感想

├ 笹本稜平

【読書】笹本稜平『希望の峰 マカルー西壁』

ローツェ南壁、K2の冬季単独登攀を達成した奈良原和志は、ついに”21世紀の課題”とされるマカルー西壁に挑む。しかし、和志たちの前には、またしてもフランスのアルピニスト、マルクによる妨害が…さらに、ヒマラヤでのプロジェクトで隊長を務めてくれた磯村賢一に、死期が迫っていた。
└ 中山七里

【読書】中山七里『鑑定人 氏家京太郎』

「安達香里さんを殺したのは僕ではありません」女性を屍姦後、子宮を摘出する事件が3件続けて発生した。加害者として起訴された那智貴彦は、はじめの2件の事件への関与を認めたものの、3件目の安達香里の事件については殺害を否認した。那智の弁護を引き受けた吉田から依頼を受けた民間の鑑定センターの所長・氏家京太郎は、3件の事件の現場に残されたDNAの鑑定をおこなう。
▼著者 マ行

【読書】森川智喜『半導体探偵マキナの未定義な冒険』

エラーを起こした3体の探偵ロボットが、研究所を脱走してしまいました!坂巻正行の祖父・茂之が開発した4体の探偵ロボット。そのうちの3体に不可欠なアップデートをおこなう前に茂之が逝去した。無事にアップデートが終了していたマキナこと「CIMN4」は、正行とともに研究所から逃げ出した3体の探偵ロボットの行方を追う。
├ 太田忠司

【読書】太田忠司『死の天使はドミノを倒す』

人権派弁護士の鈴島薫と連絡がつかなくなった。薫の兄・陽一は父・亮介が死去したため薫に連絡を取ろうとしたが、反応がない。葬儀代を支払うために亮介の預金を引き出そうとすると、法定相続人全員の戸籍謄本と印鑑証明が必要になるという。焦る陽一だが、薫の弁護士仲間たちもまた薫と連絡がつかなくなったことで騒ぎはじめていた。
├ 坂木司

【読書】坂木司『青空の卵』

外資系の保険会社に勤める坂木司には、ひきこもりの友人・鳥井真一がいる。プログラマーを仕事にしているのだが、坂木が外に連れ出さない限り、何週間も家の中に閉じこもってしまう。鳥井は鋭い推理力を持っており、坂木が持ち込んだ謎を次々と解いていく。
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『三月は深き紅の淵を』

その本は私家版で、200部しか作られなかった。その本の持ち主は1人に1晩のみその本を貸すことが許されている。読書が趣味の会社員・鮫島は、会長の家に招かれ、家のどこかにあるはずのその稀覯本を探すように依頼されるが…また、出版社に勤める常垣隆子は本の作者に接触することを試みる。
└ 岡崎琢磨

【読書】岡崎琢磨『さよなら僕らのスツールハウス』

川縁の切り立った崖に、腰掛けるように建っているシェアハウス。その〈スツールハウス〉では数多くの若者たちが青春時代を過ごした。住人同士の友情や愛情、不気味な事件にその後の人生…〈スツールハウス〉から飛び立っていった人たちの物語。
├ 柚月裕子

【読書】柚月裕子『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』

弁護士資格を剥奪され、法曹界から追い出された上水流涼子は、殺しと傷害以外であればなんでも引き受ける上水流エージェンシーを立ち上げた。東大卒でIQ 140の貴山伸彦を助手に、涼子は今日も公にできない揉め事を解決する。
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『暗闇法廷』

被告人は全盲。証人は聴覚障害者の男性と失声症の少女。弁護士は無実を主張するが――中途障害者訓練施設〈天使の箱庭〉で訓練を受けている全盲の女性・美波優月は、深夜に施設長の荒瀬から視聴覚室に呼び出される。部屋に入ったところで荒瀬に襲いかかられ、必死に抵抗するが、美波の悲鳴を聞いた施設の副施設長が駆けつけたときには、荒瀬は腹を複数回刺されて殺害されていた。
├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『じゃあ、これは殺人ってことで』

関東某所にある烏賊川市は、犯罪と過疎化に悩む街。大前田典之は、その烏賊川市の企業〈大前田製菓〉の社長で叔父の徳次郎を、以前読んだ探偵小説に出てくる密室トリックで自殺に見せかけて殺害する。しかし、自殺では1億円の生命保険が下りないため、弟の俊之は同じトリックで徳次郎が殺害されたように工作をする――。
├ 下村敦史

【読書】下村敦史『白医』

「あなたがしぶとく生きていたらいい加減迷惑なの!」終末期の患者に緩和ケアをおこなうホスピス天心病院の医師・神崎秀輝は、病室のドア越しに患者の妻が罵倒しているのを耳にした。安楽死を依頼された神崎は塩化カリウムを注射して患者を死なせ、嘱託殺人の罪で法廷に立つことになった。
└ 近藤史恵

【読書】近藤史恵『散りしかたみに』

瀬川小菊の師匠・瀬川菊花の舞台の最中、なぜか花びらが1枚落ちてくる。小菊は衝立の陰から師匠の舞台を注視するが、誰がどうやって、なぜ花びらを落としているのかわからない。菊花の指示で、大学の同級生で探偵の小泉文吾に謎解きを依頼する。
├ 石持浅海

【読書】石持浅海『顔のない敵』

誰が埋めたかわからない。誰を恨めばいいのかわからない。地雷は「顔のない敵」なのだ。地雷除去のNGOが活動するカンボジアで、地元選出の国会議員の息子・チュオンが対人地雷に触れて死亡した。NGOのメンバー・坂田は、死体の不自然さに気づくが…
├ スティーヴン・キング

【読書】スティーヴン・キング『ランニング・マン』

失業者のベン・リチャーズは、大人気のTV番組『ランニング・マン』に出場する。視聴者全員を敵に回し、30日間逃げ切れば10億ドルの賞金。捕まればTVカメラの前で容赦なく殺害される、文字通りのデスゲーム。1/30にグレン・パウエル主演で公開される同名映画の原作を20年ぶりに復刊。
├ 笹本稜平

【読書】笹本稜平『K2 復活のソロ』

日本の技術を結集したアックスで冬のK2に挑む――世界有数のアルピニストとなった奈良原和志は、製品のテストをするために登ったアマ・ダブラムで、コンビを組んだスポンサーであるノースリッジの若手社員・柏田を失った。和志は次なる目標をK2の冬季単独登攀に設定し、柏田が生前温めていたアイデアを反映した新型アックスを実戦投入する。
├ 藤崎翔

【読書】藤崎翔『冥土レンタルサービス』

身近な人が亡くなった後で、たとえばチョウチョが飛んできたりした時、『あれ、あの人の生まれ変わりじゃないか』みたいな話をしたことはありませんでしたか? あれって、本当にあるんです――亡くなった人の魂が利用することができる〈冥土レンタルサービス〉。そこでは生前に積み上げた徳に応じたポイントで、虫や鳥などの生物の体を借りて、現世に戻ることができるのだった。
├ 谷春慶

【読書】谷春慶『筆跡鑑定人・東雲清一郎は、書を書かない。』

「二度と俺に近づくな、バカ女」近藤美咲が筆跡鑑定を依頼した東雲清一郎は、そう言って学食を出ていった。著名な書道家であるにも関わらず文字を書こうとしない東雲清一郎は噂通りの変人。自分の周りに人を寄せ付けない。どうしても筆跡鑑定をして欲しい美咲は、書道部顧問の裏辻准教授から清一郎の弱点を聞き出すが…
├ 伊坂幸太郎

【読書】伊坂幸太郎『死神の浮力』

山野辺遼、美樹夫妻は、娘の菜摘を殺害した犯人・本城崇が裁判で無罪になったことを嘆いてはいなかった。むしろ、自らの手で復讐を果たすことができることを喜んでいた。そんな山野辺夫妻の前に、死神の千葉が現れる。千葉は、山野辺を7日間調査し、山野辺を8日目に死なせるか見送るかを判断するのが目的だった。
├ 新川帆立

【読書】新川帆立『女の国会』

100年以上の歴史を持つ日本の議会政治で、100回以上の組閣が行われたにも関わらず、いまだに女性首相は誕生していない――「私、憤慨しています」が口癖の野党第一党の高月馨は、ライバルの与党・国民党の浅沼侑子を自殺に追い込んだのではないかと、謝罪と国対副委員長の辞任を迫られる。高月は浅沼の婚約者・三好顕太郎とともに浅沼の死の原因を調べはじめる。
└ 中山七里

【読書】中山七里『とどけチャイコフスキー』

わたしの目が黒いうちは、海外アーティストの招聘など金輪際認めない――モスクワ音楽院で客員教授を務めるヴァレリーは、同じショパンコンクールでファイナリストとなった岬洋介に、音楽院での演奏会を依頼しようとするが、学部長に断固反対される。翌朝、学部長は宿舎の中で殺害されているのが発見される。
├ 越尾圭

【読書】越尾圭『殺人事件が起きたので謎解き配信してみました』

ミーチューバーのソウスケが生配信中に殺害された!ソウスケは「贈り物、全部この場で食べちゃいます!」の生配信中に、贈り物の中に仕掛けられていた毒物によって殺害されてしまう。ソウスケと仲が良かった謎解き系ミーチューバーのカイは、視聴者からの要望に応え、ソウスケを殺害した犯人の謎解きをはじめる。
├ 横山秀夫

【読書】横山秀夫『陰の季節』

「尾坂部さんが辞めんというんだ」D県警の人事を預かる二渡は、天下り先のポストにしがみつこうとする尾坂部の説得に当たろうとするが、尾坂部は一向に首を縦に振らない。しかし、説得を続けていくうちに、過去の未解決事件が浮かび上がる。その事件には、6月に挙式を控えた尾坂部の娘が関係していて…
├ 恩田陸

【読書】恩田陸『ドミノ in 上海』

『ドミノ』がパワーアップして帰ってきた!リフレッシュ休暇で上海を訪れた保険会社の事務職員、映画撮影のために滞在しているスタッフ一同、目立ちたがり屋の上海警察署長、門外不出のお宝を狙う骨董品店主、動物園からの脱出を目論むパンダ…かつて東京駅でトラブルに巻き込まれた面々に新たな登場人物を加えて上海に集う。
├ 小路幸也

【読書】小路幸也『失踪人 磯貝探偵事務所ケースC』

〈銀の鰊亭〉の青河文を通じて、探偵の磯貝に依頼が舞い込んだ。依頼人は今をときめく女優・西條真奈。北海道知事の特別秘書をしていた姉の最上紗理奈が失踪したので探して欲しいのだという。紗理奈は突然秘書を辞し、自宅を片づけたあとに失踪していた。