ミステリー

├ 赤川次郎

赤川次郎『幽霊法廷』

赤川次郎さんの『幽霊法廷』を読みました。「幽霊シリーズ」には珍しく長編作品となっています。宇野警部が偶然殺人事件の現場に居合わせ、誤って犯人を射殺してしまうところから物語が始まります。その行為を咎められることはありませんでしたが、宇野警部の...
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内田康夫『「首の女」殺人事件』

内田康夫さんの『「首の女」殺人事件』を読みました。浅見光彦の小中学校時代の同級生で、初恋の相手(?)の野沢光子が初めて登場します(野沢光子は『終幕のない殺人』、『遺譜 浅見光彦最後の事件』にも登場)。光子が姉の勧めで行った高村光太郎・智恵子...
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赤川次郎『演じられた花嫁』

赤川次郎さんの『演じられた花嫁』を読みました。舞台の千秋楽、カーテンコールで主演俳優が突然プロポーズ。いかにも赤川次郎さんらしいプロローグです。芸能界を舞台に物語が進んで行きますが、これも赤川次郎さんお得意のシチュエーションですね。そして、...
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【読書】内田康夫『隠岐伝説殺人事件』

内田康夫さんの『隠岐伝説殺人事件』を読みました。感想舞台はかつて後鳥羽上皇が流された島根県の隠岐島です。後鳥羽上皇にまつわる遺跡の発掘調査に同行した浅見光彦ですが、関係する人たちが次々と笑いながら死んでいくという怪事件に巻き込まれます。途中...
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赤川次郎『心まで盗んで』

赤川次郎さんの『心まで盗んで』を読みました。刑事の妻を持つ泥棒、淳一が盗みに入ると、屋敷の中では一家心中を図っていた…久しぶりに淳一の“仕事”の様子が見られると思いきや、人助けに早変わりしてしまいます。事件は新興宗教絡みのものに発展し、最後...
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内田康夫『透明な遺書』

内田康夫さんの『透明な遺書』を読みました。タイトルに惹かれてこの本を手にしました。今回浅見光彦が取り組むのは、ヒロインの清野翠の父が「遺書」と書かれ、中が空のまま封がされた封筒を残して自殺した事件。翠は父親が殺害されたと主張するのですが、排...
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赤川次郎『人間消失殺人事件』

赤川次郎さんの『人間消失殺人事件』を読みました。女子高生の南尾小百合はふとしたことから家を出て、たまたま出会った旅芸人一座と共に旅をすることに。一方、小百合が“失踪”する直前に道を尋ねた日村修造は取調室で心臓麻痺を起こして死亡。1年後、大貫...
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【読書】内田康夫『高千穂伝説殺人事件』

内田康夫さんの『高千穂伝説殺人事件』を読みました。感想この作品は「浅見光彦シリーズ」に何度か登場するヴァイオリニストの本沢千恵子が初めて登場する作品です。舞台はタイトルの通り高千穂。「ブツはニュータバルからタカチホへ。運んだのはノベウン」と...
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赤川次郎『花嫁たちの深夜会議』

赤川次郎さんの『花嫁たちの深夜会議』を読みました。設定は「結婚は面倒だけど、時々夫婦をやってみたい」と思う仕事に生きてきた4人の女性が“夫を雇う”というもの。とても面白い設定なのですが、一体どこからこんなアイデアが湧き出て来るんでしょうね。...
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【読書】内田康夫『天河伝説殺人事件』

内田康夫さんの『天河伝説殺人事件』を読みました。感想『天河伝説殺人事件』は榎木孝明さん主演で映画化、辰巳琢郎さん、中村俊介さん、速水もこみちさん主演で3度ドラマ化された「浅見光彦シリーズ」を代表すると言っても良い作品です。4回も映画化されて...
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赤川次郎『花嫁をガードせよ!』

赤川次郎さんの『花嫁をガードせよ!』を読みました。「花嫁シリーズ」の第31段だそうです。ちゃんと調べたわけではありませんが、「三毛猫ホームズシリーズ」に次いで2番目に多い数字ではないでしょうか。今回の作品、冒頭から名犬(?)ドン・ファンが活...
├ 内田康夫

【読書】内田康夫『恐山殺人事件』

内田康夫さんの『恐山殺人事件』を読みました。感想今回舞台となったのは口寄せを行うイタコで有名な恐山がある青森県です。極めて現実的なものの見方をする浅見光彦と非科学的とも言えるイタコの対比が非常に面白いです。今回は早い段階で犯人の目星が付くと...
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赤川次郎『偶像崇拝殺人事件』

赤川次郎さんの『偶像崇拝殺人事件』を読みました。ハチャメチャな言動で周りをてんてこ舞いさせる大貫警部が活躍(?)する「四字熟語殺人事件シリーズ」の16作目です。表題作の舞台はアイドルグループのコンサート会場。現代における偶像崇拝の象徴とも言...
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内田康夫『箸墓幻想』

内田康夫さんの『箸墓幻想』を読みました。今回は考古を取り上げた作品になっています。理系人間の私には少し理解し難い部分もありましたが、概ね楽しく読ませていただきました。それにしても普通なら気にかけないような小さな手がかりから推理を展開する浅見...
├ 赤川次郎

赤川次郎『狂喜乱舞殺人事件』

赤川次郎さんの『狂喜乱舞殺人事件』を読みました。「傍若無人」、「荒唐無稽」、「厚顔無恥」、「滅茶苦茶」を絵に描いたような大貫警部とその部下井上刑事、そしてその婚約者の向井直子のトリオが活躍するこのシリーズは数ある赤川次郎さんのシリーズものの...
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内田康夫『讃岐路殺人事件』

内田康夫さんの『讃岐路殺人事件』を読みました。今回の事件、いきなり光彦の母雪江夫人が交通事故に遭うところから話が始まります。雪江夫人大活躍の回になるのかな?と思いきや、出てくるのは序盤でほぼ終わり。ちょっと消化不良だったかな?話は瀬戸大橋が...
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【読書】東川篤哉『はやく名探偵になりたい』

東川篤哉さんの『はやく名探偵になりたい』を読みました。感想「烏賊川市シリーズ」6冊目にして初の短編集となっています。ただ、私としてはあまり好きではないんですよね…まず、これまで登場してきた名脇役たちが登場しない…そしてトリックの方も、そんな...
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【読書】赤川次郎『泥棒教室は今日も満員』

赤川次郎さんの『泥棒教室は今日も満員』を読みました。感想本作品の中に2つのコンサートの場面が出てくるのですが、音楽好きな赤川次郎さんらしく、活き活きとまるで本の中から音楽が聞こえてくるかのような文章でした。反面、動機が良くわからなかったりと...
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【読書】内田康夫『華の下にて』

内田康夫さんの『華の下にて』を読みました。感想今回の舞台は京都。華道の家元にまつわる話になっています。華やかな華道の世界と犯罪という闇、そんな対極にある世界を書こうとされたのでしょうか。京都の社会や華道といった私にはあまり縁のない世界の話で...
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赤川次郎『幽霊注意報』

赤川次郎さんの『幽霊注意報』を読みました。赤川次郎さんのシリーズものとしては地味なキャラクターだけに、意外性のある犯人が持ち味だと勝手に思っているのですが、この作品に関しては意外すぎるというか、そんなことあり得るの?と思えてしまうものも…な...
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内田康夫『津軽殺人事件』

内田康夫さんの『津軽殺人事件』を読みました。今回鍵となるのは太宰治にまつわるメモと肖像画。なのですが、どちらも活かしきれていない感がしました。犯人やその動機についてもいまいちピンと来なかったし、私にとっては外れかなぁ…津軽殺人事件 (光文社...
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赤川次郎『花嫁よ、永遠なれ』

赤川次郎さんの『花嫁よ、永遠なれ』を読みました。映画好きの赤川次郎さんはプロローグの情景を思い描いてから執筆に取りかかると聞いたことがありますが、ハネムーン帰りの新郎が駅のプラットホームで逮捕される…なんとも赤川次郎さんらしいプロローグです...
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『ここに死体を捨てないでください』

東川篤哉さんの『ここに死体を捨てないでください』を読みました。あらすじひょんなことから(?)妹が人を殺してしまい、それを必死で遺棄しようとするのですが、良い場所が見つからず結局山の中へ。そこには底無しと言われる三日月池が…感想完璧な死体遺棄...
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赤川次郎『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』

赤川次郎さんの『三毛猫ホームズの黄昏ホテル』を読みました。10年前の殺人現場に居合わせた人たちを再び集める…赤川次郎さんの作品に度々登場するパターンですよね。当然、10年前にその場にいた人間が犯人になるわけですが、いたはずの無い人もそこには...