小路幸也

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【読書】小路幸也『札幌アンダーソング ラスト・ソング』

主婦が銃殺される事件が発生した。事件以来姿を見せない夫の人相は、北海道警捜査一課の仲野久刑事そのものだった。しかも、久が1度も入ったことのないはずの部屋の中から、久の指紋が発見される。北海道の裏社会で暗躍する山森が絡んでいると判断した久の先輩根来は、天才的頭脳を持つ志村春の助けを借りて、事件解決に挑む。
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【読書】小路幸也『イエロー・サブマリン』

『夏 絵も言われぬ縁結び』我南人の幼馴染みで建設会社の2代目・新一郎が、解体を請け負った家が幽霊屋敷だったと飛び込んできた。床には血にまみれた本が置いてあり、変な音が聞こえたという。さっそく、我南人や神主の祐円らとともに確認に行き、ついでにお祓いも行った。一方、S大学文学部に通う根岸裕子が、間中号と北島坂仁一をテーマに卒業論文を書きたいため、2人の著作がないかと古本屋〈東京バンドワゴン〉を訪ねてきた。
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【読書】小路幸也『札幌アンダーソング 間奏曲』

北海道警宛に、死体を雪堆積場に埋めたという犯行声明が届いた。埋められたとされているのは、半年前に行方不明者届が出されている大磯明義。根来康平と仲野久のコンビは、3ヶ月前に北道大学で大規模な爆発物騒ぎを起こした大学院生・山森晴行が噛んでいるとみて捜査をはじめる。
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【読書】小路幸也『アンド・アイ・ラブ・ハー』

古い建築物を写真に収めるのが趣味な健人の後輩・水上が、朝野料亭の風景を撮っていると、高校生数人にカメラを寄こせと絡まれた。たまたま通りがかった、元刑事の茅野がその場を収めたが、水上が中年男性に尾行されているのに気がつく。自宅へ送っていくのは危険と判断した茅野は、水上を古本屋〈東京バンドワゴン〉に連れてくるが…
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【読書】小路幸也『残される者たちへ』

マンモス団地・方野葉団地の小学校出身の川方準一のもとに、同窓会の招待状が届いた。幹事の名は押田明人。しかし、準一には押田についての記憶がない。同窓会当日に押田に話しかけられた準一は、向かいの部屋に住んでいた1番の親友だったと言われるが…一方、方野葉団地に住む芳野みつきには、事故で亡くした母の記憶が乗り移っていた。
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【読書】小路幸也『ヘイ・ジュード』

古本屋〈東京バンドワゴン〉の前の道が陥没してしまった。そこでガードマンとしてやってきたのが、研人のバンドでベースを弾いている渡辺君のお父さんだった。勤めていた企業をリストラされてしまったらしい。一方、IT企業社長の藤島の父で書道家の三吉が亡くなった。藤島は、三吉の記念館の館長になるよう、親戚から言われるが…
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【読書】小路幸也『テレビ探偵』

バンドとして伸び悩んでいた〈ザ・トレインズ〉は、土曜日夜8時に生放送のコント番組『土曜だ!バンバンバン』を担当することになった。その生放送中、ドラマ『スパイハンター』のアクションスター・石垣剛がキャットウォークからロープを伝って降りるシーンで、ロープが切れて転落してしまった。〈ザ・トレインズ〉の付き人の葛西チャコが切れたロープの断面を見ると、刃物で切り込みを入れられた跡が…
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【読書】小路幸也『ラブ・ミー・テンダー』

児童養護施設で暮らす鈴木秋実は、同じ養護施設で育ってアイドルになった冴季キリから、好きな人ができて駆け落ちしたいけど、見つかったら殺されるとの電話を受け、キリの事務所に忍び込もうとしたところを見つかったしまった。事務所の血の気の多い連中に取り囲まれた秋実を助けたのが、バンド〈LOVE TIMER〉のヴォーカル・我南人だった。
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【読書】小路幸也『ロング・ロング・ホリディ』

札幌にある喫茶店〈D〉で働きながら、大学に通うコーヘイ。そのコーヘイのもとを、5歳年上の東京で働く姉が訪ねてきた。しばらく、コーヘイの家に滞在させてほしいのだという。仲の良いバイト仲間や常連客たちの間に、小さな変化が積み重なっていく。
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【読書】小路幸也『ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード』

『春 花も嵐も実の生る方へ』古書店〈東京バンドワゴン〉が、かつて1度だけ作ったことがある目録、通称〈呪いの目録〉のことを探って回っている男がいると、東京古本組合の大沼岩男が教えに来てくれた。一方、亜美の義妹で女優の折原美世が、役作りのために蜷川女子大学で見た資料の中に、〈東京バンドワゴン〉創設者の堀田達吉の名前があったのだが、その資料が紛失してしまったという。
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【読書】小路幸也『札幌アンダーソング』

尻に野菜を刺し死亡するという事故死が2件続いていた。そして今度は、内臓破裂のあと、肛門からゴーヤが差し込まれるという事件が発生した。北海道警捜査1課の根来康平は、部下の仲野久とともに、志村春のもとを訪ねる。春は、3件の遺体の発見現場が正三角形を描いているとともに、身体の形が”Y”、”E”、”S”になっていることに気づく。
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【読書】小路幸也『ヒア・カムズ・ザ・サン』

古書店〈東京バンドワゴン〉で、夜の内に書架の本が数冊床に落ちるということが発生する。さらに、女性陣が白い幽霊を見たという。一方、遺品整理をしていたら、〈東京バンドワゴン〉の値札が貼られた古書が出てきたと言って、男性が訪ねて来た。
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【読書】小路幸也『国道食堂 2nd season』

小田原市から甲府市へ抜ける裏ルート・国道517号線沿いにある〈国道食堂〉。元プロレスラーの本橋十一が店主を務めるこの店の真ん中には、プロレスのリングが鎮座しており、週末の夜には、そこでプロレスや音楽ライブなどが催されている。常連客でプロレス好きの久田亜由は、会社の先輩・篠塚洋人とこのリングの上で結婚式を挙げることを決める。
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【読書】小路幸也『花咲小路二丁目の寫眞館』

フォトグラファーの桂樹里は、学校を出てすぐに〈久坂寫眞館〉に就職した。現社長の久坂重も写真を撮ることはできるのだが、人物写真を撮ると、見えないものが写ってしまうのだという。そんな重が試しに動画を撮ってみると、樹里ともども過去へタイムスリップしてしまった。このタイムスリップには、どんな意味が隠されているのだろうか?
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【読書】小路幸也『オール・ユー・ニード・イズ・ラブ』

下町の古書店〈東京バンドワゴン〉に、脚本家の岸田安見がやってきた。偶然にも、安見は近所に住む増谷裕太の、高校の同級生だった。その安見が、フェアとして並べていた川田鉄の作品をすべて欲しいと言う。一方、小学生の名塚のぞみが、本を売りたいとやってくる。勘一は、本は買い取らずに、親への手紙と百円をのぞみに渡す。我南人がのぞみのあとをつけると、コンビニでお菓子を買ったあと、寒い公園で1人本を読んでいたという。
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【読書】小路幸也『スタンダップダブル! 甲子園ステージ』

北北海道代表として甲子園に出場した神別高校のナインの多くは、今は閉園となってしまった児童養護施設・そよ風学園で野球を学んだ。地区大会から快進撃を続ける神別高校に、暴力団が関係する黒い影が…双子の兄弟、青山健一、康一の父である、元暴力団組員で前科を持つ山路蓮と、新聞記者の前橋絵里は、ライターの潮崎からの揺さぶりに対抗するため、ルポライターの西島馨の力を借りて策を練る。
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【読書】小路幸也『フロム・ミー・トゥ・ユー』

堀田藍子と紺の異母弟・青が堀田家へやって来た日の話〈東京バンドワゴン〉の主人・勘一が幼馴染みの見舞いに行く話紺と亜美の出逢い…「東京バンドワゴンシリーズ」を飾る面々のエピソード集
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【読書】小路幸也『花咲小路一丁目の髪結いの亭主』

専門学校を出た谷岡せいらは、花咲小路商店街にある理髪店〈バーバーひしおか〉に飛び込みで雇ってもらった。〈バーバーひしおか〉では、奥さんのミミ子が髪を切っていて、旦那さんの凌次郎は店のソファに腰掛けて雑談に耽っている。そんな凌次郎のもとに、借金の形に預かったペンダントを見て欲しいという依頼が舞い込む。
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【読書】小路幸也『国道食堂 1st season』

小田原市から甲府市へ抜ける裏ルート・国道517号線上にある〈国道食堂〉。どの料理もうまいが、この食堂の名物は、なんといっても店の真ん中に鎮座するプロレスのリング。週末の夜には、そこでプロレスや音楽ライブなどが催されている。この地域に転属された配置薬のルート営業マンである二方将一は、さっそく〈国道食堂〉の常連になる。
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【読書】小路幸也『花咲小路三丁目北角のすばるちゃん』

高校を卒業した麦屋すばるは、父が遺した花咲小路商店街にある駐車場を受け継いだ。父は亡くなってしまったが、駐車場の看板代わり、事務所兼居住空間の赤いシトロエンのバンに魂が乗り移っていて、ラジオを通して話し合うことができる。トランクに人を乗せた車が駐められたり、母親がパチンコに行っている間に子供が駐車場に帰ってきてしまったり…新人経営者は今日も大忙し。
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【読書】小路幸也『レディ・マドンナ』

『雪やこんこあなたに逢えた』東京の下町にある古本屋〈東京バンドワゴン〉に、変わった客が現れた。現代作家の作品が並ぶ棚の同じ場所から、十数冊まとめて買っていくのだ。さらに、状態の良い古書を、1冊ずつ買い取りに持ち込む客も…彼らは何者で、何が目的なのか?
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【読書】小路幸也『スタンダップダブル!』

北海道にある公式戦未勝利校・神別高校野球部に、双子の青木健一、康一兄弟、キャッチャー・村上信司のセンターラインを中心とする、守備のチームができあがった。監督は、元甲子園球児で、現役の実業団野球選手だった田村敏幸。そして、青木兄弟らを中学の頃から追いかけていた新聞記者の前橋絵里は、偶然山路という男性と知り合うが、山路は田村とバッテリーを組んで甲子園に出場した人物だった。
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【読書】小路幸也『オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ』

朝、店先に出しているワゴンの上に、林檎が置かれるということが、3度続いた。一方、中学に上がって図書委員になった研人が、友人の西田光輝と喧嘩するという事件が起きる。
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【読書】小路幸也『花咲小路三丁目のナイト』

大学を卒業し、2年間一般企業で働いた堂本望は、叔父が経営する花咲小路商店街の喫茶店でアルバイトをすることになった。叔父の円藤仁太が経営する〈喫茶ナイト〉は、深夜営業の店で、映画のVHSやDVDのレンタルも行っているが、仁太のもとには近所の人から相談が持ちかけられる。今回相談を持ちかけたのは、8歳年上で子持ちの元ホステスの女性に恋してしまった大学生だった。