古書店

├ 小路幸也

【読書】小路幸也『アンド・アイ・ラブ・ハー』

古い建築物を写真に収めるのが趣味な健人の後輩・水上が、朝野料亭の風景を撮っていると、高校生数人にカメラを寄こせと絡まれた。たまたま通りがかった、元刑事の茅野がその場を収めたが、水上が中年男性に尾行されているのに気がつく。自宅へ送っていくのは危険と判断した茅野は、水上を古本屋〈東京バンドワゴン〉に連れてくるが…
├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道』

戦中、川端康成や久米正雄、高見順ら鎌倉文士が立ち上げた貸本屋〈鎌倉文庫〉。ここには、夏目家が寄贈した漱石の初版本なども並んでいたというが、千冊あったと言われる貸出本も、発見されたのは数冊で、残りは行方不明になっている。昭和、平成、令和のビブリア古書堂の娘たち、智恵子、栞子、扉子は、残りの鎌倉文庫の貸出本の行方を捜すことになる。
├ 三上延

【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~』

前作『ビブリア古書堂の事件手帳 ~扉子と不思議な客人たち~』では6歳だった扉子が、早くも高校生になっています。また、それに合わせるように、時間も未来へとタイムスリップ。なんだか不思議な感じがします。とはいえ、今回扱う事件は、扉子が生まれた年と、小学校高学年の時のものです。