ミステリー

├ 内田康夫

内田康夫『金沢殺人事件』

内田康夫さんの『金沢殺人事件』を読みました。浅見光彦の自宅近くにある平塚神社の境内で発生した殺人事件に端を発するこの作品ですが、最初の被害者が残した「オンナニ…ウシク…」というダイイングメッセージが鍵となっています。しかし、最後まで読んでも...
├ 内田康夫

内田康夫『斎王の葬列』

内田康夫さんの『斎王の葬列』を読みました。この作品は以前から読みたいなぁと思っていまして…というのも、2009年にドラマ化された時に私が好きな女優さんの酒井美紀さんがヒロイン役だったんですよね。また、作品の舞台になった現滋賀県甲賀市は友人の...
├ 赤川次郎

赤川次郎『7番街の殺人』

赤川次郎さんの『7番街の殺人』を読みました。赤川次郎さんお得意のドラマ撮影もの。やっぱり安定感があります。そんなこともあって、最近は赤川次郎さんというと映画・ドラマの撮影ものか、音楽に関係するものが中心になりつつあります。ただ、話は面白かっ...
├ 内田康夫

内田康夫『イーハトーブの幽霊』

内田康夫さんの『イーハトーブの幽霊』を読みました。宮沢賢治の作品に纏わる連続殺人が発生するという話なのですが、不勉強な私はこの本を読むまで「イーハトーブ」という言葉が宮沢賢治の心象中に存在した理想郷≒岩手を指す言葉ということすら知りませんで...
├ 赤川次郎

赤川次郎『二重奏』

赤川次郎さんの『二重奏〈デュオ〉』を読みました。『二重奏〈デュオ〉』というタイトルから、音楽に関する話なのかなぁと思って読み出したのですが、まったく違うんですよね…未来のことや死者が見えてしまう女性と、濡れ衣を着せられて死んだ男性の幽霊のデ...
├ 内田康夫

内田康夫『浅見光彦殺人事件』

内田康夫さんの『浅見光彦殺人事件』を読みました。「浅見光彦シリーズ」最大の問題作と言っても過言ではないと思われるこの作品ですが、中高生の時に1度読んだのをよく読んでいます。記憶力の悪い私としては珍しく、内容(というか結末)をよく覚えているの...
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内田康夫『佐用姫伝説殺人事件』

内田康夫さんの『佐用姫伝説殺人事件』を読みました。ドラマ化されたものを見たことがあるからかも知れませんが、美しい焼き物や、美しい海が目の前に浮かんできました。肝心のトリックの方は少々無理がある気もしますが、それはこの作者のお約束ということで...
├ 赤川次郎

赤川次郎『夢であいましょう』

赤川次郎さんの『夢であいましょう』を読みました。28歳のOLがある日突然小学6年生の少女になってしまった!誰もが(私だけ?)1度は夢みたことがあるシチュエーションですよね。私なら、社会を経験したことがある大人が小学生に戻れたら、小学校でたち...
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内田康夫『風葬の城』

内田康夫さんの『風葬の城』を読みました。内田康夫さんにしては珍しく、始めからストーリーを考えていたのではないかと思えるほどまっすぐな展開。でも、それが返って面白さにつながっているのかなぁと思いました。風葬の城 (講談社文庫)Amazon(ア...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『横浜殺人事件』

内田康夫さんの『横浜殺人事件』を読みました。感想浅見光彦が、童謡『赤い靴』をヒントに謎を解くことになるのですが、横浜らしく異国情緒溢れる仕上がりになっています。ただ、何なのでしょうねぇ?舞台が横浜となると急に旅情ミステリとしての面白みが減っ...
├ 赤川次郎

赤川次郎『東京零年』

赤川次郎さんの『東京零年』を読みました。物語の序盤は背景に何があるのかわからない、でも、大きな力が働いていそうなミステリアスな展開。その背景がわかってくるのは話が中盤に差し掛かってきてからです。序盤に見え隠れしていた大きな力とは国家権力、特...
├ 内田康夫

内田康夫『鄙の記憶』

内田康夫さんの『鄙の記憶』を読みました。静岡県にある名勝、寸又峡と秋田県の大曲で発生した殺人事件に浅見光彦が挑むというもの。寸又峡と大曲を行ったり来たりで少々もどかしい感じがしましたが、書かれている内田康夫さん自身が迷走したあとでもあるのか...
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【読書】三上延『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~』

三上延さんの『ビブリア古書堂の事件手帖~扉子と不思議な客人たち~』を読みました。感想前作のあとがきで予告されていたとおり(?)、サイドストーリー的なお話になっています。ビブリア古書堂の店主、篠川栞子と店員、五浦大輔が結婚し、その間に生まれた...
├ 赤川次郎

赤川次郎『沈黙のアイドル』

赤川次郎さんの『沈黙のアイドル』を読みました。トップアイドルの声マネが得意な声優志望の女性が事件に巻き込まれていくのですが、そこは赤川ワールド。偶然に偶然が重なるような出来事が続くのですが、そこに不自然さを感じず、すっと受けれてしまうところ...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『「紅藍の女」殺人事件』

内田康夫さんの『「紅藍の女」殺人事件』を読みました。感想『「首の女」殺人事件』と『「紫の女」殺人事件』の間に挟まれた『「○○の女」殺人事件』3部作の2作目となります。前期の長編としては珍しくタイトルに地名や歴史上の人物が含まれていませんが、...
├ 赤川次郎

赤川次郎『幽霊屋敷の電話番』

赤川次郎さんの『幽霊屋敷の電話番』を読みました。電話にまつわる7編の短編が収められた短編集となっています。電話と言っても、初めて出版されたのが平成4年ですから、まだ携帯電話が普及する前、固定電話の時代の話です。ひょっとするとプッシュ式ではな...
├ 内田康夫

内田康夫『竹人形殺人事件』

内田康夫さんの『竹人形殺人事件』を読みました。『若狭殺人事件』、『白鳥殺人事件』と続いてきた私の"第2の故郷"福井を浅見光彦の目を通して訪れる旅の最終回です。『若狭殺人事件』は私が住んでいた福井市を含む「嶺北」地方から山を隔てた「嶺南」地方...
├ 綾辻行人

【読書】綾辻行人『暗黒館の殺人』

実質的な1つ目の記事がいきなり生臭い話で何なのですが…綾辻行人さんの『十角館の殺人』から順に「館シリーズ」を読んできたのですが、先日、『暗黒館の殺人』まで辿り着くことができました。図書館の整理期間にあたるということで、6週間借りられるという...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『坊っちゃん殺人事件』

内田康夫さんの『坊っちゃん殺人事件』を読みました。感想言うまでもありませんが、タイトルの『坊っちゃん殺人事件』は夏目漱石の『坊っちゃん』から取られています。こういった形をとるというのは内田康夫さんとしては珍しいですね。舞台は四国・松山。登場...
├ 内田康夫

内田康夫『白鳥殺人事件』

内田康夫さんの『白鳥殺人事件』を読みました。「白鳥」という漢字は「はくちょう」、「しらとり」、「しろとり」など、いろいろな読み方があります。なお、この作品は「はくちょうさつじんじけん」と読むのが正解だそうです。また、「しらとり」、「しろとり...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『若狭殺人事件』

内田康夫さんの『若狭殺人事件』を読みました。福井県の若狭地方が舞台の1つとして出てくるのですが、福井は私が学生時代に6年間を過ごした第2のふるさと。私の内田康夫さん第1次ブームである中高生の頃には、福井が第2のふるさとになるとは思ってもみま...
├ 内田康夫

内田康夫『壺霊』

内田康夫さんの『壺霊』を読みました。『壺霊』と書いて「これい」と読むそうです。壺に取り憑いた霊というか、壺に魅せられた人たちの話です。それが殺人事件にまで発展というとなんだか大袈裟なような気がしますが、舞台が平安京遷都から1200年以上の歴...
├ 赤川次郎

赤川次郎『灰色のパラダイス 杉原爽香〈45歳の冬〉』

赤川次郎さんの『灰色のパラダイス 杉原爽香〈45歳の冬〉』を読みました。「杉原爽香シリーズ」の31作目になります。毎年1歳ずつ登場人物が歳を重ねていくというこのシリーズですが、第1作目では15歳の中学3年生だった杉原爽香が、45歳になってし...
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内田康夫『薔薇の殺人』

内田康夫さんの『薔薇の殺人』を読みました。お隣の宝塚市も舞台の1つになっていることもあって楽しみにしていました。宝塚で「薔薇」ということですから、当然宝塚歌劇団。しかも、『ベルサイユのばら』を想像しますよね(私はタイトルぐらいしか知らないの...