理系

├ 周木律

【読書】周木律『双孔堂の殺人』

Y湖畔にそびえる〈ダブル・トーラス〉という名の、大きな鍵の形をした建物。ここに、数学者らが集まった。しかし、建物の主・降脇一郎が書斎で、鰐山豊が客室でそれぞれ殺害されてしまう。双方の部屋は密室になっており、書斎の中には、凶器の銃を持った十和田只人が倒れていた。妹に頼まれ、十和田のサインをもらうために〈ダブル・トーラス〉を訪ねた警察庁の宮司は、偶然事件に巻き込まれることになるが…