漫画化

├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道』

三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道』を読みました。あらすじ 戦中、川端康成や久米正雄、高見順ら鎌倉文士が立ち上げた貸本屋〈鎌倉文庫〉。ここには、夏目家が寄贈した漱石の初版本なども並んでいたというが、千冊あった...
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『白ゆき姫殺人事件』

湊かなえさんの『白ゆき姫殺人事件』を読みました。あらすじ 雑木林の中で、化粧品会社の女性社員が刃物で十数ヶ所刺された上、灯油をかけて焼かれているのが見つかった。『週間太陽』の記者・赤星は、独自取材を進め、同じオフィスで働く城野美姫が犯人であ...
├ 知念実希人

【読書】知念実希人『優しい死神の飼い方』

知念実希人さんの『優しい死神の飼い方』を読みました。あらすじ 人間の死後の魂をあの世へ送る手助けをしている死神のレオは、未練を持って死に、地縛霊となって地上に残る魂が多いことを理由に左遷され、犬の体を借りてホスピスで人間の未練を解消する役割...
├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『青の炎』

貴志祐介さんの『青の炎』を読みました。あらすじ 湘南の高校に通う櫛森秀一は、母と妹との3人暮らし。しかし、母が10年前に再婚し、すぐに別れた元継父・曾根隆司が家に転がり込み、酒と博打に溺れる生活を送っていた。このままでは、母や妹の身に危険が...
├ 辻村深月

【読書】辻村深月『かがみの孤城』

中学生になった安西こころは、友人とうまくいかなくて不登校になってしまった。〈こころの教室〉というスクールに通うことも考えたが、朝になるとお腹が痛くなってしまう。そんなある日、部屋に置かれた姿見が光り出す。姿見をくぐると城のような建物に繋がっており、そこには、こころのように中学校に通うのが辛くなった子供たち6人が待っていた。
▼著者 ハ行

【読書】誉田哲也『ストロベリーナイト』

ため池近くの植え込みの中から、ブルーシートに包まれた男性の死体が発見された。男の身体には無数の傷があった上、喉を掻き切られ、腹は上下に切り裂かれていた。警視庁捜査一課の姫川玲子警部補は、腹を切り裂いたのは、ため池に投棄した後、腹に溜まったガスで死体が浮いてこないようにするためで、ため池にはほかの死体が沈められているのではないかと推理する。
▼著者 ハ行

【読書】福井晴敏『亡国のイージス』

小型核兵器なみの爆発力を持ち、人を10秒で死滅させる毒性がある化学兵器が、北朝鮮の工作員の手によって盗み出された。また、ミサイル防衛のため、ミニ・イージス・システムを搭載した〈いそかぜ〉が、演習中に一部の船員と、船員にまぎれて乗船していた北朝鮮の工作員に乗っ取られた。
├ 有栖川有栖

【読書】有栖川有栖『孤島パズル』

英都大学推理研の江神二郎と有栖川有栖(アリス)は、有馬麻里亜(マリア)の祖父が建てた別荘のある孤島・嘉敷島へ宝さがしに行くことになる。嘉敷島には木彫りのモアイ像が25体立っており、それが秘密を解く鍵なのだという。
▼著者 ヤ行

【読書】夕木春央『方舟』

柊一らサークルの仲間7人は、裕哉の案内で、山奥にある地下建築を訪れる。しかし、地震のため、バリケードにするために置かれていた大岩が動き、キノコ狩りをするために来て迷い込んだ親子3人とともに、地下建築の中に閉じ込められてしまう。誰か1人を犠牲にしなければ脱出できない。タイムリミットは1週間。そんな中、裕哉が首を絞められて殺害されてしまう。
├ 海堂尊

【読書】海堂尊『チーム・バチスタの栄光』

東城大学医学部付属病院の不定愁訴外来、通称愚痴外来を担当する田口医師は、病院長の高階から呼び出される。病院内で行われている左心室縮小形成術、通称「バチスタ手術」は、開始以降26例続けて成功していたが、最近になって立て続けに3例失敗しているという。バチスタ手術を担当するチーム・バチスタのトップ・桐生医師が、失敗の原因がわからないため、第3者の目で手術を見てもらいたいと申し出、そのお鉢が田口に回ってきたのだった。
├ 辻村深月

【読書】辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』

初雪が降った日、私立青南学院高校に通う生徒8人がいつも通り登校すると、学校の中はもぬけの殻だった。1階の窓と扉は中から開けることができず、校舎内に閉じ込められてしまう。しかも、教室の時計、腕時計、携帯電話の時計はすべて5時53分を指したまま止まっている。8人は、2ヶ月前の学園祭最終日にクラスメイトが飛び降り自殺をしたことが原因ではないかと考えるが、誰が飛び降りたのかを、誰も思い出すことができない。
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『グラスホッパー』

鈴木は妻を遊び半分に車で轢き殺した犯人に仕返しするため、犯人の父親・寺原が社長を務める会社に契約社員としてもぐり込むが、復讐のために入社したのではないことを証明するため、人を殺せと命じられる。しかし、その場に立ち会う予定だった寺原の息子が道路に突き飛ばされて死亡する。鈴木は寺原の息子を突き飛ばした〈押し屋〉を尾行するが…
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『夏期限定トロピカルパフェ事件』

小市民として日々を平穏に過ごすことを目指す高校2年生・小鳩常悟朗は、同じく小市民を目指す小左内ゆきから、〈小左内スイーツセレクション・夏〉と題した地図をもらう。そして、夏休みの間に、ゆきがピックアップしたベスト10スイーツを制覇すべく駆け回る。一方、小鳩の友人・堂島健吾は、川俣さなえが悪い仲間に引き込まれたと、妹のかすみから相談を受けていた。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』

恋愛関係にも依存関係にもないけど、互恵関係にある小鳩常悟朗と小左内ゆきは、揃って船戸高校に入学した。4月も半ばになり、小鳩と小左内が帰りに新しくできたクレープ屋による相談をしているとき、小鳩の小学校の同級生・堂島健吾から招集がかかる。女子生徒のポシェットが盗まれたので、探すのを手伝って欲しいという。5人で30分かけて探し回ったが、ポシェットは見つからなかった。しかし、小鳩は持ち前の推理力を発揮して…
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『いまさら翼といわれても』

夏休み最初の日、神山高校古典部の部長・千反田えるは、地域の合唱祭に出演することに。しかし当日、自宅にいた折木奉太郎に、伊原摩耶花から、千反田がホールに現れないと電話がかかってきた。奉太郎はホールにいた合唱団員から話を訊き、千反田の居場所を推理する。
▼著者 サ行

【読書】真保裕一『ホワイトアウト』

雪に閉ざされた、日本最大の貯水量を誇る奥遠和ダムが、7人のテロリストによって占拠された。3ヶ月前、山の事故で婚約者を失った平川千晶と、作業員十数名が人質に取られた。犯人グループからの要求は50億円。発電所の運転員・富樫輝男は犯人グループの襲撃時、閉鎖となったスキー場の林間コースを上っていく2人組の様子を見に出ていたため、難を逃れた。富樫は1人、犯人グループに立ち向かう。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『スナーク狩り』

関沼慶子は、以前ひも同然の関係だった国分慎介の結婚披露宴に、競技射撃のために所持している散弾銃を持って乱入することを計画する。しかし、披露宴会場に乱入しようとした瞬間、中から出てきた慎介の妹・範子の顔を見て、計画を思いとどまる。一方、釣具店に勤める織口邦男は、関沼慶子が所有する散弾銃を強奪し、復讐を遂げるために金沢を目指す。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『クドリャフカの順番 「十文字」事件』

神山高校の秋を飾る文化祭、通称「カンヤ祭」に向けて、折木奉太郎らが所属する古典部は、文集「氷菓」を30部作成した。はずだったのだが、伊原摩耶花が印刷屋に発注するときに部数を間違え、200部刷り上がってしまった!損益分岐点を目指す古典部の面々だったが、文化祭では「十文字」を名乗る人物が、様々な出展団体から、どうでもいいようなものを盗んでいくという事件が発生する。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『遠まわりする雛』

折木奉太郎は、同じ古典部の千反田えるから、生き雛祭りの傘持ちをしてくれないかと依頼される。千反田の地元に伝わる祭で、雛と内裏に扮した少女が町を練り歩き、人の汚れを引き受けるのだそうだ。その雛に千反田が扮するのだが、雛に傘をかける役の男性が怪我をしてしまったのだという。
└ 中山七里

【読書】中山七里『さよならドビュッシー』

高校の音楽科に入学が決まっていた香月遥は、家族が留守の日に、従弟の片桐ルシアとともに祖父が暮らす別棟に宿泊した。しかし、深夜に出火。祖父とルシアは焼死し、遥も重度の火傷を負ってしまった。全身に皮膚移植を施した遥はなんとか松葉杖を使って歩けるまでに回復し、高校への通学も開始する。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『愚者のエンドロール』

折木奉太郎たち古典部4人は、2年F組の入須冬美に依頼されて、2年F組が文化祭で上映予定のビデオ映画の試写会に参加する。しかし、ビデオは第1の被害者が殺害されたところで終わっていた。なんでも、脚本を担当した本郷真由が途中で心身を病んで降板。誰も続きを書けないでいるという。冬美は、奉太郎たち4人に、ストーリーの完成を依頼してきた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『変身』

成瀬純一は不動産屋で拳銃強盗に遭遇し、少女をかばって頭に銃弾を受けた。純一は世界初となる脳移植手術を受けて意識を取り戻すが、性格や興味の対象が事件以前と変わっていることに気づく。さらに、脳のドナーとなった人物の遺族にも会いに行くが、その人物の性格とも異なることに違和感を感じる。
└ 米澤穂信

【読書】米澤穂信『氷菓』

神山高校に入学した折木奉太郎は、神山高校古典部OGの姉・供恵のすすめで古典部に入部する。古典部は過去3年間新入部員がなく、廃部の危機に瀕していたが、奉太郎が部室を覗くと、同じ1年生の千反田えるがいた。他にも、奉太郎の友人・福部里志や、伊原摩耶花が入部し、4人で10月の文化祭で文集を発行することを目標に活動をはじめる。
├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』

戸塚に店を構える古書店・虚貝堂の3代目・杉尾康明が癌で他界した。康明は約1000冊の蔵書を所有していたが、康明の父で虚貝堂の店主・正臣は、その蔵書を古書即売会で売りさばいてしまうと言う。康明の元妻・樋口佳穂は、ビブリア古書堂の篠川栞子に、義父が康明の蔵書を売るのを止めて欲しいと依頼する。その古書即売会には、康明の息子・樋口恭一郎が手伝いとして参加し、ビブリア古書堂の娘・篠川扉子も参加していた。