
【読書】内田康夫『ぼくが探偵だった夏』
夏休みに入る一週間前、浅見少年の隣の席に本島衣理が転校してきた。衣理は、軽井沢にある浅見家の別荘の近くにある喫茶店の娘だった。浅見と衣理、自転車屋の峰男くんの三人は、女性が行方不明になったという「妖精の森」を散策中、怪しい穴掘りの現場を目にする。そのことを警察に届けた浅見だが、対応してくれたのは刑事になりたての「信濃のコロンボ」こと竹村岩男巡査だった。岩村が確認したところ、犬の墓であったことがわかったが、浅見はさらなる疑問を抱き、再び「妖精の森」にある別荘へと向かう。