トム・クランシーの『米中開戦』を読みました。
米中関係の緊張が高まっている今、『米露開戦』でロシアのウクライナ侵攻を言い当てたトム・クランシーが、『米中開戦』でどのような「予想」を立てているのかと思い、この本を紐解いてみました。
『米中開戦』の中でトム・クランシーが挙げているのは、中国の南シナ海への侵攻、香港基本法を廃止して香港を本土に組み込み、台湾併合、アメリカへのサイバー攻撃の4点です。
今のところ、台湾併合に向けた活発な動きは見られませんが、他の3点については国際的な懸念事項になっています。
というか、中国がやりそうなことは、この本が書かれた2012年からたいして変わっていないということでしょうか。
もちろん、娯楽小説ですから、最後はアメリカが勝つようになっているのですが、中国との全面的な対決となると、なかなか一筋縄ではいきそうにないなぁということが読み取れました。
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