【読書】島本理生『私たちは銀のフォークと薬を手にして』

島本理生 ├ 島本理生

島本理生さんの『私たちは銀のフォークと薬を手にして』を読みました。

 あらすじ

30歳の千世を時々誘ってくれる椎名さんは、エイズ患者だった。
だから、千世のことを好きだけど、付き合えないと言う。
千世やその周りの女性たちの、様々な恋の形を描いた1冊。

感想

人生にモテ期は3度やってくるなんて言いますが、モテ期の到来に気付かなかったり、モテた相手が、自分の好みと違っていたり…
人生の中心に結婚を置くと、なかなか難しいですよね。

私自身は、モテるタイプじゃないけど、恋愛に苦労したり、悩んだりということはあまりなく(違う意味で苦労しましたが)、あっさりと結婚してしまったのですが、悩み出すとキリがない世界だと思います。

晩婚化が叫ばれている今の時代ですが、やはり女性の30歳というと、結婚への意識が変わってくるのでしょうか?

千世の恋愛が落ち着いてからは、千世の周りの女性たちの恋愛にスポットライトが。
千世と比較しながら、それぞれの恋愛模様を描くことで、幸せとはなんなのかを考えさせられたような気がします。

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