日本推理作家協会賞

▼著者 サ行

【読書】白井智之『名探偵のいけにえ 人民協会殺人事件』

教父は千人弱の信者とともに集団自殺する道を選んだ。新興宗教〈人民協会〉の教父ジム・ジョーデンは、信者を連れてアメリカを飛び出し、南米の密林を切り開いた"ジョーデンタウン"を造り上げた。その〈人民協会〉を調査するために、4名の調査団が結成されたが、調査団のメンバーが次々と不可解な状況で殺害される。これは神罰なのか?
▼著者 マ行

【読書】道尾秀介『カラスの親指』

道尾秀介さんの『カラスの親指』を読みました。あらすじ 友人の保証人になったことから借金苦に陥り、取り立ての手伝いをするようになり、ついには女性を自殺に追い込んでしまった経験を持つ武沢竹夫。ヤミ金融の情報を警察に提供して、組織を撲滅させたが、...
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『ユージニア』

恩田陸さんの『ユージニア』を読みました。あらすじ 数十年前、地方の名家で起きた大量殺人事件。米寿の祝宴の乾杯に用意されていた日本酒とビールに毒物が混入されていた。近所に住む小学生だった雑賀満喜子は、大学の卒業論文代わりにこの事件をふたたび洗...
▼著者 ア行

【読書】小川哲『君のクイズ』

小川哲さんの『君のクイズ』を読みました。あらすじ 生放送のクイズ番組『Q-1グランプリ』。7点先取の決勝戦は6対6で最終問題にもつれ込んだ。三島玲央が対する本庄絆は、問題が読まれる前に早押しボタンを押し、正解を導き出した。これはやらせなのか...
├ 貴志祐介

【読書】貴志祐介『硝子のハンマー』

貴志祐介さんの『硝子のハンマー』を読みました。あらすじ 日曜日の昼下がり、ビルの12階にある介護サービス会社の社長室で、社長が倒れているのを、窓の清掃をしていた男性が発見した。エレベーターは暗証番号を入れなければ12階に止まらず、廊下には監...
▼著者 ハ行

【読書】福井晴敏『亡国のイージス』

小型核兵器なみの爆発力を持ち、人を10秒で死滅させる毒性がある化学兵器が、北朝鮮の工作員の手によって盗み出された。また、ミサイル防衛のため、ミニ・イージス・システムを搭載した〈いそかぜ〉が、演習中に一部の船員と、船員にまぎれて乗船していた北朝鮮の工作員に乗っ取られた。
├ 歌野晶午

【読書】歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』

〈何でも屋〉ならぬ〈何でもやってやろう屋〉を自称する成瀬将虎は、地下鉄の駅で飛び込み自殺を図った女性・麻宮さくらを救う。また、同じフィットネスクラブに通う久高愛子から、おじいさん・隆一郎の事故について相談を受ける。隆一郎は健康食品や羽布団などを売りつける悪徳会社・蓬莱倶楽部に散々金を巻き上げられた上、保険金をかけられて、轢き殺されたと言うのだ。