司馬遼太郎さんの『義経(上・下)』を読みました。
久しぶりの歴史物です。
中学生の頃? 小学校高学年の頃?に海音寺潮五郎さんの『天と地と』、『新太閤記』、『赤穂義士』などを読んだ記憶がありますが、その後は本格的な(?)歴史物はあまり読んでいなかったように思います。
それにしても、こういった話を読むといつも思うのですが、断片的にしか残っていない記録から、よくこれだけ壮大な話が書けるなぁと、感心してしまいます。
特に義経が歴史の表舞台に現れていた期間というのは非常に短く、その他の部分は当時の世相などから想像するしかないと思うのですが… 膨大な資料をひっくり返すことになるでしょうから、相当なパワーが必要だっただろうなぁなんてことも思いながら読んでいました。
ちなみに、京を追われてからのことはさらっと書かれているだけで少し物足りない感じがしました。
司馬遼太郎さんなりの説に基づいて書いて欲しかったです。
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