ミステリー

├ 知念実希人

【読書】知念実希人『祈りのカルテ』

毎月睡眠薬を多量摂取して救急搬送されてくる患者、内視鏡手術を拒否して開腹手術を希望する患者、搬送されてきたときよりも火傷の範囲が拡がる患者…精神科、外科、皮膚科…と、各科を廻りながら初期臨床研修を受けている研修医の諏訪野は、指導医のもと病院で起きる謎を解き明かしていく。
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『君の望む死に方』

余命6ヶ月。ガンの告知を受けたソル電機の創業者で社長の日向は、社員の梶間に自らを殺害するように仕向ける。場所はソル電機の保養所。ここでは、毎年将来有望な若手社員男女2人ずつを集め研修を行っていた。しかし、研修のゲストとして外部から招いた碓氷優佳が、日向の計画を狂わせはじめる。
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『モップの魔女は呪文を知っている』

オシャレが大好きな女の子(でも既婚)キリコは、掃除が大好きで清掃作業員の仕事に就いている。配属先のスポーツクラブや猫のブリーダー宅、小児科病棟、複合オフィスビルで事件が発生するが、キリコは清掃員から名探偵に変貌し、すっきりと事件を解決していく。
├ 乾くるみ

【読書】乾くるみ『セカンド・ラブ』

会社の先輩・紀藤に誘われ、スキーに行った里谷は、紀藤の恋人が連れて来た友人・春香と出会い、交際に発展する。しかし、ある日のデート中、春香が突然紳士に腕をつかまれ、「美奈子。よくも騙したな!」と言われる。どうやら、新宿歌舞伎町のホステスと勘違いされたようなのだが、好奇心に負けた里谷は新宿歌舞伎町の店へ行き、春香そっくりのホステス・美奈子と出会う。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『すべての神様の十月(二)』

死神、九十九神、福の神…八百万の神に守られている日本で、人間と神様のちょっと不思議な出会いを描いた短編集。あなたが困っているとき、神様がそっと手を差し伸べてくれているかも知れません。
├ 愛野史香

【読書】[オススメ]愛野史香『あの日の風を描く』

「模写は、日本画の古典研究の代名詞と言えます」芸大の油画科の学生・稲葉真は、同じ大学の大学院文化財保存修復専攻・保存修復日本画研究室の人見教授の言葉を聞いてがっかりした。真の父は日本画家だったが、次第に古典絵画の模写や日本画研究にのめり込み、名を残せなかった画家だったからだ。従兄の凛太郎が休学中の真に持ってきたのは、江戸時代の襖絵の修復模写制作の話だった。
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『人間標本』

「人間の標本を作りたい」生物学者の榊史朗の父で画家の榊一朗は、勲章を授与された際のパーティーのスピーチでそう発言し、勲章を返還させられた。「人間の標本を作りたい」その思いに駆られた史朗は、実の息子を含む6人の少年の標本を製作。事件の発覚直後、史朗は手記をインターネットに投稿した後警察へ出頭し、一審の死刑判決を受け入れるが…
├ 知念実希人

【新刊】[文庫]知念実希人『天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を』

2/7、実業之日本社文庫より、知念実希人さんの『天久翼の読心カルテ 神酒クリニックで乾杯を』が発売されました。天久鷹央の兄・翼は、神酒章一郎が院長を務める「神酒クリニック」で働くことになる。とある資産家から息子殺害の犯人探しを依頼されるが…
├ 湊かなえ

【新刊】湊かなえ『C線上のアリア』

2/7、朝日新聞出版より、湊かなえさんの『C線上のアリア』が発売されました。朝日新聞連載を単行本化。叔母の介護のため、高校時代を過ごした家を約30年ぶりに訪れると、そこはゴミ屋敷と化していた。家の中を片づけていく中で見つけたのは、開かずの金庫と1冊の本だった。
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ13 麗しの上海楼』

「京都寺町三条のホームズシリーズ」初の海外を舞台にした作品。清貴が向かった先は上海!骨董品店〈蔵〉のオーナーの孫・家頭清貴は、世界的富豪のジウ・イーフェイが開催する企画展『世界至極の美術展』で展示する美術品の真贋を鑑定するために上海へ。しかし、ニューヨークを訪れている清貴の婚約者・真城葵に危害を加えると、脅迫の電話が入る。
├ パトリシア・コーンウェル

【読書】パトリシア・コーンウェル『憤怒』

大統領の暗殺計画を思わせる不審な動きをシークレットサービスがキャッチ。大統領は計画を変更し、ホワイトハウスへ戻る。厳戒態勢が敷かれる中、CIA調査官のレイチェル・スタンウィックが、マイクロ波を照射されて殺害された。奇しくもその頃、レイチェルの姉で裁判官のアニーと、検屍官のケイ・スカーペッタとレイチェルの不倫相手で検事のフラグラーは、同じ裁判に出廷していた。
▼著者 サ行

【新刊】杉井光『世界でいちばん透きとおった物語2』

1/29、新潮社文庫nexから、杉井光さんの『世界でいちばん透きとおった物語2』が発売されました。累計50万部を突破した『世界でいちばん透きとおった物語』の続編が出版されました。新人作家・藤阪燈真のもとに、またしても遺稿に関する依頼が舞い込んできます。「電子書籍化不可能」と言われた作品の2作目には、いったいどのような仕掛けが用意されているのでしょうか?
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『ロスト・スピーシーズ』

アマゾンの奥地に望むものとは?植物学者の三浦は、南米アマゾンの奥地に咲くと言われる、ガンの特効薬になる「奇跡の百合」の採取を目指す、アメリカの大手製薬会社の社員らとともに、アマゾンへ足を踏み入れる。しかし、さっそく2人組の男たちに襲われ、予定外の難航を強いられる。それでも誰1人として引き返すと言い出さないのには、理由があった。
▼著者 ハ行

【読書】日野瑛太郞『フェイク・マッスル』

彼はナチュラルなのか、それともユーザーなのか?男性アイドルグループに所属する大峰颯太が、ボディービルの大会で3位に入賞した。専門家は3ヶ月前の大峰の写真と大会での写真を並べ、ドーピングを行わなければ、たった3ヶ月でこれだけの筋肉を手にいれることはできない。大峰は"ユーザー"だとSNSで叩いたが、大峰はドーピングを行っていない"ナチュラル"だと言い切る。
├ 下村敦史

【新刊】[文庫化]下村敦史『ロスト・スピーシーズ』

角川文庫より、下村敦史さんの『ロスト・スピーシーズ』が、文庫化されて発売されました。南米アマゾンにあるという、ガンの特効薬になる幻の植物「奇跡の百合」を探すため、アメリカの大手製薬会社が探索チームを結成した。植物研究者の三浦もその1人としてアマゾンへ入るが、さっそく正体不明の2人組の男から命を狙われる。探索チームのメンバーは、それぞれに引き返せない理由を抱えていて…
├ 辻堂ゆめ

【読書】辻堂ゆめ『二重らせんのスイッチ』

ある日突然、桐谷雅樹は警察に身柄を拘束された。雅樹にかけられた容疑は殺人。身に覚えのない容疑をかけられた雅樹は困惑するが、防犯カメラの映像、現場に残された血液のDNAなど、出てくるのは雅樹が犯人であることを裏づける証拠ばかり。雅樹のアリバイを証言する人物がいたことで雅樹は解放されるが、何が起きているのだろうか?
└ 塔山郁

【読書】塔山郁『薬は毒ほど効かぬ 薬剤師・毒島花織の名推理』

薬剤師の毒島花織とホテルマンの水尾爽太が、2泊3日の旅行へ!といっても、2人だけの旅行ではなく、花織と同じ薬局に勤める刑部夢乃が同伴。しかも、水尾は本来行く予定だった花織の同僚の代打…3人が向かった先は、伊豆山中にあるデジタルデトックスとリラクゼーション体験が売りの宿。滞在中ウォークラリーに挑戦した3人は、宿の主人から「幸運の種子」をもらうが…
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『お隣さんが殺し屋さん』

専門学校に通うために上京してきた美菜。アパートの隣の部屋に住む雄也に挨拶に行った時に、部屋の中に落ちている銃弾を見つけてしまう。長身でどこか陰がある雄也に一目惚れしてしまった美菜。一方、美菜に銃弾を見つけられてしまったことに焦る雄也…"ビッグ"と呼ばれるその殺し屋は組織きっての凄腕で、暴力団組長の育ての母を振り込め詐欺で騙したグループの殺害を依頼される。
├ 一色さゆり

【読書】一色さゆり『ルーヴル美術館の天才修復士 コンサバターⅣ』

今回の仕事の場はルーブル美術館!大英博物館でコンサバター(修復士)として一緒に働いたことがきっかけで、独立後も仕事上のパートナーとなったスギモトと糸川晴香。しばらく姿を見せなかったスギモトから届いた手紙で呼び出された先はフランスのルーブル美術館。舞台をイギリスからフランス・パリのルーブル美術館に移して、「コンサバターシリーズ」の第4弾が幕を開ける。
├ 湊かなえ

【読書】湊かなえ『豆の上で眠る』

小学3年生だった万佑子が失踪した。いくつかの手がかりが残されていたが、どれも万佑子の居所には繋がらず、捜索は難航する。2年後、万佑子は神社の鳥居の下で衰弱して倒れていたところを保護されたが、2歳年下で、当時小学1年生だった妹の結衣子は、万佑子を名乗る少女が本当に姉なのか自信が持てない。大学生になっても違和感を抱き続ける結衣子。万佑子は本当に自分の姉なのだろうか?
├ 横関大

【読書】横関大『仮面の君に告ぐ』

「モリさん、目覚めたんですね」病室のベッドの上で目覚めた涌井和紗に、看護師が声をかけてくる。忙しい看護師が名前を間違えたのだろうと思ってベッドの名札をみると、「森千鶴」と書かれていた。違和感を感じて覗き込んだ鏡の中には、初めて見る顔が映っていた。どうやら和紗は1年前に殺害され、同じ時期から昏睡状態に陥っていた千鶴の身体を借りてこの世に戻ってきたらしい。
├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『最後の証人』

「最後にもう1人証人を召喚したいと思います」かつて検事だった佐方貞人は、検事を辞めたあと弁護士として働いていた。今回弁護を引き受けたのは、密室となったホテルの1室での殺人事件の被告。やがて、事件の背後に7年前に起きたある交通事故の影がちらつきはじめる。佐方は、最後にもう1人の証人が法廷で証言してくれるか否かが、この裁判の結果を左右すると考える。「佐方貞人シリーズ」の第1弾!
├ 坂木司

【読書】坂木司『アンと愛情』

ちょっとぽっちゃりで、甘いものに目がないアンこと梅本杏子が、高校卒業後の進路として選んだのは、デパ地下にある和菓子屋の店員。甘いものは好きだけど、和菓子に関する知識を持ち合わせていなかったアンは、毎日が勉強の場。今日も小さな謎がアンの前に立ち塞がるが、自らの努力と他の店員らの助を受けて、1つ1つ乗り越えていく。「和菓子のアンシリーズ」第3弾!
└ 中山七里

【新刊】中山七里『ヒポクラテスの困惑』

1/10、祥伝社より、中山七里さんの『ヒポクラテスの困惑』が発売されました。浦和医大法医学教室を舞台にした「ヒポクラテスの誓いシリーズ」もついにコロナ禍に突入。新型コロナウイルス感染症による死亡という事態に対して、法医学の観点から何ができる...