レビュー

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『忘れられた花嫁』

ある日、明子が担当した花嫁が結婚式直前に逃げ出します。結婚式は明子の“代役”によって無事執り行われましたが、花嫁が着るはずだったウェディングドレスの中に死体が…さらに、明子と一緒に死体を発見した主任の保科光子が殺害されてしまいます。明子は式場の社長に命じられて事件を捜査することになりますが、当日式を挙げた夫婦の周りでも次々と事件が発生し…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊終着駅』

都心から離れた、郊外の終着駅。乗客が網棚に忘れた風呂敷の中から、女性の生首が出てきた。たまたま近くを通りがかった警視庁捜査一課の宇野警部が呼び出されたものの、生首は映画の撮影に使うための作り物だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『一億円もらったら』

大富豪・宮島勉の趣味は見も知らぬ人物に一億円を贈って、その人がどう変わるかを観察すること。通勤途中にただすれ違うだけの女性の父親が使い込んだ金の補填に使おうとする男性、生まれ故郷へ戻りたいという女性、痴漢に間違われて職を失いかけた男性…観察の対象は様々ですが、一億円の使い方もまた様々です。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三世代探偵団 枯れた花のワルツ』

今年76歳の沢柳布子は、若い頃に映画スタートして名を馳せた女性。現在は、幸代がロビーに壁画を描いた病院に入院中。しかし、そこに布子を主役にした映画の話が飛び込んでくる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三世代探偵団 次の扉に棲む死神』

赤川次郎さんの『三世代探偵団 次の扉に棲む死神』を読みました。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『天使と悪魔』

天国から研修に来た天使と、地獄から成績不良で叩き出された悪魔が、少女マリと犬のポチに姿を変えて地上に降り立ちます。この2人(?)が活躍する「天使と悪魔シリーズ」の第1作です。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『灰の中の悪魔』

花園学園高校に通うバレーボール部のエース矢吹由利子、役者志望の桑田旭子、社長令嬢の弘野香子の3人は、身の回りの人たち数名が何者かに脅迫されていることを知ります。そして迎えた体育祭の日、由利子の友人の上田史代が万引きの常習犯であると書かれたビラが屋上からばらまかれてしまいます。学校から飛び出した史代は車に轢かれて記憶を失ってしまいます。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『伊勢佐木町探偵ブルース』

桂木圭一は、神奈川県横浜市伊勢佐木町に事務所を構える探偵。母・京子が再婚したのだが、なんとその相手は神奈川県警本部長。しかも、義弟は伊勢佐木署に勤務する刑事。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『魔法使いと最後の事件』

魔法使いマリィシリーズの4冊目の単行本となります。前作、『さらば愛しき魔法使い』でこのシリーズは終わってしまったのかと、残念に思っていましたが、マリィが戻ってきてくれました!
▼著者 ワ行

【読書】和久井清水『孤道 完結編 金色の眠り』

鈴木義弘の葬儀に顔を見せなかった松江が、義弘の会社八紘昭建で遺体となって見つかった。浅見は、義弘の事件と松江の事件を解く鍵が、義弘の祖父・義麿が書き残したノートにあるのではないかと思い、ノートを読み進める。しかし、ノートには「あれ」とか「それ」としか書かれておらず、肝心の鍵となる言葉が出てこない。地道な捜査で「あれ」の正体を突き止めた浅見は、いよいよ犯人に迫る。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『孤道』

軽井沢のセンセこと内田康夫が病魔に冒された。王子権現への代参を頼まれた浅見は、和歌山を目指す。和歌山では、浅見の後輩で大毎新聞に勤める鳥羽が殺人事件に巻き込まれていた。市役所に勤める鈴木真代の夫・義弘が大阪の八軒家船着場跡で死体となって発見されたのだ。また、熊野古道では牛馬童子像の頭が持ち去られるという、不可解な事件が発生する。王子権現への代参を果たした浅見は、大阪と和歌山の事件に挑む。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『遺譜 浅見光彦最後の事件』

内田康夫さんの『遺譜 浅見光彦最後の事件』を読みました。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『北の街物語』

浅見の高校の後輩・末次瑞恵の家が経営している銭湯を訪れた浅見は、初老の男性・倉持から、ブロンズでできた「妖精」がなくなったと相談を受ける。同じ頃、荒川の河川敷で男性の絞殺死体が見つかる。何の関係も無いような二つの事件だが、「3731」という四つの数字で繋がっていた。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『萩殺人事件』

出版社に勤める松田将明は、編集長から勧められた見合いをするため、山口県を訪れた。しかし、山口に着いて早々に、萩市市議会議員の生島一憲が殺害された事件の参考人として警察から事情聴取されてしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『汚れちまった道』

地元紙の萩支局に勤める奥田伸二が「ポロリ、ポロリと死んでゆく」と言い残して行方不明になった。奥田の妻から要請を受けた浅見は防府市へ飛ぶが、防府では四年前に不可解な事故と自殺が発生していた。浅見の出陣も時遅く、奥田の遺体が角島で見つかる。さらに、浅見の学友である松田将明が殺人事件に巻き込まれ、浅見は事件捜査に駆け回る。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『黄泉から来た女』

天橋立のお膝元、宮津市役所で働く神代静香のもとを訪ねてきた女性が殺害された。女性は静香の母と同郷の人間だったが、なぜ静香を訪ねてきたのかを聞く前の悲劇だった。静香は絶縁状態にあるという母の実家の宿坊を偽名を使って訪ねるが、伯母に正体がバレかかってしまい、危機一髪のところで浅見に助けられる。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『風のなかの櫻香』

産まれてすぐに捨て子になった櫻香は、尼寺に引き取られて成長した。しかし、中学生になった櫻香の周囲には不穏な男女の影が。尼寺から依頼を受けた浅見は、櫻香の警護にあたることになるが、そんな矢先、櫻香につきまとっていた男性が名張市の山中で殺害されてしまう。櫻香の出生の秘密を辿っていた浅見だが、ついに櫻香が誘拐されてしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『不等辺三角形』

仙台簞笥の職人・井上孝夫は、名古屋の家に伝わる「幽霊簞笥」を修理することになった。作業場に置いた簞笥を詳しく調べてみると、隠し棚から漢詩のようなものが出てきた。井上は簞笥の修理を依頼した男性に連絡をとろうとするが、男性は簞笥を預かった日の夜に殺害されていた。さらに、井上の家に「幽霊簞笥」を見に来た男性も東松島市の海岸で死体となって発見された。「幽霊簞笥」の持ち主である正岡佑直から捜査を依頼された浅見は、修理中の「幽霊簞笥」がある東松島市の井上の工房を訪ねる。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『神苦楽島』

ついに母・雪江から携帯電話所持の許可が出た浅見は、さっそく携帯電話を買いに出かける。しかし、意気揚々と店を出た浅見のもとに女性が倒れ込んできた。「旅と歴史」の取材で淡路島を訪れた浅見だが、淡路島では二週間前に高速道路の上から死体が遺棄されるという事件が発生していた。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『教室の亡霊』

元中学生教師が、かつて教鞭を執っていた教室で服毒死した。その元教師は、傷病休職中に代理で教壇に立った梅原彩とのツーショット写真を所持していた。彩の教え子から助けを求められた浅見は、「旅と歴史」の仕事にかこつけて群馬へ向かうが、今度は彩が顧問を務める陸上部の生徒の父親が殺害されてしまう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『ぼくが探偵だった夏』

夏休みに入る一週間前、浅見少年の隣の席に本島衣理が転校してきた。衣理は、軽井沢にある浅見家の別荘の近くにある喫茶店の娘だった。浅見と衣理、自転車屋の峰男くんの三人は、女性が行方不明になったという「妖精の森」を散策中、怪しい穴掘りの現場を目にする。そのことを警察に届けた浅見だが、対応してくれたのは刑事になりたての「信濃のコロンボ」こと竹村岩男巡査だった。岩村が確認したところ、犬の墓であったことがわかったが、浅見はさらなる疑問を抱き、再び「妖精の森」にある別荘へと向かう。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『砂冥宮』

浅見が取材で訪れた横須賀にある須賀家の主人、智文が石川県の安宅の関跡で殺害された。警察は早々に強盗殺人事件だと断定するが、浅見は怨恨によるものだと考え、捜査を開始する。石川で須賀の足取りを辿った浅見は、内灘闘争に人生を翻弄された人々と出会う。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『壺霊』

浅見は京都の骨董品店の娘・伊丹千寿から母・佳奈と壺を探してほしいと依頼を受ける。佳奈は一ヶ月前に開催された骨董市に出かけたまま行方がわからなくなったが、その骨董市で佳奈の前を歩いていたのを目撃された上田京子が殺害される。また、佳奈と共に行方不明となった壺を「紫式部」と名付けた大勝涼矢は七年前に、駆けつけた救急隊員に「……みやこ××た×……」と言い残して病死していた。
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『幻香』

浅見のもとに香水の香り漂う封書が舞い込んだ。国井由香という女性からのもので、中には「四月十日の午前九時に、栃木県の幸来橋の上でお待ちしております。必ず来てください。でないと、私は死ぬことになります。」と書かれていた。約束の場所へ出かけていった浅見は、張り込んでいた刑事から職務質問を受ける。四月二日に県庁堀で男性の他殺体が発見され、上着の隠しポケットに「4/10/09幸来橋」と書かれたメモが入っていたのだという。殺害された男性・戸村浩二は化粧品会社で調香師として働いていた。