3/11、徳間文庫より、内田康夫さんの『隅田川殺人事件【決定版】』が発売されました。
浅見光彦の母・雪江は、絵画教室仲間の池沢英二の結婚披露宴に招待されるが、花嫁の津田隆子が会場に姿を見せなかった。
隆子と家族は会場へ向かうのに水上バスを利用したが、一緒に乗船した隆子が水上バスの上で消え失せたという。
概要
水上バスから花嫁が消えた!?
浅見光彦、母と一緒に吾妻橋へ!
白金台の八芳園で行なわれた池沢英二と
津田隆子の結婚式の披露宴に、
池沢と絵画教室の仲間の浅見雪江も招待された。
ところが当日、新婦が現われず新郎だけの
奇妙なパーティーとなってしまった。
帰宅した雪江から、
失踪した花嫁の話を聞いた息子の光彦は
たちまち興味を覚え、真相究明にのりだした。
その日隆子たち一行八名は、
浅草から水上バスを利用したという。
なぜ電車か車でこなかったのか。
光彦は雪江と水上バスに乗り、
浅草の隆子の家を訪ねた。数日後、
TVニュースは築地の堀割で
女性の死体が発見されたと伝えたが……。
ひとこと
どこが決定版なのかを商品紹介から読み取ることはできませんでしたが、同じく徳間文庫から2024年7月に発売された『御堂筋殺人事件【決定版】』では、
2017年8月刊の新装版に、自作解説、『浅見光彦ミステリー紀行』(光文社文庫刊)に収録されたエッセイ「甘くほろ苦い思い出の地」、山前譲氏の解説を収録した決定版。
とされていましたので、今回も同じような編集がされているものと思われます。
東京の方に地の利がないため、まだ隅田川で水上バスが運行されているかはよくわかりません。
また、いろいろとシステムが変わっていそうなので、この作品のトリックが通用するかも…
昔と今と同じようなスタイルで運行されていれば、作品を読んだあとに水上バスに乗ってみると楽しめるんじゃないかと。
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