辻村深月さんの『スロウハイツの神様』を読みました。
あらすじ
小説家や脚本家、漫画家や画家のたまごたちが生活を送る現代の〈トキワ荘〉、〈スロウハイツ〉。
売れっ子小説家なのに家賃1万円の風呂、トイレ共同のアパートに住むチヨダ・コーキは、過去に自分の作品をヒントに15人が自殺ゲームを行うという事態に見舞われた。
さらに、今度はコーキそっくりの作品を別媒体に連載する作家が現れる。
感想
私の好みのジャンルとは少し外れているかな?と思いつつ、つい手に取ってしまう辻村深月さんの作品。
今回も、どこから面白くなるのかな?と思いながら読みはじめたのですが、いつの間にか次か気になってしかたなく…
特に何かが変わったわけではないのに、いつの間にか読者を惹きつける中毒性があります。
終盤は、これまで提示されてきた小さな謎(その時には読み過ごしてしまいそうな)に、少しずつ答えが示されていきます。
それが、ポコッポコッと水が湧き出るみたいで心地よかったです。
やっぱり、辻村深月さん好きだわと思わせてくれる1冊でした。
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