介してもらったまでは良かったが、翌朝、磯村が目を掛けている画家・杉本里佳子が住む山小屋を訪れたところ、小屋の中には里佳子の胴体だけが転がっていた。しかも、駐在所に行って警官を連れて戻ると、その胴体すらも消え失せており、近くの滝の中ですべてのパーツが揃った状態で発見された。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊劇場』

「殺してやるからね!」レストランの中に、甲高い女性の声が響き渡った。偶然、そのレストランに居合わせていた、警視庁捜査一課の宇野警部と、恋人の永井夕子が声の主を確認すると、女優の吉川真帆がいた。その日のTVドラマの収録で上手く言えなかった「殺してやるからね!」という台詞の言い方を、思いついたのだと言う。真帆は今度出演する舞台の稽古に入っていたが、その舞台に出演予定の女優の卵・田村里沙のバイト先で、バイト仲間が刺殺されてしまう。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『純喫茶「一服堂」の四季』

村崎蓮司は講談社ならぬ放談社の〈週刊未来〉の記者。遠い親戚の緑川静子に呼ばれて鎌倉の屋敷を訪れると、静子から夫・隆文の浮気調査を依頼された。隆文が仕事のために籠もった離れを監視していたが、翌朝になって隆文は、離れの中で十字架に縛り付けられて絶命していた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『国境の南』

来日中のアメリカ副大統領ジョン・グレイが、SPの目を盗んで宿泊先のホテルから姿を消した。グレイが乗ったタクシーを突き止め、急行したSPたちだったが、高級住宅街の中の邸宅内で拳銃を手にしたグレイが発見される。家の中には、2人の男女が死んでいた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団9 青ひげ篇』

出張に出かける父を見送るため、佐々本三姉妹の次女・夕里子と三女・珠美は成田空港へ行くが、珠美は人混みの中で長女・綾子が男性と2人で歩いているのを見かける。綾子が「ウィーンは寒いでしょうね」と言っていたのが聞こえたため、夕里子と珠美は、夕里子の恋人で刑事の国友とともにウィーンへ向かう。さらに、夕里子らのあとを3人の女性が追いかけていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『やり過ごした殺人』

母は泥棒、長男は殺し屋、次男は弁護士、長女は詐欺師、三男は刑事という、「早川家シリーズ」の第2作です。今回は、前作『ひまつぶしの殺人』で早川家に加わった次男・圭介の妻岐子も登場します。映画『オーシャンズ11』でも、第2作の『オーシャンズ12』では1人加わって12人になりましたが、それに似てますね。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『迷子の花嫁』

塚原亜由美の先輩、前田小夜子が結婚することになった。結婚式の2日前、友達たちとぱーっと盛り上がったまでは良かったのだが、朝起きると見知らぬ部屋のベッドの上で、裸になっていた。しかも、隣にはカッと白目をむいて、苦悶の表情を浮かべる男性の死体が…今回のことを口外しないと約束させられて、その場をあとにした小夜子だったが、結婚式当日、式場で亡くなったはずの男性を見かける。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒物語』

日の当たらないサラリーマン3人組、塚原修造、津村光男、浦田京子の3人は、会社が政治家に渡す裏金1億円を盗み出す計画を立てた。実行当日、嘘のように計画通りに事が運んだが、盗み出した札束を数えてみると、計画の倍の2億円もあった!
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ひまつぶしの殺人』

母・香代子は泥棒。長男・克巳は殺し屋。次男・圭介は弁護士。長女・美香は詐欺師。三男・正実は刑事。しかも、皆の職業を知っているのは、次男の圭介だけ。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『会うは盗みの始めなり』

警視庁捜査一課の刑事・今野真弓は、学生時代の友人・野田茂子から、夫・賢一の様子がおかしいと相談される。部下の道田に賢一のあとをつけさせた真弓だが、賢一はホストクラブの売れっ子ホストになっていた。そんな中、賢一が勤めていたホストクラブで、男性が殺害される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『天使に賭けた命』

天国から地上へ研修にやってきた天使のマリと、地獄を成績不良で叩き出されたポチは、少女と犬の姿になって、レストランの前で財布の中身を計算中、「食事をおごる」という男性が現れた。フルコースのフレンチを食べたあと、今度はホテルに向かいだした…目的を聞くと、翌日に開かれる映画のオーディションに、マリに参加して欲しいのだという。オーディション合格者はすでに内定しているが、マリを代役として使いたいのだそうだ。一方、オーディションに合格した本間由紀江の母・美貴は検察庁の検事で、現法務大臣の息子が絡む事件を追っていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『校庭に、虹は落ちる』

高校1年生の朝野さつきは、つらい経験が原因で、過去の記憶を閉じ込めていた。学校で起きたことは記憶からすぐに拭い去られ、なぜか走ることを頭が拒否する…転校初日、道に迷ったさつきを学校に案内したのが、陸上部のエース・畑山啓介だった。畑山も、過去の経験がもとで学校から足が遠のいていた。さつきの登場が面白くなかったのは、畑山と恋仲だった永田由布だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒たちの十番勝負』

不動産会社の営業課長・太田は、以前から売却を依頼し続けていた家の主人から、夜中の12時に書類をそろえて持ってくるよう電話を受けた。道に迷って約束の時間に遅れた太田が、部下の明石涼子の説明でようやくたどり着くと、家の主人・倉橋寿一が殺害されていた。そこにやってきた同業者の証言で、容疑者にされた太田は、知り合いの元へ身を隠す。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『静かな町の夕暮に』

郊外の盆地にある、小さな町。そこに、映画のロケ隊がやって来たことで、静かな町が騒ぎ出す。地元の高校の演劇部の部長・指田法子もその映画にエキストラとして出演するが、なんと、その映画に出演するスター・上原洋介と、母・朱子が結婚することになった!しかも、町では法子の後輩・森下克枝が、学校の保健室で殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『卒業式は真夜中に』

卒業式の日、3年生を送り出した如月映美は、敬愛する先輩・神山治子が高校最後の1年を過ごした教室へ入っていった。すると、床の上に落ちていたケータイにメールが送られてきた。思わずケータイを取り上げてメールを見ると、「あんな奴を放っちゃおけない。私たちの手で殺さなきゃ。今夜十一時に学校で!」と書かれていた。その夜、映美が講堂を訪れると、教師の久岡が刺殺されており、その脇にはナイフを手にした治子が立っていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『妖怪変化殺人事件』

一流企業の設計技師として働いていた久我悟は、会社の副社長になった東浩一郎から、価格を抑えるために設計で手を抜いてくれと頼まれたのを断った腹いせに、会社をクビにされてしまった。転職先が見つからず、しかたなく遊園地のお化け屋敷で「狼男」として働く久我だったが、そのお化け屋敷に、妻の敦子が東と腕を組んで入ってきた。さらに、殺人の罪で指名手配されている村松常夫を追って、警視庁捜査一課の迷警部・大貫と井上刑事がやって来る。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊散歩道』

警視庁捜査一課の宇野警部のもとに、恋人の永井夕子からアルバイトの話が舞い込んできた。内容は何と、TVドラマのエキストラ!顔がカメラに写らないようにと、焦る宇野だったが、郊外の広いスタジオに作成した公園のセットの中で、女優の戸沢ゆみ子が殺害されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ヴィーナスは天使にあらず』

天国から地上へ研修に来た天使のマリと、地獄から成績不良で叩き出された悪魔のポチは、少女と犬の姿になって今日も旅をしている。美術館の前で画家の黒河岐広に出会ったマリは、今度新しくできる美術館のロビーに描かれることになった〈ヴィーナス〉の壁画のモデルを依頼される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『狐色のマフラー〈杉原爽香48歳の秋〉』

爽香が勤める〈G興産〉では、他企業との合併話が持ち上がっていた。どうやら社長の田端将夫の秘書で愛人と噂される朝倉有希が1枚噛んでいる様子。将夫の母で経営にも大きな影響力を持つ真保のお気に入りである爽香にも、何やら裏から手が回ってきている様子…