レビュー

├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ゴールド・マイク』

高校生の前田佳美と川畑あすかはデュオを組んで、ゴールド・マイク新人大賞の地区大会に参加した。しかし、プロの目にとまったのはあすかの声。あすかは1人でプロデビューを果たすことになる。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『新参者』

小伝馬町でひとり暮らしをしている女性・三井峯子が殺害された。峯子は子供が家を出たのを機に、離婚して自立した生活を送ることを選択していた。日本橋署に異動になったばかりの加賀恭一郎は、日本橋界隈を歩き回り、人々の小さな謎を解き明かしていく。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死者は空中を歩く』

実業家・千住忠高の屋敷に、脛に疵を持つ男たち4人が集められた。そして、3年前に家を飛び出した娘の美也子と、夫の春山隆夫も呼び戻された夕食の席で、千住は「私を殺していただきたいのです」と言い放った。その夜、美也子は千住が塔の部屋の窓から飛び降りるのを目撃したが、駆けつけた美也子らは千住の姿を発見することができなかった。さらに、屋敷に集められた客人の1人である古井が殺害されてしまう。飛んで火に入ってきた警察官など、厄介ごとが山積し…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『死神と道連れ 怪異名所巡り9』

〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍が勤める〈すずめバス〉を、会社社長の納谷隆太がチャーターして温泉旅行に出発した。しかし、乗客は納谷1人。途中の山道では、まだ10月だというのに吹雪に遭って、危うく視界を失うところだった。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『スクイッド荘の殺人』

烏賊川市で探偵事務所を営む鵜飼杜夫のところに、市内で遊技施設を経営する小峰三郎から依頼が持ち込まれた。脅迫状が届いたので、クリスマスを過ごすゲソ岬のホテルで護衛をして欲しいと言う。鵜飼は助手の戸村流平と共にスクイッド荘へ向かう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼は泉のごとく』

東京の街中に、突然泉ができた。ただならぬ気配を察した神代エリカは、父で吸血鬼のフォン・クロロックに相談する。クロロックは、人が水の霊をを呼び出したと推測する。はじめは溺れる人が出たりする程度だった泉が、だんだんと力をつけ、ついには死者まで…
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『禁断の魔術』

姉の秋穂を亡くした古芝伸吾は、大学を中退し町工場で働いていた。そんなある日、フリーライターの長岡修が殺害された。長岡は代議士の大賀仁策を追っており、秋穂は大賀の愛人という噂があった。そして伸吾は、高校の物理研究会で制作した実験道具とともに姿を消す。その伸吾は、帝都大の物理学准教授・湯川学の後輩だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『友の墓の上で 怪異名所巡り8』

〈幽霊と話ができるバスガイド〉町田藍を、自動車輸入会社の部長・元木京介が訪ねてきた。学生時代からの親友で、同僚でもあった根本靖の足跡を訪ねるバスツアーを企画して欲しいとの依頼だ。根本は3ヶ月前に妻と4歳の娘を残して自殺していた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『非武装地帯』

浅川家の主・克哉が見つけてきたのは、郊外に建つ豪邸とも呼べるような物件。格安で手に入れたその家に引っ越した浅川家だったが、その家は暴力団の前会長が暮らしていた家だった。しかも、前会長の死後、組は2つに分裂して、勢力争いをしていた。その2つの勢力が話し合いをするための場として、浅川家が使用されることになり、武器の所持も禁じた「非武装地帯」となった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『こちら、団地探偵局 PART 2』

団地で暮らす八木沢良子の悩みは、夫が毎朝早く起きるようになったこと!いつもなら二度寝して、やっと起きても、目の前にトーストを置いても気づかない始末なのに、良子が起きる前に1人で起きて、朝食の準備までしてしまうのだ。同じ団地に住む西沢並子と木村政子の2人は大学の同級生。現在も仲良く探偵業を営んでいる。2人が出席したパーティーが開かれたホテルで、良子が刺殺された。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『怪盗の有給休暇』

かつて〈黒猫〉と呼ばれた怪盗・久野原僚は、〈月のしずく〉と名前がついたダイヤモンドを狙って、宝石商の八木春之介の屋敷に忍び込んだ。しかし、同じ晩にもう一人のコソ泥が忍び込んで捕まったが、その共犯者として屋敷で働く江田という若者が疑われ、自殺してしまった。八木は〈月のしずく〉が盗まれたと言っているが、久野原が盗んだ宝石の中に〈月のしずく〉は含まれていなかった。日本を離れることにした久野原は、部下の田中和子を連れてヨーロッパへ向かった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『新・吸血鬼はお年ごろ 吸血鬼よ故郷を見よ』

神代エリカが友人の大月千代子、橋口みどりと共にデパートへ買い物へ行ったところ、お歳暮用品売り場で女性と店員が口論になった。他の男性客が仲裁に入り、その場は収まったのだが、女性は売り場を立ち去る前に振り返り、仲裁に入った男性の背中をキッと睨みつけた。すると、男性の服が突然燃えだし、デパートは火事に…事件の一部始終を見ていた村山智子が調べたところ、女性は南規子といい、夫の克也は魔術師をしていたが、フォン・クロロックの故郷、ペンシルバニアの出身だった。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『赤い指』

前原昭夫の中学3年生の息子・直巳が、7歳の少女を家に連れ込み、首を絞めて殺害してしまった。直巳を警察に連れて行こうとしたが、妻の八重子の猛反発に遭い、結局、深夜に近所の公園のトイレに死体を捨ててくることになった。前原は痴呆症の母を含め4人暮らし。警察の捜査網が縮まりつつあることを悟った昭夫は、一世一代の大勝負に出る。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『とっておきの幽霊 怪異名所巡り7』

〈幽霊と話のできるバスガイド〉町田藍のところに、「うちにぁ幽霊が出る」と、ツアーの売り込みがあった。話しを持ってきた松原周一の妹・真紀は、10年前に亡くなったが、今でも毎晩現れるという。真紀が俳優の佐久間伸のファンだということを聞きつけたテレビ局が、真紀と佐久間の対面を生放送すると言い出した。当然、藍が勤める〈すずめバス〉も、常連客に声をかけ、ツアーを決行することになるが…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『上役のない月曜日』

都内にオフィスを構えるM文具。とある月曜日、社長の水上、営業の猪谷課長、経理の大森課長、配送の竹本課長、庶務の三橋課長、みーんな揃って休みを取ってしまった。そんな日に限って、得意先の小学校からクレームがついたり、婦人団体から抗議を受けたり…おまけに、爆弾まで仕掛けられてしまう。管理職が揃っていない1日を、無事に乗り越えることはできるのか?
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『マザコン刑事の逮捕状』

警視庁きっての切れ者で、イケメンの(でも、残念なことにマザコンの)大谷警部が見合いをすることになった。見合い相手の杉山涼子は、レストランのウエイトレスをして、病に伏せている父を支えていた。今回の見合いも、叔母の嫌がらせなのだという。一方、大谷の部下で恋人の香月弓江は、悔しさを隠しきれないでいたが、偶然涼子を監禁しようとしている男たちの話を聞いてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『恋する絵画 怪異名所巡り6』

子育てが一段落して、カルチャーセンターの絵画教室に通う辻井芳子は、展覧会を見に行った美術館で、1枚の若い男の肖像画に目を引かれた。自宅に帰った芳子が寝室へ入ると、壁には先ほど美術館で見た肖像画がかかっていた。テレビで肖像画の盗難事件を報じるニュースを見た芳子は、娘の敦子とともに肖像画を公園に置いてきたが、自宅に帰るとまたしても寝室の壁に肖像画がかかっていた。敦子の友人の遠藤真由美から相談を受けた、〈幽霊と話せるバスガイド〉町田藍は、肖像画に危険なものを感じる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『吸血鬼はお年ごろ 吸血鬼株式会社』

吸血鬼の血を引く少女・神代エリカが、友人の大月千代子、橋口みどりの3人が休日の新宿を歩いていると、強盗に遭遇した。しかし、強盗団が狙ったのは、現金輸送車ではなく献血車だった。一方、あまり評判の良くない実業家・西野大造が5年近い入院の末死亡したが、西野の死体が病室のベッドから消えてしまう。西野の孫娘・かおるが後輩だったことから、エリカは西野の死体が消えた事件の捜査を依頼されてしまう。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『虚像の道化師』

『週刊トライ』の記者・里山奈美は、最近信者数を増やしている宗教法人「クアイの会」の総本山を取材することに成功した。幹部会議に同席することに成功したのだが、席上、教祖の連崎至光が「心の中で我々を裏切っているものがいる」と、第5部長の中上正和を名指しした。連崎が心を浄化するといって中上に念を送ると、中上は5階の窓から飛び降りてしまった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『こちら、団地探偵局』

結婚して2年の木村政子は、偶然、同じ団地内に住む高校、大学時代の親友・西沢並子と再会した。近況を報告しあった2人だが、並子は実費+3000円という費用で、私立探偵をしていた。政子はさっそく、兼ねてから気になっていた柏田夫妻について調査を依頼する。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『秘密への跳躍 怪異名所巡り5』

売れない芸人・小太郎は、山間の渓谷からバンジージャンプをすることになった。意を決して、橋の下に流れ込んできた霧の中にジャンプすると、小太郎の目の前にアパートの部屋が浮かび上がった。それは、妻の文乃が師匠の武川と抱き合うところだった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『あなたも殺人犯になれる!』

少女漫画家を目指す高校生・岡本聡美は、〈あなたも漫画家になれる!〉とうたう2週間泊まり込みの研修コースに参加することになった。しかし、ロッジがある箱根山中に着く頃には、台風の影響で川は激流になっていた。そして、夜が明ける頃には、ロッジに続く1本だけの道路に架かる橋が流されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『天使に涙とほほえみを』

ひとり暮らしのお年寄り・高木小夜子は、夜中に愛犬のベスがひとりで外に出ているのに気がついた。国道に立つベスはそのままトラックに轢かれてしまったが、小夜子にはベスが自ら死を選んだように見えた。そのベスを轢いたトラックに乗せてもらっていたのが、天国から研修にやってきた天使のマリと、地獄から成績不良で叩き出され犬に姿を変えたポチ。小夜子が自らも死を選んだことに気づいた2人は、なんとか小夜子を助け出す。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『眠れない町』

フリーのライター・矢吹徹治は、徹夜明けで仕事に向かう途中、同じ団地に住む城山と一緒になった。バスが来るのを見てバス停まで走り、満員のバスに揺られて、駅に着いた2人だったが、駅の階段で城山が発作を起こし、亡くなってしまった。矢吹が城山の葬儀に出席すると、城山の妻から、何日も眠れずに苦しんでいた夫をバス停まで走らせたとなじられてしまった。