「僕の家へ連れて行くよぉ。うちの息子として育てるからねぇえ」
人気バンドのヴォーカル&ギター担当の我南人が、突然赤ん坊・青を連れて来た。
幼稚園児になった青は、古書店の蔵の中にある児童書に夢中。
そんな青が通園する様子を見つめる女性が…
小路幸也さんの『ザ・ネバーエンディング・ストーリー』を読みました。
あらすじ
古書店〈東京バンドワゴン〉の当主の堀田勘一の孫・青は、幼稚園から帰ってくると蔵へ行き、5冊程度しか残っていないと言われている『不一魔女物語』を読むのに夢中。
青の兄・紺は、青が通園する様子を伺っている視線に気づく。
さらに、関東近辺では古書や古美術を専門に狙う窃盗団による犯行が発生していた。
感想
「東京バンドワゴン」の第20巻です。
4で割り切れるということは番外編。今回は堀田家で唯一(?)亡くなっている秋実の視点で語られています。
また、今回の鍵になる人物が、秋実の夫の我南人が外で作ってきた子供・青。
まだ幼稚園児なのに、漢字が混じった本も読んでいるそうです。
うちの長男も文字を覚えるのが早くて、2、3歳上の子向けの本を読んでいました。
小学校中学年で東野圭吾さんの作品を読んでいましたからねー。
ただ、漢字を形で覚えていたので、漢字テストの成績はあまり良くなかったですね。
一方、次男の方は人並みだったので、つい遅れているように感じてしまって。
2月生まれということもあって、同級生と比べても成長が遅いように感じてしまうんですよね。
小路幸也さんの作品全体に言えることかも知れませんが、登場人物は裏表のない人ばかり。
それでいて、エンディングに向けて盛り上げていくところは、さすがだなぁと。
でも、この作品のタイトルは『ネバーエンディング・ストーリー』。
って、その部分にかかっているわけではないんですよね。
本というのは、大切に読み継ぐことで、いつまでもその輝きを失わないものなんですよね♪
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