読了

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼が祈った日』

中宮が3年間の海外勤務から帰国すると、帰国日を知らせていたにも関わらず、家の窓は真っ暗で、玄関には鍵がかかっていた。そこに駆けつけてきたのが、吸血鬼のような服装の男と娘くらいの年齢の女の子。その2人は玄関のドアを壊して家の中に入り、2階の部屋のドアも壊すと、中にいた中宮の妻と娘を救い出した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『子子家庭は危機一髪』

小学6年生の坂部律子の父親が、会社の不正献金の罪を一身に背負って逃亡した。同じ日、母親も恋人と駈け落ち。家には律子と小学3年生の和哉だけが残され、「子子家庭」に…
├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』

戸塚に店を構える古書店・虚貝堂の3代目・杉尾康明が癌で他界した。康明は約1000冊の蔵書を所有していたが、康明の父で虚貝堂の店主・正臣は、その蔵書を古書即売会で売りさばいてしまうと言う。康明の元妻・樋口佳穂は、ビブリア古書堂の篠川栞子に、義父が康明の蔵書を売るのを止めて欲しいと依頼する。その古書即売会には、康明の息子・樋口恭一郎が手伝いとして参加し、ビブリア古書堂の娘・篠川扉子も参加していた。 
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼のための狂騒曲』

トランシルバニアから日本に亡命してきた吸血鬼、フォン・クロロックと日本人の間に生まれた神代エリカは、大学の親友、大月千代子と橋口みどりとともに、水村祐子の別荘に遊びに来ていた。その別荘の敷地内にある池で、祐子の従姉妹、谷田美保が溺れているのを、クロロックが救助した。クロロックは、現場から立ち去っていくボートを見たという。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『殺人現場は雲の上』

新日航のスチュワーデス早瀬英子(通称エー子)と、エー子とは何もかも正反対の藤真美子(通称ビー子)は、鹿児島でステイの日、ホテル内のスナックで酒を飲んでいた。そこに、その日の便の乗客で、途中腹痛を起こした本間がやって来た。本間の妻は気分が悪くなって部屋で寝込んでいたが、スナックを出た本間が部屋に戻るとベッドで絞殺されていた。本間のアリバイは、エー子とビー子らによって証明されたかのように見えたが…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『その女の名前は魔女 怪異名所巡り2』

「すずめバス」で働く〈霊感バスガイド〉町田藍は、焼肉屋で偶然出会った女性から、過去に火あぶりにされた魔女の幽霊が出るという火走村を紹介される。その話に飛びついた社長の筒見はすぐにツアーを企画し、藍を送り出す。火走村にある旅館の大浴場で霊気を感じた藍とツアー客一行は、村長の案内で火刑場の跡を見に行くことになるが…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『MとN探偵局 夜に向かって撃て』

紀子は、社会科のレポートのため、友人の伊東みどりと共に、3日間、企業のコンピューターセンターの見学にやって来ていたが、1人の女性社員から、硝煙の臭いがすることに気づく。さらに、劇場で見た殺し屋がコンピューターセンターまで追いかけてきていた。
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『盗まれた独立宣言』

アメリカに巣くうマフィア、キャヴァルリは、国家の秘宝に手を出すことを決意した。世界最高の偽金作りであるダラービルに独立宣言の模写を作成させたキャヴァルリは、映画の撮影を装って国立公文書館に所蔵されている独立宣言をすり替えることに成功した。すり替えた独立宣言は、イラクのサダム・フセイン大統領のもとへ送られた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『子供部屋のシャツ』

倉岡恭子は、1人で育ててきた10歳の息子・克哉を亡くした。その8年後、祖父から引き継いだ企業グループを経営しながら牙を研ぎ続けてきた恭子は、克也を死に追いやった同級生や先生への復讐をはじめる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『雨の夜、夜行列車に』

宮部武士はアクセサリーショップから金を盗んだが、その店は覚醒剤を売買するための組織の隠れ蓑だった。組織の殺し屋に追われる宮部は、女の家を点々としたあと、妻の亜紀子と合流して、夜9時発の夜行列車で逃走を図る。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ガリレオの苦悩』

ピザ屋の宅配をしていた三井礼治は配達の途中、マンションの前で転落事故に遭遇する。警視庁の草薙刑事の後輩、内海薫刑事は、女性のひとり暮らしとしては不自然な点を感じる。その薫が容疑者として思い浮かべたのは、転落事故の直前に、三井と言葉を交わした人物だった。薫は物理学准教授の湯川の力を借りて、転落事故の謎に挑む。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『神隠し三人娘 怪異名所巡り』

大手観光バス会社〈はと〉をリストラされ、極小バス会社〈すずめバス〉に転職したバス会社の町田藍。人よりちょっと霊感が強いため、心霊ツアーを任されることになってしまった。今回も、〈神隠しにあう場所巡りツアー〉を引率したのだが、2年前に神隠しにあった少女が、近所の家に幽閉されていたのを発見した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『MとN探偵局 悪魔を追い詰めろ!』

ケチな車上荒らしの哲郎は、弟分のケンジと2人でマンションの駐車場でシゴトをしていた。しかし、下見をしたときにハリボテと判断した防犯カメラが動いていることに気づいた哲郎は、その場から逃げようとしたが、ケンジが植え込みの中で殺害されていた少女の死体を発見した。一転、殺人犯になった哲郎とケンジは、駆けつけた警察からなんとか逃げ切ることに成功したが、ケンジは少女の父親らに見つかってしまい、殴り殺されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『天国と地獄』

刑事の本山は、連続幼女殺害事件の容疑者として逮捕した須藤啓一郎を有罪にするため、須藤の指紋がついたお菓子の袋を、被害者の1人が殺害されたと見られている小屋に隠した。これが決め手となり、須藤に死刑判決が下り、世論の声に押される形で、判決から1年も経たないうちに死刑が執行された。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊たちのエピローグ』

大宅令子が家庭教師をしている末川ひとみの家が持っている〈幽霊屋敷〉が取り壊されることになった。しかし、「幽霊屋敷を取り壊すのはやめよ。さもないと幽霊の復讐がある」という脅迫文が届けられた。令子とひとみ、令子の恋人でカメラマンの新村誠二が幽霊屋敷の地下通路を調べたところ、ひとみの恋人の佐木勇一の死体が見つかった。その地下通路は科学技術庁長官の並木安郎の敷地につながっており、並木の息子・正一とひとみは、幼い頃よく一緒に遊んでいた仲だった。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『悪意』

作家の日高邦彦が殺害された。加賀刑事の教員時代の同僚である野々口修が日高殺害の容疑で逮捕されたが、野々口は事件があった日の様子を手記に残していた。野々口の動機は何か? 加賀恭一郎が挑む。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『夜会』

15歳で世界水泳選手権を制した沢井聡子は、3年後自分のピークが過ぎたことを悟っていた。コーチが世界選手権での惨敗の責任を聡子に押しつけ、別の若い子を中心にチームを組み立て直そうとしていることを耳にしてしまった聡子は、故郷の1つ手前の駅で列車を降りてしまう。川で溺れていたお金持ちの一人息子を助けた聡子は、東京に招待される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼は良き隣人』

クリスマスを間近に控えた夜、クリスマス・ケーキを買いに出た佐山由子がサンタクロースに殺害された。容疑者として警察が目をつけたのは、神代エリカが住むマンションの並びの部屋で暮らす大学生・川添幸夫だった。幸夫はサンタクロースに扮するバイトをしていて、自宅からサンタクロースの恰好をして出勤していた。警察が幸夫の部屋に血のついたサンタクロースの衣装があると聞きつけ、幸夫を逮捕したその夜、二人目の被害者が出てしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死はやさしく微笑む』

売れない舞台女優の戸張美里は、とあるアルバイトで看護師として病院に潜入することに。その病院では、先日お年寄りの患者が飛び降り自殺をしていた。患者が入院していたのは、お年寄りが多く入院するフロアだったため、廊下をくまなくカメラで見張っていたが、その患者が部屋を出る様子はモニターに映っていなかった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊から愛をこめて』

大宅令子は山梨の山岳地帯にある寄宿制の女子校・山水学園に編入することになったが、学園を訪れた日に山水学園の女生徒が殺害されているが発見された。死体は何度も刃物で刺されていたが、令子は眉一つ動かさない。令子の父は警視庁の警部で、令子は殺人現場を見慣れていたのだった。また、東京のデパートでは、閉店後に女子高生の刺殺体が発見され、大宅警部が担当にすることになる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『厄病神も神のうち』

バスガイドの町田藍が、お得意さまで高校生の遠藤真由美とイタリアンレストランで食事をしていると、近くのテーブルで女性がクビを宣告されていた。その女性は、「やめた方がいいですよ。私をクビにしたら、きっと後悔します」と淡々とした調子で答えていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『鏡よ、鏡』

小田沙也はスタイリストを目指す専門学校生。ある日、中学時代の友人・三原涼子が殺害されてしまう。涼子はアイドルを目指していて、スカウトに声をかけられるのを待ちながら、交差点を行ったり来たりするのを沙也も目撃していた。暴力団もが絡むこの事件に、沙也も巻き込まれてしまう。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『美しき凶器』

かつて世界を舞台に活躍した元スポーツ選手、安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子の4人は、過去の記録を消し去るために、仙堂之則の家に忍び込んだ。しかし、仙堂に見つかり、もみ合った末に射殺。目的の書類が見つからなかったため、屋敷に火を放って逃走した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『長い夜』

田舎町の古い家に引っ越した田所家の庭の片隅には、井戸が残っていた。5歳のルミが井戸に載せられた木の蓋を破ったとき、異変ははじまった。一方、事業に失敗し、5億円以上の負債を背負った白浜省一は、妻と中学3年生の娘・仁美と一家心中の道を選んだ。しかし、最後の思い出作りをしていたところ、小西という実業家の目にとまった。借金を肩代わりする代わりに、異変が起きている町に住み込み、何が起きているのか突き止めて欲しいのだという。