感想

├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『小暮写眞館Ⅳ 鉄路の春』

花菱英一の父・秀夫が家出した。父が危篤にも関わらず、家族の縁を切った仲だからと病院に行こうとしなかったため、妻の京子と喧嘩をしたことが原因らしい。一方、英一には、不動産屋の社員・垣本順子との春がやって来ようとしていた。「小暮写眞館」最終章。
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『夏休みの殺し屋』

「依頼が来たぞ」塚原俊介が、経営コンサルタントの富澤充のところに持って来る仕事は"殺し"の依頼。今回持ち込まれた依頼は、高級住宅地に住む坂木棗を8月中に殺害してほしいというもの。一方、もう1人の殺し屋・鴻池知栄には、女子高生とその高校の校長を殺害して欲しいという依頼が届く。
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『情熱の砂を踏む女』

私も闘牛士になりたいの――見習い闘牛士の兄・大輔が大技に失敗して命を落とした。大輔は生前「取り返しがつかなくなる前に、闘牛界から身を引く準備はしておいたほうがいい」と、正闘牛士のカルロスに言っていたらしい。カルロスの闘牛に魅せられた妹の怜奈は、兄の死の謎を解くため、自らも闘牛士を目指して訓練を開始する。
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『ドミノ』

1億円の契約書の到着を待つ事務職員、舞台のオーディションを受ける小学生、彼女と別れるためにいとこを引っ張り出した男、ミステリマニアの大学生、俳句サークルのオフ会に参加する老人…別々の目的を持って東京駅へ集まってきた人たちが複雑に絡み合う先に大事件が勃発する、ノンストップサスペンス。
├ 笹本稜平

【読書】[オススメ]笹本稜平『ソロ ローツェ南壁』

数々の難壁に初登攀の足跡を残してきたアルパインクライマー奈良原和志が次なる目標に据えたのは、世界第4位のヒマラヤ山脈ローツェ。しかも、最難関ルートである南壁だった。その難壁は、伝説的な登山家トモ・チェセンの”疑惑の登頂”の舞台として、登攀の成功に意見が分かれる壁だった。新たにスポンサーを得た和志は、トモの登攀の成功を証明するとともに、初の冬期登攀を目指す。
▼著者 ア行

【読書】阿部考二『こちら副業推進部、事件です』

一部上場企業のレッツは、オーナー社長の鶴の一声で、全社員に副業を課すことになった。その中でもっとも実績をあげているのが、懺悔を聞く〈赦しのサクラメント〉を立ち上げた西園寺だった。その頃、社長の加藤が取締役3人と乗っていたヘリコプターの中で絞殺される。副業事業本部長の若槻早苗は西園寺の力を借りて事件を解決しようとするが…
├ 石川智健

【読書】石川智健『エウレカの確率 経済学捜査と殺人の効用』

全殺人の30%、合理的な殺人は経済学で解明できる!警視庁と中国公安部の人事交流制度で日本へやってきた王花琳は、捜査1課の経済学捜査官・伏見真守とコンビを組むことになった。伏見は建設会社社員の死体が、自宅近くの崖の下で発見され、自殺として処理された事件を1人で追っていた。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『すべての神様の十月(三)』

八百万の神が住む日本。人と人を結びつける縁結びの神、人を招き寄せる福の神、悪いこととそれに見合った良いことを招き寄せる疫病神…ここでは、時として神と人間の交流が起きることがある。
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『永遠についての証明』

三ツ矢瞭司は6年前に亡くなりました――特別推薦生として数学科に入学した瞭司、熊沢、佐那の3人は共同研究で画期的な成果を上げた。しかし、3人の友情は崩れていく。数学者として名前が知られるようになってきた熊沢は、遺族から託された瞭司が遺したノートに、未解決問題の証明らしき記述があるのを発見する。
▼著者 タ行

【読書】田中啓文『警視庁地下割烹』

巡査部長 花菱朝彦を割烹課所属とする通称「ドジ坊」こと警視庁刑事部捜査第一課の刑事・花菱朝彦は、ついに決定的なしくじりをやらかして割烹課に異動になった。そこは警視庁地下4階にある割烹で、毎日店の掃除や洗いもの、包丁の研ぎ方や野菜の切り方などを教え込まれた。実はこの割烹課、飲食店に捜査員を送り込み、中から事件を解決するための部署だった。
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『女と男、そして殺し屋』

殺し屋の富澤充に、2/12より後に高校生・植木雄太を殺害してほしいという依頼が舞い込んだ。同じ頃、同じく殺し屋の鴻池知栄に、2/12までに70代の女性・床田輝子を殺害してほしいという依頼が舞い込んでいた。雄太は3年前に父を、9ヶ月前に母をそれぞれ交通事故で亡くしていた。その母の事故の加害者が輝子だった。
├ 新川帆立

【読書】新川帆立『縁切り上等! 離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル』

縁切り上等! 人の縁を切るのは楽しいのよお。縁切寺として有名な〈東衛寺〉の娘で弁護士の松岡紬は、離婚専門の弁護士。たまたま紬の事務所に駆け込んだ牧田聡美は、紬と専属探偵の出雲の力を借りて、夫・亮介の浮気の証拠を集めはじめる。
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『さよならジャバウォック』

問題が起きてますよね? 中に入れてください――暴力を振るってきた夫に金槌をふるって殺害してしまった佐藤量子が呆然としていると、学生時代にマジックサークルで一緒だった桂凍朗が家を訪ねてきた。凍朗が言うには、夫が暴力的だったのは、脳にジャバウォックが取り憑いていたせいだという。量子と凍朗は夫の死体を山に埋めに行くが…
├ 望月麻衣

【読書】望月麻衣『京都寺町三条のホームズ19 拝み屋さんと鑑定士』

京都寺町三条のホームズこと家頭清貴は、俳優の梶原秋人らとともに、京都市郊外の幽霊屋敷を訪れることに。明治時代に建てられた洋館だったが、幽霊が出るのだという。清貴らは、その館で拝み屋の賀茂澪人と合流するが…「京都寺町三条のホームズシリーズ」と「わが家は祇園の拝み屋さんシリーズ」のクロスオーバー作品!
├ 宮部みゆき

【読書】宮部みゆき『小暮写眞館Ⅲ カモメの名前』

フリースクールに通う子供たちが写った写真には、不格好なぬいぐるみが写っていた。小学生の牧田翔は、それをカモメだと言う。翔は成績優秀で、友人関係にもトラブルがなかったにもかかわらず、ある日突然不登校になってしまっていた。写真館だった建物に住む花菱英一は、不動産屋の社長にその写真を渡され、謎を解くことになる。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『〈磯貝探偵事務所〉からの御挨拶』

「夫が、帰ってこないのです」刑事を辞め、探偵事務所を開業した磯貝公太に、はじめての調査依頼が舞い込んだ。依頼人は、磯貝の元同僚・鈴元の同級生・勝木奈々。綾桜千景の筆名でライトノベル作家をしている夫が、1ヶ月前から失踪しているのだという。
▼著者 ハ行

【読書】原田ひ香『その復讐、お預かりします』

「全財産をかけられないぐらいなら、やめた方がいい。あんたの復讐心はそうたいしたことはない」大手商社で社長秘書をしていた神戸美菜代は、2つ年上の陣内俊彦と恋に落ちた。しかし、陣内は美菜代を上司に顔を覚えてもらうために使ったあと、さっさと別の社員と結婚してしまった。復讐屋の鳴海慶介に陣内への復讐を依頼するが、依頼料を払えず断られてしまう。
└ ダン・ブラウン

【読書】ダン・ブラウン『シークレット・オブ・シークレッツ』

世界的純粋知性科学者キャサリン・ソロモンの未発表原稿が奪われた!宗教象徴学者のロバート・ラングドンは、恋人のキャサリンの講演を聴くためにプラハを訪れるが、講演の翌朝、キャサリンが意識に関する踊るべき発見について記した著書の原稿とともに姿を消してしまう。その影には、ある秘密のプロジェクトが関係していて…「ロバート・ラングドンシリーズ」第6弾!
├ 坂木司

【読書】坂木司『楽園ジューシー』

「あ、指が滑って押しちゃった」バイト先のおばさん・加藤さんのスマホから呼び出し音が流れ出した。電話をかけた先は沖縄のホテル〈ジューシー〉。バイト先の弁当屋の店長が入院するために一時閉店することになり、大学の春休みの間のアルバイト先を探している時のことだった。加藤さんは「迷ってるなら、行っちゃえば」と言うのだが…
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『オーロラが見られなくても』

アムステルダムで出会ったコロッケの自動販売機、リトアニアで食べたイクラを添えたパンケーキ。モロッコのシャフシャウエンで食べたレモンとチキンのタジン。アイスランドで食べたヨーロッパいち美味しいホットドッグ、氷点下12度のハルビンで食べたアイスキャンデー。旅は食べものとの出会いであり、人との出会いでもある。
├ 岩井圭也

【読書】岩井圭也『完全なる白銀』

「完全なる白銀を見た」新鋭の女性登山家リタ・ウルラクは、地球温暖化により沈みいく故郷サウニケの現状に目を向けてもらうため、北米最高峰デナリに冬季単独行を計画するが、下山中に消息を絶った。リタの幼馴染みシーラと旧友で写真家の藤谷緑里は、リタが登頂に成功したことを証明するため、冬のデナリに挑む。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『オリエンド鈍行殺人事件』

佐鰭田(さびれた)駅、雛尾田(ひなびた)駅、土井中(どいなか)駅、照尾茂姉(てれびもねえ)駅、羅塩茂姉(らじおもねえ)駅…折田駅と遠藤駅を結ぶローカル線、通称〈オリエンド鈍行〉の車内で殺人事件が発生した。死亡した猪島剛以外の乗客は7人。乗客たちは犯人探しをはじめるが…
├ 呉勝浩

【読書】呉勝浩『アトミック・ブレイバー』

小型核爆弾による世界同時多発テロ『ヴァージン・スーサイズ』から27年。人類は温暖化と電力不足にあえいでいた。平凡なサラリーマンの堤下与太郎は、友人の天才プログラマー・西丸昴によって、世界で唯一格闘ゲーム〈アトミック・ブレイバー5〉の改造版をプレイできるようにされていた。人類の将来を左右するゲームの行方は…
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『「真」犯人』

発明家のエジソンさんが殺害され、その傍らには恋人で詩人の小町さんが手首を切って倒れていた。小町がエジソンさんを殺害後、自殺を図ったものと思われたが、芸術村の村長は、成功を掴みかけている小町を守るため、CGアーティストの写楽さんを犯人に仕立て上げようとする。