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【読書】赤川次郎『昼と夜の殺意』

ピアニストを目指す水城澄音と、ヴァイオリニストを目指す韻子(かずこ)は、腕の病気によって自らのピアニストとしての生命が絶たれてしまった、母・貞子からの英才教育を受けて育った。私生活は自由奔放な澄音に対し、音楽以外に関してはうぶな韻子。そんな韻子に結婚を申し込んでいた栗崎の出張先である札幌に、澄音にもらった航空チケットを使って飛んだ韻子だったが、そこで見たのは栗崎のベッドから起き上がる、裸の澄音の姿だった。
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【読書】赤川次郎『泥棒は幻を見ない』

子供を虐待して死なせた鎌田直也が、肩から斜めに一太刀で切られて殺害された。傷を見た今野淳一は、並みの腕前ではないと判断する。また、勤めていた警察署から1億円を盗み出した竹原紘二も、バッサリと斬られて殺害された。
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【読書】赤川次郎『パパの愛した悪女』

布川香織の母・栄恵は、「好きな人ができてしまいました。彼と二人で死のうと決めました」と書き置きを残して家を出た。その4日後、海岸沿いのホテル近くの崖の上に、男女2人の靴が並べて置かれているのが発見された。
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【読書】赤川次郎『まっしろな窓』

高校生の疋田香織の母・瑛子は、団地共済会の会長を務めていた。共済会には、団地の住民だけでなく、周辺住民も加入していたのだが、集会所で開くバザーのテーブル配置を巡って、団地の住民と外の住民が揉めはじめた。ついには、団地に住む浜田が、団地の外に住む吉野を殴り倒してしまい、吉野は死亡した。団地の住民が、吉野から殴りかかってきたと証言するのに対し、団地の外の住民は、浜田がいきなり殴りかかってきたと証言する。団地の内と外の住民たちの対立は、香織が通う学校での人間関係にも影響してしまう。
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【読書】赤川次郎『昼下がりの恋人達』

結婚を控えた秀治と純江は、郊外にマイホームを構えた。職場から2時間かかる新居から、乗客がいない電車に乗っていると、次の駅で乗ってきたお年寄りが、突然苦しみはじめた。次の駅でそのお年寄りを降ろし、駅へと担ぎ込んだが、お年寄りは2度目の発作で亡くなった。しかし、病院へ運び込んでくれた秀司と純江には、遺産の一部として5千万円が遺されていた。
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【読書】赤川次郎『寝過ごした女神』

団地に住む主婦・浦上早希子が、スーパーマーケットの前で拾った宝くじが、1等2000万円に大当たり。しかし、夫の明夫が勤める会社は不景気で、来月から残業手当や休日出勤手当が出なくなるとのこと。久々に家族で外食に出かけた早希子たちだったが、レストランで明夫の上司・浜野部長と遭遇する。浜野は外からやって来た人物で、経営のお目付役。独身でプレイボーイという評判だった。
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【読書】赤川次郎『終電へ三〇歩』

柴田秀直は、リストラの対象になってしまったが、家族にそのことを告げられないまま、最終日を迎えてしまった。その夜、上司の永井絢子と専務の黒木昭平の不倫現場を目的する。これをネタに、会社にとどまれるように交渉しようと考えた柴田だが、絢子も悩みを抱えていることを知って、思いとどまる。そんな柴田と絢子の前に、高校生の三神彩と常田治の2人が現れる。彩と常田は、父親同士が犬猿の仲で、家を飛び出してきてしまっていた。
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【読書】赤川次郎『真夜中の散歩道』

駆け出しの霊媒師・神崎茜は、殺されたはずのニュースキャスター・一色大吾の姿を目撃し、話までしてしまった。大吾の葬儀の日に、大吾と一緒に働いていた北条まなみと話をするが、そのまなみも、前の晩に殺害されていた。さらに、刑事と殺人犯の撃ちあいに巻き込まれ、殺人犯・武口伸夫が茜の上にのしかかった状態で絶命した。
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【読書】赤川次郎『乙女に捧げる犯罪』

小久保友紀は、10歳の時に変質者に誘拐された。その変質者を殺しにやってきた殺し屋に助けられたが、7年後、その殺し屋を偶然町で見かける。父・康司の浮気でギクシャクしていた家庭内だったが、康司の愛人・栗山多恵子がホストの根石守と心中したことで、家庭内に平和が戻る。しかし、友紀の前に、多恵子と根石の心中が、偽装殺人ではないかと疑う芳村刑事が現れる。
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【読書】赤川次郎『知り過ぎた木々』

私立の女学校〈堂上学園〉では、夏期林間学校のメインイベントのマラソン大会で優勝した生徒が、学級委員を務めるという慣わしがあった。そのマラソン大会で、長谷井美知とのデッドヒートに競り勝ったのが折原待子だった。しかし、待子は担任の佐倉純子に「私――恥ずかしい。死ぬしかないんです」と電話したあと、川に身を投げたところを発見された。幸い意識を取り戻した待子だったが、記憶を失っていた。そして、翌年の夏期林間学校に、待子も参加することになるが、待子の遠い親戚にあたる永井夕子が、同伴することになった。
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【読書】赤川次郎『不思議の国のサロメ』

今村まどかはの母・朝代は、不倫関係にあったまどかの家庭教師・角田の首を切り落とし、殺害してしまった。そのまどかも、自分がサロメになったと思い込み、精神病院へ入院させられてしまう。サロメとは、聖書に登場する少女で、王に踊りを所望された際、「なんでも望みのものをやる」という約束をさせた上で、妖艶な舞を踊り、「予言者ヨハネの首が欲しい」と望んだ人物である。そして、精神病院に入院させられたまどかも、看護人の首を切り落としてしまう。鈴本芳子は、少女の力で男性の首を切り落とすことができないと考え、第九号棟の仲間たちの力を借りて、事件の真相に挑む。
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【読書】赤川次郎『壁の花のバラード』

デパートに勤める伊原有利は、目立たなく、いつもパーティでは壁の花。そんな有利に、ダンスを一緒に踊って欲しいと、男性が声をかけてきた。少し色白だが、気品のある青年。少し年下かも知れないが、着ている服も、物腰も上品な二枚目である。踊るのが下手だと言いながら、その男性とのダンスを楽しんだ有利だったが、そのダンスの相手は、なんと幽霊だった!
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【読書】赤川次郎『禁じられたソナタ』

飛岡音楽院の理事長・飛岡栄一郎が亡くなった。飛岡は、なくなる直前に2人の孫娘を枕元に呼び寄せ、真由子には理事長と学長を継ぐように、有紀子には『送別のソナタ』の楽譜を渡した。しかし、その『送別のソナタ』を絶対に弾くなと言い残し、息を引き取った。
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【読書】赤川次郎『真夜中の騎士』

やり手の実業家・添田正一が殺害された。ホテルの玄関前で、白馬に乗った黒衣の騎士に、剣で首をはねられてしまったのだ。その後も、白馬に乗った騎士は、社会的に悪とされている有名人を殺害していく。鈴本芳子は、ダルタニアンやホームズの力を借りて、事件の謎に挑む。
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【読書】赤川次郎『死神のお気に入り 三姉妹探偵団12』

高校で教師をしていた野添春代の継父・広吉は、病院に入院しており、春代に教師を辞めて自分の世話をするようにと迫っていた。そんな春代を見かねた教え子の木下伸子は、広吉の病室に忍び込み、生命維持装置のスイッチを切ってしまった。しかも、その日のうちに、校舎の窓から飛び降り、自殺してしまう。
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【読書】赤川次郎『クレオパトラの葬列』

大矢、矢島、矢田の3人がはじめた会社〈三矢産業〉は、それぞれ社長、専務、常務の肩書きが付けられているものの、3人が同等の権限を持っており、1人に何かあったとしても、会社経営に影響が出ないはずだった。しかし、矢島が取引先の女社長に溺れ、事態を重く見て東京に駆けつけた大矢までもが、その女性にのめり込んでしまう。そして、最後に残った矢田までもが…パーティーの席で、大家の娘朋子から相談を受けた鈴本芳子は、ホームズやダルタニアン、ルパンらの力を借りて、事態の収拾に乗り出す。
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【読書】東野圭吾『プラチナデータ』

警察庁がDNA捜査システムを完成させた。犯罪現場に残されたDNAをもとに、犯人のプロフィールや風貌をプロファイリングするだけでなく、国民から提出されたサンプルから、その家族や親戚など、極めて狭い範囲まで犯人を絞り込むことができるシステムである。しかし、システムを中心になって開発した天才数学者の蓼科早樹が殺害されてしまう。現場に残されていた毛髪から、DNA捜査システムが導き出したのは、警察庁でシステムをの開発に携わった神楽龍平だった。
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【読書】赤川次郎『幽霊博物館』

ホラー小説作家、君原治之の自宅で、高木友人が銃殺された。高木は、以前君原と共作で小説を書いていた人物だったが、方向性の違いから、現在は別々に執筆活動を行っていた。偶然、君原宅に居合わせた、警視庁捜査一課の宇野警部と、宇野の恋人永井夕子は、事件捜査にあたる。
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【読書】赤川次郎『百年目の同窓会』

ある日突然、普通の主婦が「自分はメアリだ」と言い出した。さらに、身元不明で保護された女性はエリザベスと名乗り、アニーと名乗る女性まで…これら3人が名乗っている名前に共通するのは、約100年前のロンドンを恐怖に陥れた「切り裂きジャック」の被害者の名前だった。鈴本芳子は、ホームズらの力を借りて、残る2人の被害者を名乗る女性を探し始めるが、アニーを名乗っていた三原冴子が、首をナイフで裂かれて殺害される。
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【読書】赤川次郎『死が小径をやってくる 三姉妹探偵団11』

佐々本三姉妹の父親が例のごとく海外出張に出かけたあと、叔母の宮本加津代が見合い話を持ってやって来た。ターゲットはなんと、中学3年生の三女・珠美!しかも、相手は40歳の西崎敦夫だった。
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【読書】赤川次郎『愛情物語』

将来を嘱望されるバレリーナ仲道美帆は、生まれて間もなく親に捨てられ、仲道治子に育てられた。16歳になった美帆は、まだ見ぬ親に会うため旅に出る。手がかりは、毎年誕生日に贈られてくる花束の発送元である花屋だけ…
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【読書】赤川次郎『華麗なる探偵たち』

大金持ちの令嬢鈴本芳子は、20歳の誕生日に、父の遺産数億円を受け継ぐ予定だった。しかし、薬で眠らされ、気がつくと精神病院に閉じ込められていた。病院の9号棟では、自分が歴史上の人物だと思い込んでいる患者たちが暮らしていた。エドモン・ダンテスが掘った抜け穴を使って病院を抜け出し、自宅に帰った芳子だが、食料の貯蔵庫で叔父の鈴本志郎が殺害されていた。芳子はホームズやダルタニアンらの力を借りて、事件の謎に挑む。
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【読書】赤川次郎『幽霊社員』

Kプランニングに勤める野崎佐知子が残業を終えて会社を出た頃、社長夫人である三谷文代が殺害された。社長の三谷雄治と不倫関係にあった佐知子に疑いの目が行くが、佐知子が会社を出る時、営業のセクションに残っていた男性と背中越しに挨拶を交わしていた。しかし、誰に聞いてもその時残業していたという人物がわからない。
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【読書】赤川次郎『三姉妹探偵団10 父恋し篇』

前作『三姉妹探偵団9 青ひげ篇』でオーストリアを訪れた佐々本三姉妹と国友刑事は、そのままスイスのムルテンを訪れる。そこでは、20年ほど前、現地に駐在中だった会社員・水科和也と現地の女性の子・ルチアが飲食店を一人で切り盛りしていた。水科は、女性を殺害した疑いで日本国内を逃亡していたが、1年ぶりに帰った自宅で、死期が迫った母・カチアからの手紙を読み、ルチアの存在を知る。ルチアに会うためにスイスへ向かった父のあとを追って、娘の梨香もスイスへ向かう。