
【読書】東野圭吾『沈黙のパレード』
菊野商店街にある食堂『なみきや』の娘、並木佐織は、歌手を目指してトレーニングを受けていた3年前、突如姿を消した。そして、3年後、静岡にあるゴミ屋敷が火事になり、その焼け跡から佐織の遺体が見つかった。佐織を殺害した犯人として蓮沼寛一が逮捕されたが、蓮沼は黙秘を貫き、証拠不十分で処分保留となった。菊野市に舞い戻ってきた蓮沼は遺族や関係者に苦しみを与えるが、今度はその蓮沼が殺害されてしまう。教授に昇進した物理学者の湯川学が、不可解な事件の謎に挑む。