├ 横関大 【読書】横関大『再会』 スーパーの店長を殺害した拳銃は、23年前にタイムカプセルに入れて埋めたはずのものだった。江戸川乱歩賞を受賞した、筆者のデビュー作。横関大さんの『再会』を読みました。あらすじ美容室を営む岩本万季子は、息子の正樹が万引きをしたと、スーパーの店長... 2024.10.13 ├ 横関大
├ 濱嘉之 【読書】濱嘉之『世田谷駐在刑事』 世田谷の駐在所に勤める駐在さんは、組織犯罪対策課第四係長だった!濱嘉之さんの『世田谷駐在刑事』を読みました。あらすじ山手西警察署管轄内にある駐在所に勤める駐在さん・小林健は、同署組織犯罪対策課第四係長という顔を持っており、暴力団員からも「鬼... 2024.10.06 ├ 濱嘉之
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』 宮部みゆきさんの『パーフェクト・ブルー』を読みました。 あらすじ元警察犬のマサは、蓮見探偵事務所の長女・加代子の相棒兼用心棒。ある晩、高校野球界のスーパースター・諸岡克彦が殺害された上、ガソリンをかけられて火をつけられてしまう。その現場に居... 2024.08.30 ├ 宮部みゆき
├ 新川帆立 【読書】新川帆立『競争の番人』 新川帆立さんの『競争の番人』を読みました。 あらすじ公正取引委員会に勤める白熊楓は、ホテル3社によるウェディング費用の談合事件を担当することになる。しかし、そのうちの1社の専務を尾行中、刃物を持った男が専務に襲いかかったのを止めたため、公正... 2024.08.28 ├ 新川帆立
▼著者 ヤ行 【読書】山下貴光『屋上ミサイル』 山下貴光さんの『屋上ミサイル』を読みました。あらすじ アメリカ大統領がテロリストに誘拐され、各地の軍事施設が制圧された。大陸間弾道ミサイル発射基地まで占拠され、世界は核ミサイルの恐怖に震え上がる。一方、高校生の辻尾アカネは、校舎の屋上を訪れ... 2024.07.10 ▼著者 ヤ行
└ 近藤史恵 【読書】近藤史恵『インフルエンス』 大阪郊外のマンモス団地に暮らす戸塚友梨は、小学校の同級生・日野里子が祖父から性的虐待を受けていることを知る。里子から依頼され、里子がアリバイを作っている間に祖父を殺害する計画を練るが、友梨が里子の棟の前に着いたときには、すでに里子の祖父は部屋の窓から転落したあとだった。さらに、友人の坂崎真帆が痴漢に遭ったとき、友梨は痴漢が持っていたナイフで男を刺して死亡させてしまうが、なぜか警察に捕まったのは里子だった。 2024.06.22 └ 近藤史恵
├ 湊かなえ 【読書】湊かなえ『リバース』 深瀬和久が社会人になって初めてできた恋人のもとに、「深瀬和久は人殺しだ」という手紙が届けられた。深瀬は3年前、ゼミの仲間5人で、長野の別荘へ遊びに行っていた。その時、遅れてきたメンバーを迎えに行くために、広沢由樹が飲酒運転で最寄り駅に向かう途中、崖下に転落して死亡していた。 2024.06.05 ├ 湊かなえ
├ 貴志祐介 【読書】貴志祐介『コロッサスの鉤爪』 小笠原諸島周辺で飽和潜水の実験をしていた実験船〈うなばら〉から約200m離れた場所で、大型のゴムボートに乗って夜釣りをしていた布袋悠一が、海に投げ出された上、サメに水中に引きずり込まれて死亡した。布袋の婚約者・近藤有里は、事故と結論づけた警察の見解に納得できず、弁護士の青砥純子に調査を依頼してきた。 2024.05.21 ├ 貴志祐介
├ 有栖川有栖 【読書】有栖川有栖『双頭の悪魔』 身近な人が巻き込まれた事件で心に傷を負ったマリアは、四国の山奥にある村に辿り着いた。そこは、廃村を買い取り、芸術家たちが暮らす村だった。実家ともほとんど連絡を取ろうとしないマリアを心配して、推理小説研究会の有栖川有栖や江神二郎たちは、マリアが滞在する村を訪れるが、村の入口の橋で追い返されてしまう。そして、橋の向こう側とこちら側で、殺人事件が発生してしまう。 2024.04.25 ├ 有栖川有栖
├ 辻村深月 【読書】辻村深月『朝が来る』 栗原清和、佐都子夫妻は、不妊治療を断念し、特別養子縁組という制度を用いて子供を授かることを決めた。夫妻のもとへやってきたのは、中学生の少女が出産した男の子。この子に、朝斗という名をつけ、養子であることを隠さずに育てるが、朝斗が6歳になったとき、子供を返してほしいという電話がかかってくる。 2024.03.16 ├ 辻村深月
├ 貴志祐介 【読書】貴志祐介『鍵のかかった部屋』 高校生の高澤大樹が練炭自殺を図った。偶然高澤家を訪れていた叔父の会田愛一郎は、サムターン回しを得意とする空き巣狙いだったが、5年間の懲役を経て出所してきたばかりだった。大樹の部屋にかけられたサムターン錠を愛一郎が特技で解錠し、部屋の中へ入ったが、ドアや窓にはテープで目張りがされており、完全な密室状態だった。会田は旧知の仲である防犯コンサルタントの榎木径に紹介され、弁護士の青砥純子に相談を持ちかける。 2024.02.24 ├ 貴志祐介
├ 横関大 【読書】横関大『ルパンの娘』 図書館で勤務する三雲華は、交際相手である桜庭和馬の実家に連れて行かれた。しかし、公務員としか聞かされていなかった和馬の職業は刑事。さらに、祖父母に両親、妹まで全員警官の警察一家だった。実は、華の家族は泥棒一家。交わることを許されない禁断の恋に、華は苦悩する。 2024.02.23 ├ 横関大
├ 島本理生 【読書】島本理生『ファーストラヴ』 テレビ局アナウンサーへの就職にチャレンジしている聖山環菜は、2次面接で失敗したあと、父で画家の聖山那雄人が勤める美術学校へ行き、包丁で刺し殺してしまう。テレビにも出演する臨床心理士の真壁由紀は、環菜のことを本にしないかと持ちかけられる。さらに、環菜の国選弁護人として、由紀の義弟・庵野迦葉が弁護を担当することになる。 2024.01.07 ├ 島本理生
├ 貴志祐介 【読書】貴志祐介『狐火の家』 西野真之の娘・愛美が自宅の中で殺害された。死亡推定時刻は、真之が発見する30分前、プラスマイナス30分。自宅が密室状態だったこともあり、第1発見者の真之が参考人として事情を聞かれる。地元弁護士から依頼を受けた弁護士の青砥純子は、防犯コンサルタントの榎本径とともに、密室の謎に挑む。 2023.12.24 ├ 貴志祐介
├ 島本理生 【読書】島本理生『よだかの片想い』 前田アイコの左目の下から頬にかけては、生まれつきのアザがある。常に他人の目を気にしながら生活してきたこれまでの人生。そんなアイコに、顔にアザや怪我がある人に対するインタビューの話が持ちかけられる。承諾したアイコには、本の表紙になって欲しいというお願いまで…さらに、その本を原作にした映画の制作が決まる。監督は飛坂逢太。研究一筋で大学院博士前期課程まで進んだアイコは、飛坂に初恋の想いを抱く。 2023.12.21 ├ 島本理生
├ 秋吉理香子 【読書】秋吉理香子『絶対正義』 ノンフィクション作家の和樹、主婦の由美子、インターナショナルスクールの副学長の理穂、俳優の麗香。高校の同級生4人のもとに、高規範子から招待状が届く。範子は、和樹ら4人が、5年前に殺害したはずの人物。約束の日、約束の場所で待ち受けていたのは… 2023.12.13 ├ 秋吉理香子
▼著者 ヤ行 【読書】八木圭一『一千兆円の身代金』 国武元副総理の孫息子・篠田雄真が誘拐された。犯人の要求は、日本の財政赤字額である1085兆円の身代金。または、財政危機を招いた責任についての謝罪と、具体的な再建策の提示を行うこと、という、前代未聞のもの。警察は、平岡ナオトという人物が書いた『嘆願ブログ』に着目するが… 2023.12.12 ▼著者 ヤ行
└ 中山七里 【読書】中山七里『作家刑事毒島』 『ワナビの心理試験』フリーの出版プロデューサー・百目鬼次郎が、背後から柄のないアイスピックのようなもので刺されて殺害された。百目鬼は〈小説すめらぎ新人賞〉の下読みを担当しており、落選させた三人の応募者から、脅迫めいた抗議文が出版社に届けられていた。警視庁の犬養は、コンビを組む高千穂明日香に、刑事技能指導員で兼業作家の毒島真理の意見を訊いてくるよう指示する。 2023.12.10 └ 中山七里
▼著者 タ行 【読書】高木彬光『人形はなぜ殺される』 新作魔術発表会で披露する予定だったギロチンの魔術。タネとして用意していた人形の首が楽屋から盗まれ、魔術は急遽中止される。しかし、その4日後、魔術会で首を切られる役だった京野百合子が、本当にギロチンで首をはねられて死亡しているのが見つかる。しかも、百合子の首は持ち去られ、代わりに楽屋から盗まれた首が置かれていた。名探偵・神津恭介が事件に挑むが、2人目、3人目の被害者が出てしまう。 2023.09.02 ▼著者 タ行
├ 小路幸也 【読書】小路幸也『東京バンドワゴン』 『百科事典はなぜ消える』堀田家は明治時代から続く古書店〈東京バンドワゴン〉を経営している4世代8人の大家族。その古書店に、朝になると百科事典が2冊増え、夕方にはなくなっているという珍事が発生。どうやら、近くのマンションに住む小学1年生・大町奈美子が関わっているようなのだが…… 2023.08.28 ├ 小路幸也
▼著者 海外 【読書】アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』 パイ屋敷で働く家政婦・メアリ・ブラキストンが、屋敷の階段から転落して死亡した。当時、屋敷は密室になっており、警察も事故であると判断したが、村人たちの間では、メアリの息子・ロバートが殺害したのではないかとの噂が立つ。ロバートの婚約者・ジョジー・サンダーリングは、名探偵アンティカス・ピュントのもとを訪ねるが、探偵にできることは限られていると、断られてしまう。しかし、今度はパイ屋敷の主人・サー・マグナス・パイが殺害される事件が発生する。ピュントは助手のジェイムズ・フレイザーとともに村へ向かう。 2023.08.27 ▼著者 海外
├ 宮部みゆき 【読書】宮部みゆき『R.P.G』 カラオケボックスでアルバイトの女性・今井直子が殺害される。3日後、今度は建築中の建物の中で、所田良介が殺害されるが、遺留品などから2つの事件は同一犯によるものと断定される。所田は、インターネット上で妻、息子、娘役の4人とチャットやメールを楽しんでおり、理想的な家族を創りあげていた。警察は所田のインターネット上での家族を署に呼び、実の娘・一美に、見覚えのある人物がいないか確認する。 2023.08.21 ├ 宮部みゆき
├ 新川帆立 【読書】新川帆立『元彼の遺言状』 弁護士の剣持麗子は、プロポーズに渡された指環の小ささに激怒。さらに、ボーナスを減らされたことに激怒し、弁護士事務所を飛び出してしまう。元彼の森川栄治に「久しぶり!元気?」と何の気なしにメールを送ったら、栄治が死亡した旨の返信が届く。栄治は生前、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」と、遺言を残していた。 2023.07.31 ├ 新川帆立
▼著者 ナ行 【読書】西村京太郎『殺しの双曲線』 一卵性双生児の小柴勝男と利男は、双子であることを利用した強盗を企てる。犯行時にわざと顔を見せるが、それが勝男なのか利男なのか判別できないため、警察は釈放するしかないという寸法だ。一方、婚約中の戸部京子と森口克郎のもとに、東北の雪山の中に建つホテルの宣伝のために、無料で招待したいという手紙が届く。その招待に応じた2人がホテルを訪れると、ほかに4人の客が集まっていた。しかし翌日、客の一人・矢部が、部屋の中で首を吊っているのが発見され、壁には「かくて第一の復讐が行われた」と書かれたカードが留められていた。 2023.07.24 ▼著者 ナ行