1億円の契約書の到着を待つ事務職員、舞台のオーディションを受ける小学生、彼女と別れるためにいとこを引っ張り出した男、ミステリマニアの大学生、俳句サークルのオフ会に参加する老人…別々の目的を持って東京駅へ集まってきた人たちが複雑に絡み合う先に大事件が勃発する、ノンストップサスペンス。
恩田陸さんの『ドミノ』を読みました。
あらすじ
俳句サークルのオフ会に参加するために東京へ出てきた吾妻俊策は、高速バスの降り口で別の客の紙袋を間違って持って行ってしまうが、その紙袋の中身は爆弾だった。
荷物を間違えたことに気づいた過激派組織のメンバー・川添健太郎は慌てて吾妻を追うが、そこは東京駅。
別々の目的を持って東京駅に集まってきた人たちが、大騒動に巻き込まれる。
感想
いつも拝見しているブロガーさんが、一昨年読んだ中で1番だったと書かれているのを見て、さっそく手に取ってみました。
はじめこそ、登場人物の紹介がてらゆっくりと入るのですが、その後は息もつかせぬ早い展開。
読みはじめてすぐに頭に浮かんだのが、伊坂幸太郎さんの「殺し屋シリーズ」でしたが、「殺し屋シリーズ」よりもはるかに展開が早い。
考える間もなく次々に場面が展開されていくのですが、ついていくのがやっとといったことはなく、容易についていけてしまうから不思議です。
1つ思ったのは、舞台となる東京駅に土地勘がないと少し辛いかな?ということ。
私は1度東京駅周辺を歩き回ったことがあるので、なんとなく想像がついたのですが、土地勘がないと少ししんどいかな?
でも、20年以上前の記憶だけで問題なく読めてしまったので、土地勘がなくても読めてしまうのでしょうか。
実写化すると面白そうだなと思ったのですが、活字だけでも頭の中に場面が浮かぶので、実写化してくれないとついていけない!とならないのが不思議です。
このあたり、恩田陸さんの筆力なんでしょうねー。
百聞は一見にしかず。
機会がありましたらぜひ!




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