未解決事件

├ 濱嘉之

【読書】濱嘉之『プライド2 捜査手法』

現場一筋でやってきた本城清四郎は、組織犯罪対策部でコールドケース、未解決事件を担当することになる。大学卒業後、順調に昇任試験に合格して警視庁警視になった高杉隆一、東大卒業後キャリアとして警察庁入庁後、警察庁警視正になった大石和彦。父親が田園調布署管内の駐在所で働く幼馴染みで同級生の3人は、ヤクザと政治家、そして新興宗教団体が絡む事件に挑む。
▼著者 サ行

【読書】塩田武士『罪の声』

大日新聞文化部の阿久津英士は、年末企画『ギン萬事件――31年目の真実――』の担当として、社会部に借り出される。ギン萬事件は、かつて日本を震撼させた食品会社脅迫事件だが、迷宮入りのまま時効を迎えていた。一方、京都でテーラーを営む曽根俊也は、自宅で古いカセットテープを見つける。テープに吹き込まれていたのは俊也の子供の時の声で、ギン萬事件で犯人が使用した音声だった。