├ 赤川次郎 【読書】赤川次郎『まっしろな窓』
高校生の疋田香織の母・瑛子は、団地共済会の会長を務めていた。共済会には、団地の住民だけでなく、周辺住民も加入していたのだが、集会所で開くバザーのテーブル配置を巡って、団地の住民と外の住民が揉めはじめた。ついには、団地に住む浜田が、団地の外に住む吉野を殴り倒してしまい、吉野は死亡した。団地の住民が、吉野から殴りかかってきたと証言するのに対し、団地の外の住民は、浜田がいきなり殴りかかってきたと証言する。団地の内と外の住民たちの対立は、香織が通う学校での人間関係にも影響してしまう。
