6/13、講談社文庫より、森博嗣さんの『イデアの影 The shadow of Ideas』が、新装版になって発売されました。
この世は、すべて幻なのです。ただ、映っている影だけが見える。
知覚と幻想のあわいに生きるファム・ファタールの物語。
概要
この世は、すべて幻なのです。
現実なんてものはない。ただ、映っている影だけが見える。
そうではありませんか?薔薇のパーゴラのある家で、「彼女」は支配的な夫と家政婦と静かな三人暮らしの日々を送っていた。
夫が紹介する英語の家庭教師として、下宿人として、彼女の庭を、彼女の夢を、訪れては去ってゆく男たち。
彼らの死という現実を手放し、幻想とのあわいに生きるうちに、
彼女の心はゆっくりと静かに、躰から離れていく。比類なき幻想恋愛小説。
ひとこと
『すべてがFになる』から、一連のシリーズを一気に追いかけたことがある森博嗣さんなのですが、たまに、というか、時々、というか、往々にして?難解な作品を書かれる方なんですよね。
読み終わって「うん、よくわからなかった」みたいな…
今回も、「幻想恋愛小説」とのことなのですが、どのような仕上がりなのでしょう?
興味があるのですが、ちょっと怖い気も…
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