ミステリー

├ 東川篤哉

【読書】東川篤哉『野球が好きすぎて』

東京近郊で、プロ野球選手のサインが入ったレプリカユニフォームを着たファンが、ナイフで脅され、ユニフォームを奪われるという事件が連続して発生。そのニュースを見た男が、知り合いのカープファンの男性を、一連の事件の1つに見せかけて殺害することを計画する。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『プロメテウスの乙女』

19XX年、急激に右傾化の進んだ日本で、3人の女性が体内に爆弾を埋め込む手術を受ける。ターゲットは滝首相。その手術を受けた女性のひとり、二宮久仁子は、首相の肝いりで結成された組織「プロメテウスの処女(おとめ)」の隊員になる。
├ 赤川次郎

【読書】[オススメ]赤川次郎『三毛猫ホームズの推理』

羽衣女子大に通う3年生の栗原由美子が殺害された。どうやら売春行為中に刃物で全身をめった刺しにされたらしい。血を見ると貧血を起こし、高い所と女性が苦手という警視庁の刑事・片山義太郎は、三田村捜査一課長の特命を受け、羽衣女子大に巣くう売春組織の調査に乗り出す。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『赤いこうもり傘』

高校生でT学園のオーケストラのコンサート・マスターを務める島中瞳は、帰宅途中の電車の中で、ヤクザ2人が女性に絡んでいるところに出くわす。勇気を持った若者が止めに入るが、逆にやられてしまう。それを見た瞳は、つかつかと2人のヤクザに歩み寄ると、手にしていた赤いこうもり傘で2人をやっつけてしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『雪に消えた悪魔』

矢吹由利子たち花園学園の2年生は、修学旅行で同じ学園の上村真由実の父が経営する北海道のスキーリゾートへ。しかし、空港に向かうバスに、正面から真っ黒な革のスーツに身を包んだ女性が操る大型バイクが突っ込んできた。なんとか一命を取り留めた由利子たちは、弘野香子が手配したチャーター機で北海道へ向かうが、スキー場には黒いスキーウェアを着た女性が出没する。上村家の周囲で起きた出来事を密告してくる謎の黒いスキーウェアの女だったが、使用していないゴンドラの中で死体で発見される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『プリンセスはご・入・学』

大富豪の南条家の令嬢で世間知らずの麗子と、元・不良のケンの間に生まれた娘・サッちゃんがついに小学校に入学する日がやってきた。入学式の日の午後、南条家で行われた入学祝いのパーティーで、サッちゃんは「ね、私の夫を殺してくれない?」という言葉で始まる男女の会話を聞いてしまった。その日の夜、パーティーに参加した杉本ユリの母・由紀子から「家に帰ったら、夫が殺されていた」と南条家に電話があった。さらに、サッちゃんが通う四ツ葉学園をのっとる計画まで持ち上がって…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『悪夢に架ける橋』

主婦の仲田浩枝は、時々おかしな夢を見る。沼の上に延びた白い通路を歩いて行くと、事件現場へ辿り着くのだ。浩枝は、それを同級生で刑事をやっている片岡へ、匿名で情報提供するのだ。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『本日は泥棒日和』

夫・淳一は泥棒、妻・真弓は刑事という今野家に、少女が忍び込んできた。なんと、玄関の鍵を開けて入ってきたのだという。2日後、今野家の近所で銃声が鳴り響いた。道路に立っていたのは先日の少女・高木浩子で、忍び込んだ家で人に見つかり、家主で元暴力団組長の水町和也ともみあったすえに、散弾銃を発射してしまったのだという。しかし、浩子の手からは硝煙反応が出なかった。今野家に忍び込んできた時に補導しておけば良かったと悔やむ今野夫妻だが…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『涙のような雨が降る』

ケンカで相手を怪我させて、少年院に入ったことのある少女・尾崎由美は、大金持ちの実業家・風祭信代の孫・中川歩美として、風祭家で生活を送ることになる。風祭家の周囲には、風祭家のスキャンダルを狙うフリーライターの栗山愛子や、信代の遺産を狙い、歩美を風祭家に送り込んだ親戚たちの姿が…学校では、演劇部のヒロインが、教師と駆け落ちしてしまうなど、由美の周りで、様々な人の思惑が交錯する。それらを仲裁していくことで、ひっそりと生きていくはずだった由美は、周囲から一目を置かれる存在になってしまう。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『人畜無害殺人事件』

河村昭一が娘のベッドの中で裸で殺害された。河村は1年前に体を壊して入院。仕事を辞めていたが、良き夫、良き父親以外の何ものでもない人畜無害な人物だった。被害者と妻の順子の周辺をあたっていた、警視庁捜査一課の名物警部・大貫は、河村に「女の影」を発見する。「早く会いに来てね、パパ。圭子より」と書かれた手紙を見つけたのだ。しかし、「圭子」が待っていたのは幼稚園だった…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊心理学』

警視庁捜査一課の警部・宇野と、自称名探偵の永井夕子がレストランで食事をしていると、同じ店内で、一家殺害事件の容疑者として手配中の男・南田が食事をしているのを発見した。周囲を固め、店を出たところで取り押さえる算段が整ったが、南田に気づかれてしまい、人質を取られてしまった。逃走車輌の運転役として宇野が選ばれ、夕子を加えた4人は犯人の逃走劇に付き合うことになる。しかし、道案内をしたのは人質に取られている女性・宮永民子だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団4 怪奇篇』

正月の買い出しに来た三姉妹。うまいことタクシーを拾えたと思ったら、長女・綾子が、先ほど会った少年から「オレンジ色のタクシーには乗るな」と言われたことを思いだす。結局タクシーを乗り逃がした三姉妹だが、30分待ってようやくつかまえたタクシーで移動中、先ほどのオレンジ色のタクシーが、トラックに突っ込んで大破しているのを目撃する。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『鼠、十手を預かる』

〈甘酒屋〉を名乗る次郎吉ですが、本当の姿は、江戸の町を騒がせる〈鼠〉。次郎吉が妹の小袖と、医師の仙田千草とともに夜道を歩いていると、押し込みの捕り物劇に立ち会うことになってしまった。その捕り物劇の最中、顔なじみの目明かし・定吉が足をケガしてしまう。次郎吉は、定吉が仕える同心・大谷左門から、定吉が動けない間、代わりに十手を預かってほしいと頼まれる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『逃げこんだ花嫁』

女子大生・塚川亜由美のところに、13歳の少女・小山内玲香が逃げ込んできた。村で対立している大地主同士を1つに纏めるため、大河内常吉(55歳)と結婚させられそうだというのだ。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『過去から来た女』

「田(でん)」という小さな村に生まれ育った常石文江は、19歳の時に人知れず姿を消した。文江は幼馴染みの坂東和也に殺害されたと噂が流れ、和也は自殺。一家は離散してしまう。7年後、東京でデザイナーとして独り立ちした文江は、故郷へ足を踏み入れるが…
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三毛猫ホームズの恐怖館』

警視庁捜査一課の刑事・片山義太郎は、偶然アパートでのガス漏れに出くわす(もっとも、気づいたのは三毛猫のホームズだったが…)。爆発は避けられなかったものの、住民は無事避難した後だった。しかし、事故現場からは女子高生・野田恵子の絞殺体が見つかる。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『天使は神にあらず』

天国から地上へ研修で降り立った天使のマリと、地獄から成績不良で追い出された悪魔のポチは、少女と犬に姿を変えて修業中。今回の“職場”は新興宗教団体の総本山。そこで、マリは自分そっくりの教祖様の代役を務めることになる。そんな時、本物の教祖、阿部加奈子の両親が金の無心にやって来るが、2人が雪の中で倒れているのが発見される。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『黒いペンの悪魔』

花園学園の名物トリオ、矢吹由利子、弘野香子、桑田旭子の3人は、学校を長期欠席している草場美里の家に見舞いに行くが、美里は自室で首を吊っていた。香子の好判断もあって事なきを得たのだが、美里のもとには恋人そっくりの字で書かれた、別れを持ちかける手紙が届いていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『台風の目の少女たち』

高校生の須川安奈が住む山間の町を、台風が直撃した。避難命令が出て、町の中学校に避難した安奈たちだが、普段と違った空気の中で、事件が起き始める。安奈の恋人で、東京の大学に通う章の新しい恋人・雅美の気配りによって、その都度その場を収めることができていたが、避難所になっている体育館の裏山から土砂が流れ落ちるようになり、事態はより深刻さを増していく。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『スクールバスは渋滞中』

南条家の孫娘・幸子が通う幼稚園で爆弾が爆発した。幸子は難を逃れたが、幸子をかばった先生が大ケガを負ってしまった。一方、幸子の父・ケンには仕事を頼みたいとの電話が…。ケンは南条麗子と結婚するまで、不良グループの一員だったが、その腕を見込んでの依頼だった。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『泥棒よ大志を抱け』

一家3人が毒殺されるという事件が発生した。一見心中にも見える事件だが、毒を飲むのに使用されたと見られるグラスは洗って水切り板の上に伏せられていた。殺人事件と見て捜査を始めた今野真弓だが、家のドアと窓はすべて内側から鍵がかけられていた。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『冠婚葬祭殺人事件』

礼儀作法の家元・本俵家では、2年近くにおよぶ後継者争いを経て、先代の娘・一宮美貴が跡を継ぐことになった。その家元披露パーティーの警護を、警視庁捜査一課の大貫警部と井上刑事が担当することになった。パーティーの最中、美貴が杉浦房夫という男に襲われるが、たまたま近くで警戒にあたっていた井上が取り押さえ、事なきを得る。これで井上に一目惚れした美貴は、井上と結婚することに?
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『幽霊愛好会』

永井夕子の友人・敦子は、35歳年上の会社社長・片倉泰長と結婚した。敦子には1つだけ不安があるのだが、それは泰長が月に1度先妻の幽霊に会いに行くことだった。夕子と、恋人で警察庁の警部である宇野が訪ねたその日、娘の亜里沙が殺害された。
├ 赤川次郎

【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団3 珠美・初恋篇』

三姉妹の3女・珠美は、試験の問題を盗んだとして、3日間の停学処分を受けてしまいます。「そんなことして、いくら儲かる? 学生の小づかいなんて、たかが知れてんじゃない」と、現実的な反論を述べる珠美ですが、下された処分は覆りません。結局、「3日間も休める!」と、前向きに受け止めるのでした。