├ 阿津川辰海 【読書】阿津川辰海『蒼海館の殺人』 〈僕〉こと田所信哉は友人の三谷緑郎とともに、同級生で不登校になってしまった葛城輝義を訪ねる。葛城家はY村の中の高台にあったが、田所らが訪ねた日は台風が近づいてきて大雨に。近くを流れる川は氾濫し、逃げ遅れた村民たちを屋敷に避難させたが、屋敷の中では連続殺人事件が起きていた。以前に事件を解決したこともある迷探偵の輝義は身内に疑いの目を向ける。 2022.10.27 ├ 阿津川辰海
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの戦争と平和』 片山と晴美、ホームズの3人(!)は、親戚の法事に出た帰り、道に迷ってしまう。ようやく、人家の明かりが見えたと思ったら、車は宙に投げ出され、前後に裂けてしまった。そこでは村を二分した争いが続けられていて、片山らが乗った車は道路に埋められた地雷に触れてしまったのだった。そして、片山は沼田家、晴美は大泉家に救出されるが、またしても両家の間で戦争が起きようとしていた。 2022.10.26 ├ 赤川次郎
├ 湊かなえ 【読書】湊かなえ『未来』 10歳で父親を亡くしたばかりで、母親も精神障害で苦しむ佐伯章子のもとに、20年後の章子を名乗る女性から手紙が届いた。章子は波乱に充ちた10代前半を、20年後の章子に宛てた手紙として残す。 2022.10.25 ├ 湊かなえ
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『吸血鬼は炎を超えて』 フォン・クロロックと娘のエリカ、エリカの友人橋口みどりと大月千代子は、クロロックの取引先の新社屋完成披露パーティに出席するが、パーティーの最中、下階で火事が発生する。さらに、クロロックの敏感な鼻は、血の臭いを嗅ぎつけていた。 2022.10.24 ├ 赤川次郎
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『さまよう刃』 長峰重樹の娘・絵摩は、花火大会の夜に少年たちに暴行目的でさらわれ、薬物によってショック死した。その長峰の元に、暴行した少年の1人は伴崎敦也だとの密告電話が入る。長峰は伴崎の部屋に忍び込み、絵摩が暴行される様子を映したビデオを目にする。その最中、帰宅した伴崎を台所にあった包丁でめった刺しにしてしまう。さらに、もう1人の少年が菅野快児で、長野のペンションに潜んでいるとの密告電話が長峰の元にかかってくる。 2022.10.23 └ 東野圭吾
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『恋愛届を忘れずに』 安永恭子は、課長の峰島と専務の山村から、会社を救うために重要書類を先方に届けて欲しいと依頼される。しかし、秘書から書類を受け取った食堂で、一瞬目を離した隙に書類を盗まれてしまった。慌てて食堂から出た恭子は、似た恰好をしていた大学生の吉原和司を捕まえるが、別人だとわかって愕然とする。 2022.10.22 ├ 赤川次郎
▼著者 カ行 【読書】樹島千草『耳をすませば』 中学3年生の時、本の貸し出しカードがきっかけで知り合った二人、月島雫と天沢聖司は、夢を追い求めてそれぞれの道を歩き出した。10年後、児童文学作家を目指す雫は、児童書の編集部で働きながら、新人賞に応募する生活を続けていた。一方、チェリストになることを夢見てイタリアへ渡った聖司は、なんとかプロとして生活できるようになっていた。 2022.10.19 ▼著者 カ行
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『使命と魂のリミット』 帝都大学病院の心臓外科で研修医として勤務する氷室夕紀は、動脈瘤の手術の失敗で、父の健介を亡くしていた。その時の執刀医が、心臓外科の教授・西園陽平だった。しかも、母の百合恵は西園との再婚を考えているという。 2022.10.17 └ 東野圭吾
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『結婚以前』 OLの住谷弓子が送別会の翌日目を覚ますと、隣には見知らぬ男性・中宮貴志が!貴志の父親は大企業の社長。弓子はその会社に出向することになり、社長直轄のプロジェクトのチーフになってしまう。貴志には綾之池知江というフィアンセがいたが、知江は村上という妻子持ちの男性と恋仲になっていた。弓子がその村上に会いに行くと、出てきたのはダンディな独身男性で… 2022.10.16 ├ 赤川次郎
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの暗闇』 片山らが乗っていた長距離バスがトンネルの崩落事故に巻き込まれ、トンネルの中に閉じ込められてしまった。バスには、恋人を殺害して逮捕された八木沢勇の母と妹と、殺害された永田こずえの母と兄が乗り合わせていた。 2022.10.13 ├ 赤川次郎
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『夜明けの街で』 不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた渡部は、ひょんなことから会社に派遣されてきた女性・仲西秋葉と恋に落ちた。秋葉もまた、もし結婚相手が浮気したら殺すと豪語していたが、2人の仲は急速に接近していく。 2022.10.12 └ 東野圭吾
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『シングル』 事務機器の会社に勤める辻山房夫は、親からの仕送りをせしめるために、洋子という架空の妻を作りだした。しかし、田舎から父親が出てくると聞いて、隣の席に座る山﨑聡子に相談を持ちかける。聡子には、元暴力団員を殺害して逃げている小田切和代という友人がいた。一方、辻山と同郷の真田邦也は、親に黙って学生結婚をしていた。その邦也の母親が、辻山の父親と一緒に東京に様子を見に来ると言い出して… 2022.10.11 ├ 赤川次郎
▼著者 ア行 【読書】市川憂人『ジェリーフィッシュは凍らない』 航行試験中の新型気曩式浮遊艇ジェリーフィッシュが山岳地帯に不時着。乗員6名はいずれも他殺体で発見された。マリア・ソールズベリー警部と九条漣刑事のコンビが捜査にあたる。 2022.10.10 ▼著者 ア行
└ 米澤穂信 【読書】米澤穂信『ボトルネック』 高校1年生の嵯峨野リョウは、2年前に事故死した恋人・諏訪ノゾミを弔うために、福井県の東尋坊を訪れた。転落防止の鎖から身を乗り出して崖下を覗いているうちに、ノゾミの声が聞こえた気がした。次の瞬間、リョウは宙へと投げ出されていた。リョウが目覚めたのは、東尋坊ではなく、地元金沢の河川敷のベンチだった。 2022.10.08 └ 米澤穂信
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『マスカレード・ゲーム』 警視庁の稲垣管理官が、管内で発生した3件の殺人事件に共通点が多いことに気がついた。被害者はいずれも正面から刃渡り15cm前後のナイフで刺されているだけでなく、前科のある者たちだった。そのうちの1件の事件の関係者が、ホテル・コルテシア東京へ向かった。さらに、残り2つの事件の関係者も、続々とホテル・コルテシア東京に集結してくる。交換殺人ならぬローテーション殺人の可能性を感じとった新田係長らは、ホテル・コルテシア東京へ向かう。 2022.10.04 └ 東野圭吾
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『殺し屋志願』 女子高生の新谷みゆきは、満員電車の中で30代半ばと思われる男性と乗り合わせた。小さな駅で電車が扉を開いたとき、男性が「アッ」と声をあげ苦しみはじめた。次の駅で男性とともに電車を下りたが、男性は背中をナイフで刺されていた。男性は鳴海という名の殺し屋で、駅のベンチに座りながらなぜこんなことになったかを語りはじめた。 2022.10.03 ├ 赤川次郎
├ 湊かなえ 【読書】湊かなえ『Nのために』 都内の高層マンションの1室で、野口貴弘、奈央子夫妻が死亡しているのが発見された。現場にいたのは、夫妻の友人の杉下希美と安藤望、レストランの出張サービスの成瀬慎司、花屋を装って部屋を訪ねてきた西崎真人の4人。貴弘が包丁で奈央子を殺害し、その貴弘を西崎が燭台で殴り殺したとして事件は処理され、西崎は懲役10年の刑に服した。 2022.10.02 ├ 湊かなえ
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『ドラキュラ記念吸血鬼フェスティバル』 〈E社グループ記念イベント〉の開催が迫るなか、イベントに参加予定だったクリフ山口が麻薬所持で捕まった。イベントを担当する広告代理店では急遽代わりのプランを模索するが、生野が提案した〈ドラキュラ生誕五百年記念フェスティバル〉が通る。このイベントにぴったりの人物として、フォン・クロロックに白羽の矢が立てられる。 2022.09.29 ├ 赤川次郎
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『レベル7』 大手保険会社の電話駆け込み寺である「ネバーランド」のスタッフを務める真行寺悦子が、「ネバーランド」で知り合って、友人とも言える関係になった高校生・貝原みさおが失踪した。みさおの母親は、みさおから無事でいると電話があったと落ち着き払っているが、悦子は不審を抱き、みさおの行方を独自に追いかける。 2022.09.27 ├ 宮部みゆき
└ 東野圭吾 【読書】東野圭吾『真夏の方程式』 小学5年生の柄崎恭平は夏休みを過ごすために、1人で親戚がやっている旅館へ。その道中、物理学者の湯川学と知り合う。旅館がある玻璃ヶ浦は、海底に眠る鉱物資源の採掘を巡って揉めていた。湯川はその採掘調査に関する説明のため、玻璃ヶ浦を訪れていた。 2022.09.26 └ 東野圭吾
├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『親しき仲にも殺意あり』 平田結美と森口容子は幼稚園の時からの大の仲良し。しかし、刑事になった容子に対して、結美の職業は組織の暗殺者。容子は部下の北川とともに、大学の同級生・佐々木恭一の警護を任されるが、その佐々木の命を、結美が組織からの命を受けて狙っていた。 2022.09.25 ├ 赤川次郎
├ 阿津川辰海 【読書】阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』 全身が透明になってしまう病「透明人間病」がまん延。国内で約10万人、全世界で約700万人の発症が確認される中、透明人間病を患う内藤彩子は、川路昌正教授の殺害を計画する。川路教授は従来の透明人間を不完全かつ決められた色で再現する薬に代わる、透明人間を完全に元の状態に戻す新薬の開発を進めていた。 2022.09.23 ├ 阿津川辰海
├ 今村昌弘 【読書】今村昌弘『兇人邸の殺人』 大学のミステリ愛好会に所属する葉村譲と剣崎比留子は、"廃墟テーマパーク"の中に建つ〈兇人邸〉へ潜入する。しかし、その兇人邸には殺人鬼が住んでいたうえ、葉村たちは邸内に閉じ込められてしまう。そして1夜が明けると、邸内には首のない死体が残され、比留子の姿は消えていた。 2022.09.22 ├ 今村昌弘
└ 中山七里 【読書】中山七里『さよならドビュッシー』 高校の音楽科に入学が決まっていた香月遥は、家族が留守の日に、従弟の片桐ルシアとともに祖父が暮らす別棟に宿泊した。しかし、深夜に出火。祖父とルシアは焼死し、遥も重度の火傷を負ってしまった。全身に皮膚移植を施した遥はなんとか松葉杖を使って歩けるまでに回復し、高校への通学も開始する。 2022.09.20 └ 中山七里