サスペンス

├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『レベル7』

大手保険会社の電話駆け込み寺である「ネバーランド」のスタッフを務める真行寺悦子が、「ネバーランド」で知り合って、友人とも言える関係になった高校生・貝原みさおが失踪した。みさおの母親は、みさおから無事でいると電話があったと落ち着き払っているが、悦子は不審を抱き、みさおの行方を独自に追いかける。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『変身』

成瀬純一は不動産屋で拳銃強盗に遭遇し、少女をかばって頭に銃弾を受けた。純一は世界初となる脳移植手術を受けて意識を取り戻すが、性格や興味の対象が事件以前と変わっていることに気づく。さらに、脳のドナーとなった人物の遺族にも会いに行くが、その人物の性格とも異なることに違和感を感じる。
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『十一番目の戒律』

コナー・フィッツジェラルドはCIAの凄腕暗殺者。南米での仕事を終えたコナーは、合衆国大統領から直々にロシア大統領候補の暗殺を指示され、ロシアへ渡る。しかし、それはコナーが邪魔になったCIA長官の策略だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『真実の瞬間』

保科伸子がハネムーンから帰国した日の夜、父の羽川重信が家族を集めて夕食会を開いた。その席で羽川は、20年前に殺人を犯したことを告白し、それを世間に発表すると言いだした。長男の羽川靖夫はそのことをTV局でディレクターをしている大沢公子に話してしまう。公子は自分が担当している番組の中で、羽川に告白するよう持ちかける。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『カッコウの卵は誰のもの』

スキーアルペン競技の選手としてオリンピックに複数回出場した緋田宏昌は、自分の夢を娘の風美に託すことにした。また、新世開発の柚木は、スポーツ選手の遺伝子に関する研究をしていて、優れた運動能力を持つ選手に備わる遺伝子を持つ人物として、緋田親子に目をつける。しかし、緋田は風美の出生に関する重大な秘密を見つけてしまう。
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『魔術はささやく』

9月2日、加藤文恵がマンションの屋上から飛び降り、死亡した。10月9日、三田敦子が地下鉄のホームから飛び降り、進入してきた電車に轢かれ、死亡した。11月14日、菅野洋子が道路に飛びだし、朝野大造が運転する個人タクシーに轢かれ、死亡した。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『我が愛しのファウスト』

小野利夫が目を覚ますと、見知らぬ女とベッドの中にいた。女がシャワーを浴びている間に現れた男は、契約により水上晶夫というビジネスエリートで独身のプレイボーイの男に生まれ変わらせたと言う。水上はその"男"が用意したプレゼンテーションで大きなプロジェクトを受注する。さらに、受注先の社長令嬢で、高校生の白倉あかねと深い関係に…
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『理由』

ヴァンダール千住北ニューシティのウエストタワー20階、2025室で男女3名が殺害され、1名が地上へ墜落する事件が発生したが、死亡した4人は、この部屋に住んでいないはずの人間だった。誰が何のために殺人を犯したのか?奇妙で複雑に見える事件を、関係者の視点から解き明かす。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『ダイイング・アイ』

バーテンダーの雨村慎介は閉店後、帰宅するところを襲われ、スパナで頭を殴られた。加害者は岸中玲二。一年半前に慎介が起こした事故の被害者・岸中美菜絵の夫だった。岸中は警察が駆けつけたときにはすでに服毒死していたが、慎介の記憶からは一年半前の事故の記憶だけがすっぽりと抜け落ちていた。さらに、慎介の前に妖しい魅力を持った女性が現れる。彼女は何者なのか?
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『たそがれの侵入者』

泥棒の久米明日香は高級老人ホーム〈いこいの園〉に住む野々山あすかをひょんなことで知る。次なる仕事先を〈いこいの園〉に定めた久米だったが、セキュリティが厳しく断念するが、久米とあすかは、あすかの息子の恋人絡みのもめ事をきっかけに顔なじみになる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『晴れ、ときどき殺人』

北里財閥の当主浪子が、19歳の一人娘・加奈子を残して亡くなった。今の机の上には加奈子宛の手紙が残されており、「若い頃、人を殺したことがある」と書かれていた。若い女性が暴行され殺害された事件の犯人をたまたま見かけたが、別人が逮捕されたときに加奈子を人質に取られ、嘘の証言を強いられたらしい。犯人にされた若者は、裁判所の窓を破って飛び降り、死亡したのだという。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『非武装地帯』

浅川家の主・克哉が見つけてきたのは、郊外に建つ豪邸とも呼べるような物件。格安で手に入れたその家に引っ越した浅川家だったが、その家は暴力団の前会長が暮らしていた家だった。しかも、前会長の死後、組は2つに分裂して、勢力争いをしていた。その2つの勢力が話し合いをするための場として、浅川家が使用されることになり、武器の所持も禁じた「非武装地帯」となった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『怪盗の有給休暇』

かつて〈黒猫〉と呼ばれた怪盗・久野原僚は、〈月のしずく〉と名前がついたダイヤモンドを狙って、宝石商の八木春之介の屋敷に忍び込んだ。しかし、同じ晩にもう一人のコソ泥が忍び込んで捕まったが、その共犯者として屋敷で働く江田という若者が疑われ、自殺してしまった。八木は〈月のしずく〉が盗まれたと言っているが、久野原が盗んだ宝石の中に〈月のしずく〉は含まれていなかった。日本を離れることにした久野原は、部下の田中和子を連れてヨーロッパへ向かった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『あなたも殺人犯になれる!』

少女漫画家を目指す高校生・岡本聡美は、〈あなたも漫画家になれる!〉とうたう2週間泊まり込みの研修コースに参加することになった。しかし、ロッジがある箱根山中に着く頃には、台風の影響で川は激流になっていた。そして、夜が明ける頃には、ロッジに続く1本だけの道路に架かる橋が流されてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『眠れない町』

フリーのライター・矢吹徹治は、徹夜明けで仕事に向かう途中、同じ団地に住む城山と一緒になった。バスが来るのを見てバス停まで走り、満員のバスに揺られて、駅に着いた2人だったが、駅の階段で城山が発作を起こし、亡くなってしまった。矢吹が城山の葬儀に出席すると、城山の妻から、何日も眠れずに苦しんでいた夫をバス停まで走らせたとなじられてしまった。
├ ジェフリー・アーチャー

【読書】ジェフリー・アーチャー『盗まれた独立宣言』

アメリカに巣くうマフィア、キャヴァルリは、国家の秘宝に手を出すことを決意した。世界最高の偽金作りであるダラービルに独立宣言の模写を作成させたキャヴァルリは、映画の撮影を装って国立公文書館に所蔵されている独立宣言をすり替えることに成功した。すり替えた独立宣言は、イラクのサダム・フセイン大統領のもとへ送られた。
└ 東野圭吾

【読書】東野圭吾『天空の蜂』

錦重工業と自衛隊が開発していたヘリコプター〈ビッグB〉がハイジャックされた。自動操縦機能を乗っ取った犯人が、リモートで操作した〈ビッグB〉は、福井県にある高速増殖炉『新陽』の上空へ。犯人らは、全国にある原子力発電所を使用不能にすることを要求してきた。要求に応えなければ、爆発物を搭載した〈ビッグB〉を『新陽』の上に落下させるという。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『国境の南』

来日中のアメリカ副大統領ジョン・グレイが、SPの目を盗んで宿泊先のホテルから姿を消した。グレイが乗ったタクシーを突き止め、急行したSPたちだったが、高級住宅街の中の邸宅内で拳銃を手にしたグレイが発見される。家の中には、2人の男女が死んでいた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒物語』

日の当たらないサラリーマン3人組、塚原修造、津村光男、浦田京子の3人は、会社が政治家に渡す裏金1億円を盗み出す計画を立てた。実行当日、嘘のように計画通りに事が運んだが、盗み出した札束を数えてみると、計画の倍の2億円もあった!
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『ひまつぶしの殺人』

母・香代子は泥棒。長男・克巳は殺し屋。次男・圭介は弁護士。長女・美香は詐欺師。三男・正実は刑事。しかも、皆の職業を知っているのは、次男の圭介だけ。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『落葉同盟』

フリージャーナリストの松橋泉が国会議員・寺本浩紀のスキャンダルを追っていると、突然、殺人容疑で逮捕されてしまった。泉は未婚だが、16歳の娘・奈美がいる。奈美は心の病気で、明るいところに出てこれないという障害を抱えていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『さすらい』

時の総理大臣・大芝の意を受けた「国を愛する心を描いた小説」の執筆を断り、日本を逃れた作家の三宅邦人は、北欧にある名も無き国の小さな町で暮らしていた。ある日、漁船が難破し、町の漁師が死んだ。行方不明になっていたその漁師を、偶然発見したのが三宅だったのだが、その知らせが日本に入るまでの間に、「三宅邦人が水死体を発見した」という文句が「三宅邦人が水死体で発見された」と変わってしまっていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『プリンセスはご・入・学』

大富豪の南条家の令嬢で世間知らずの麗子と、元・不良のケンの間に生まれた娘・サッちゃんがついに小学校に入学する日がやってきた。入学式の日の午後、南条家で行われた入学祝いのパーティーで、サッちゃんは「ね、私の夫を殺してくれない?」という言葉で始まる男女の会話を聞いてしまった。その日の夜、パーティーに参加した杉本ユリの母・由紀子から「家に帰ったら、夫が殺されていた」と南条家に電話があった。さらに、サッちゃんが通う四ツ葉学園をのっとる計画まで持ち上がって…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『月光の誘惑』

女子高生の朝倉美紀は、自殺するために海へ向かった。しかし、そこで知り合った若いお母さんが、「その子、涼子っていうの」と言い残し、美紀の目の前で崖から飛び降りた。