8/7、幻冬舎より、一色さゆりさんの『ロゼッタストーンの暗号 コンサバターVI』が発売されました。
ルーブル美術館での任務を終え、大英博物館に戻ったスギモトと晴香は、ロゼッタストーンをはじめとする大英帝国時代の略奪品への対応を求められる。
概要
ルーヴルでの任務を終え、再び大英博物館に呼び戻されたスギモトと晴香。館内ではロゼッタストーンに代表される、大英帝国時代の〝略奪品?を巡り意見が対立、返還部門のチーム長・アンジェラに脅迫メールが届く。そこへ「ある計画」を携えたレジストラー(収蔵品管理者)の陽ヤンが晴香の前に現れ――。世界最大級の博物館にかつてない危機が訪れる。
ひとこと
修復士を描く「コンサバターシリーズ」の第6弾です。
ロゼッタストーンの名前は聞いたことあるけど…と少し調べてみると、紀元前196年にプトレマイオス5世によってメンフィスで出された勅令が刻まれた石碑の一部なんですね。
それが国外に持ち出され、現在は大英博物館に収蔵されているのだとか…
ロゼッタストーンに限らず、もともとあった場所から国外に持ち出された美術品等は数知れず。
それが故に良いコンディションで残っている例もありますが、それらをどう扱うかは大きな問題ですよね。
ミステリでありながら、そういった問題を入れ込んでくるこのシリーズは好きですね。
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