【読書】[オススメ]赤川次郎『虹に向かって走れ』

赤川次郎 ├ 赤川次郎

ひょんなことから映画に出演することになった永谷聡子。
しかし、聡子には友人のかたきを討つという秘めたる想いがあって…

あらすじ

永谷聡子が住む町に、映画のロケ班がやってきた。
実は、1年前にもロケハンがやってきていて、その際にお目当てのスターの部屋へ忍び込むことに成功した聡子の友人は、俳優の剣崎隼人に乱暴され、妊娠したことを苦に自殺していた。
聡子は剣崎の部屋に忍び込み、友人の敵をとろうとするが、マネージャーの水浜啓子に取り押さえられてしまう。
その啓子に誘われて、東京へ行くことになった聡子は、撮影現場で監督の目に止まり、女優デビューを果たすことになる。

感想

映画の撮影現場を舞台にした作品です。
赤川次郎さんは映画が大好きということもあってか、映画を舞台にした作品は特に面白いように思うんです。この『虹に向かって走れ』もそんな1冊です。同じく撮影現場を舞台にした『ひとり夢見る』も映画撮影現場の話でした。
『ひとり夢見る』がドロドロした話だとすると、『虹に向かって走れ』は爽やかな話です。テーマは「復讐」なんですけどね。

親友を亡くした主人公、永谷聡子がひょんなことからアイドルデビュー。あっという間にスターの座へ駆け上るのですが、あくまでも目的は親友の敵討ち。
そんなところに飛び込んできた映画の撮影で一気にケリをつけようとするのですが…

いやぁ、この話大好きなんです。何度読んだことか。
でも、実は学生時代住んでいた福井から一端実家に荷物を運び、社会人になって三田へ来た過程でどこかに行ってしまって…
まだ実家にあるのかなぁ?
電子書籍で購入しても良いんだけど…
といった感じで、ここ10年ほどは読んでいないかもしれません。それでも話の流れや所々の台詞は頭の中に残っているんですよね。

映画好きの赤川次郎さんならではの作品ではないかと思います。

※結局電子書籍を購入したのですが、その後自宅の本棚にちゃんと置いてあるのを見つけました… まぁ、好きな本なので、紙でもスマホでも読むことができるようになって良いのですが。

(古書店で安く手に入ると思います)

コメント

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