【読書】濱嘉之『警視庁公安部・片野坂彰 天空の魔手』

濱嘉之 警視庁公安部・片野坂彰シリーズ ├ 濱嘉之

濱嘉之さんの『警視庁公安部・片野坂彰 天空の魔手』を読みました。

あらすじ

公安部長付の片野坂彰は、中国による台湾侵攻を想定し、ドローンを使った作戦を考案する。
テストの結果は上々。
恐るべき低コストで相手に大打撃を与えられることを証明する。
一方、片野坂の部下たちは、ウクライナに侵攻するロシアに関する情報を入手するため、ヨーロッパへ渡航する。

感想

「警視庁公安部・片野坂彰シリーズ」の第5弾です。
2023年5月に刊行された作品で、ロシアによるウクライナ侵攻まで言及されています。

今回片野坂はドローンを使った攻撃を考案していますが、実際にロシアとウクライナの紛争でもドローンが使用されていますので、決して小説の中の出来事ではありません。

ロシアによるウクライナ侵攻や、中国による台湾侵攻に対する武力行使に踏み込んだことで、警察小説の域を超えてしまったのかな、という印象を受けました。
トム・クランシーという名前が頭の中に浮かびましたが、終盤はやっぱり濱嘉之さん。
自分の形を持った作家さんだなと、改めて感じました。

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