1/29、KADOKAWAから、近藤史恵さんの『風待荘へようこそ』が発売されました。
家族を失い、傷心東京から京都へやってきた眞夏が辿り着いたのは、ゲストハウス〈風待荘〉。
オーナーの仕事を手伝うことになった眞夏は、料理に救われていく。
概要
南天の木の植わった坪庭がある、京都の小さなゲストハウス「風待荘」。家族を失い東京からやってきた眞夏は、ここでしばらくオーナーの仕事を手伝うことになった。泣きたい毎日を変えるきっかけをくれたのは、料理。古い台所で作る九条葱と厚揚げの衣笠丼や、すぐきの焼きめし、近所で出会ったふわふわのだし巻き卵のサンド、レトロな喫茶店のゼリーポンチフロート。同居する四人の女性やお客さんと食卓を囲む時間に心を癒されていくなか、まさかの人物が眞夏を訪ねてやってくる……。
ひとこと
シリーズ作品ではないので、内容を推測することは難しいですが、どうやら料理がカギになっている様子です。
近藤史恵さんで料理といえば、まず「ビストロ・パ・マルシリーズ」が頭に思い浮かびます。
他にも料理を扱った作品がありますが、どれも美味しそうで、知識で裏付けされてもいます。
「衣笠丼」とか「すぐき」というのは、初めて目にしました。
「衣笠丼」は九条葱と厚揚げと説明されていますが、「すぐき」はまったく想像もつきません。
文体も柔らかくて読みやすいですし、早く手に取ってみたい1冊です。
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